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感染症の予防の基本は、当たり前過ぎる方法かも

2014-10-21 21:30:34 | アラカルト

西アフリカでの「エボラ出血熱」の感染が、世界へ拡大している。
「パンデミック」と呼ぶ状況の数歩手前、と言う話もある様だ。
その一方で、終息宣言が出された地域もある。
ロイター:WHO、ナイジェリアのエボラ熱終息を宣言

ロイターが掲載していた「学校の入り口で手を消毒する児童」の写真を見て、「手洗い・うがいが、感染症の予防の第一歩であり、基本」ということを改めて知った様な気がした。
感染症すべてが、「手洗い・うがい」で予防できる訳ではない。
しかし、インフルエンザにしても今回のエボラ熱にしても、感染が拡大する前の予防は「手洗い・うがい」だったような気がする。
特に空気感染ではなく、接触感染による感染症には「手洗い」などの衛生習慣が効果的、と言うことを再認識した。

エボラ熱の感染が急速に拡大した地域は、飲料水だけではなく生活水全般の衛生環境が、余りよくない地域だ。
その様な地域で、今すぐ衛生環境を整えると言うことは難しいと思う。
ただ、今後と言うことを考えると、高い日本の衛生技術(と言うべきか?)を本当に必要としている地域は、この様な地域だと思う。

おそらく世界中で一番「除菌アルコール」を(当たり前)に見る国というのは、日本だけのような気がする。
病院だけではなく、公共性の高い施設の出入口、スーパーの出入口などなど、日に何度か「除菌アルコール」が置かれているのを見かける。
実際、使われている・いないは別にしても、当たり前の様に「除菌アルコール」が様々な場所に置いてある、と言うのは上述した通り、日本くらいなのでは?
それだけではなく、ドラッグストアーに行けば、多種多様な「除菌製品」が置かれている。

そう考えると、日本の様々な「除菌グッズ」を、是非とも治験中と言われている富士フイルムの関連会社・冨山化学工業が開発したインフルエンザ薬「アビガン錠」と一緒に提供する、と言うこともできるのでは?と、素人には考えてしまうのだ。
もちろん、治療者向けというのではなく「予防習慣」の目的のためだ。
そんな「貢献」も、日本だからできる貢献策という気がした、ロイターの写真だった。