値上げの秋か・・・

この夏くらいから、じわりじわりと値上げラッシュが始まっている。
余り実感が湧かない(？)のは、目に見えるほどの大きな値上げではないからだろう。
先日の産経新聞には、この「値上げ」についての記事が掲載されている。
ガソリンなどは大幅な値上げとなり、日ごろクルマを運転する人や運送業者にとっては、影響が大きいだろう。

お菓子などは、価格を上げるのではなく「減量」で実質的な値上げをしている。
お弁当作りの強い見方・冷凍食品なども値上げが決まっている。
食品の多くは、パッケージ原料となる原油の値上げによる影響と、バイオエネルギーへの転換などによる穀物類の高騰だ。
一連の値上げの原因をみて感じるのは、日本の自給率の低さだけではなく、加工食品に頼った生活をしていると言う現実だ。
決して、加工食品に頼った生活が悪いわけではない。
冷凍食品などの登場により、旬の食材が季節を問わず、栄養価も損なわれることも無く食べられるようになったり、調理時間を短くすることができるようになった。
レトルト食品などは、災害時にとても役立つ保存食だ。

他にも、電力各社や都市ガス会社など既に値上げが決まっている。
このような値上げは、家計を直撃する。
しかし、便利なモノ・コトから不自由なことへの生活転換は、なかなか難しい。
映画「三丁目の夕日」のような昭和３０年代を懐かしむことはあっても、現実として当時の生活と同じようなコトができるのか？と言われれば、無理なだろう。

とすれば、どうすればよいのか？
「エコロジーのために」過剰パッケージの見直しや、健康維持を兼ねてのウォーキングや自転車ライフへのシフトと言う、「経済的」という目的ではなく「エコロジー」だとか「健康」といった違う目的にしていく発想と想像力が必要なのではないだろうか？

ところで・・・ガソリン税って、見直しは無いのでしょうか？
この見直しだけでも、大分違うと思うのですが・・・。