日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

本気で「ワンセグ機能付きモバイル」から受信料を徴収したい、NHK?

2014-11-15 12:50:44 | アラカルト

 先日の夕方、「NHKの受信調査」(だったと思うのだが)と名乗る男性が、我が家に来た。
 元々テレビそのものが無いので「家にテレビが無いので」と話しをする。
 その男性は「そうですか・・・」と言って帰るのか?と思いきや何と!「携帯電話やパソコンのワンセグ機能で、テレビを視ている、と言うことはありませんか?」と尋ねてきたのだ。
 以下は、私と「NHKの受信調査担当者」とのやりとり。

NHK(以下Nと省略):「最近では、携帯電話やパソコンのワンセグ機能で、テレビをご覧になられる方もいらっしゃるので、携帯電話を確認したい」
私:「ガラケーを使っているので、その様な機能は付いていませんけど」
N:「ガラケーでも、その様なワンセグ機能が付いている携帯電話はあるので、確認をさせて下さい」
私:「元々その様な機能が付いているガラケーを、使っていないんですが(やや怒)」
N:「でも、その様なワンセグ機能が付いているコトを知らなくて、使っていないと言う方もいらっしゃるので」
私:「ですから、ワンセグ機能が付いていない、ガラケーを使っているんです」
N:「そう言われましても・・・確認だけさせて下さい」
私:「(怒)では、持ってきますから。(携帯電話を持ってきて見せる)」
N:「機種を控えさせて下さい」
私:「は?機種など控えなくても良いでしょ?」
N:「実際、ワンセグ機能があるか確認したいので・・・」
私:「では、実際の画面を見せますから確認して下さい」
と言って、メニュー画面→(ワンセグ機能が表示されそうな)エンターテイメントを表示。
当然だが、テレビなどの表示はない。
一応、それらしき表示のありそうなトコロも表示をするが、当然のコトながら「ワンセグ」とかそれに類する文字はない。
N:「本当にないんですね」
といいいながら、8年ほど前の古い携帯電話を珍しそうに見ながら、「古い機種だったのですね」と、住民データが入っていると思われるモバイルPCにデータを入力。
私:「ですから、最初からワンセグ機能は付いていない、と何度も話したでしょ(怒)」

 今年に入ってから、NHKは「インターネットでテレビを視聴している場合も、受信料徴収の対象としたい」という趣旨のコトを発言している。
 その第一弾として、「受信調査」なるものをやっていた、と言うことなのだろうか?
 でも、その様な調査をする前に「受信料徴収」の理由をなっている、古い放送法を見直すべきではないだろうか?
 なにより、「国会で予算が決められる、NHK」なのだから、「受信料」として徴収する整合性はあるのだろうか?
 国会で予算が決められることなく、自主独立的な立場で放送事業を行うと言うのであれば、「受信料徴収」ということも必要だと思う。

 もう一つNHK自身が考えなくてはならないコトは、「生活者のニーズにあった放送が行われているのか?」と言う点だ。
 テレビは視聴しなくても、新聞などに掲載されているテレビ欄を見ると「本当に、生活者ニーズにあった番組?」と思うコトがある。そのように感じる番組ほど、制作費が掛かっていそうな番組であることも多い。尚且つ、NHKエンタープライズやNHK出版から関連書籍やDVDなどを発売し、それなりに儲けている。
 反面、安い制作費で社会が必要としているのでは?と感じる情報を発信していると感じるEテレなどは、番組の充実が図られても良いのでは?と、感じている。

 そして、私が「気持ち悪い」というか「不信」に感じたコトは、この調査をしている男性が、私の住所や名前を知っていたコトだ。
 私は、NHKに届けた様な記憶はない。
 と言うことは、住民票などのデータが勝手に使われている、と言うことだろうか?
 一応この男性は名札を付けておりそこには「NHK」としっかり明記されていたが、
NHKとは関係の無い、新手の何かだったのだろうか?