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ホンダの電動バイク事業の上場検討

2022-09-14 11:11:40 | ビジネス

Yahoo!のトピックスに、ホンダが「電動バイク事業」の上場を検討している、という記事があった。
WallStreetJournalのスクープの様だ。
Yahoo!(WallStreetJournal):ホンダ電動バイク事業の上場検討 

実は、WallStreetJournalのサイトでは、登録会員向けの記事となっているため、全文を読むことができず、Yahoo!のトピックスで全文を読むことができるので、Yahoo!サイトを紹介させていただく(これって、どうなの?と、疑問に感じるのだが…)。

ご存じの通り、自動車に関して「電動自動車」へシフトし始めている。
例えば、日産のEV車「SAKURA」の登場は、日本国内でのEV車市場を加速させる可能性があるのでは?と、感じている。
バイクに関しては、まだまだという気がしているのだが、自動車のEV化が進めば、バイク等の電動化も進むのではと考えている。
EV車の普及のポイントとなるのは「充電ステーション」の充実であり、「充電ステーション」が進めば、電動バイクのにとっても利用しやすい環境になる、ということでもあるからだ。

もちろん、ホンダが上場を考えている「電動バイク」の主流となるのは、街中で走りやすい「スーパーカブ」のようなタイプなのでは?と、想像するのだが、この電動バイクの市場はこれまでと違う市場も含まれるのでは?という、気がしている。
それは「(高齢者向け)パーソナル・モビリティー」という、分野だ。
分かりやすく言うと「シニアカー」と呼ばれる、電動の四輪車のことだ。
ただし「シニアカー」と大きく違うとすれば、高齢者に限定せず、様々な理由で歩行が難しくなった人達にも使いやすい「電動移動車」という点だ。
歩行が困難になった人には、車いすがあるというご指摘はあると思う。
今までの「電動車いす」の多くは、「外を移動する・外出をする」という視点でつくられてきているのか?という疑問を感じていた。
というのは、20年以上前になるのだが、京都御所を見学に行ったとき私の目の前で電動車いすの方が、砂利で車輪がとられ転倒したからだ。
手動の車いすに比べると、電動車いすは重量があるため、転倒をすると一人で起き上がることができないのだ。
元々身体的ハンディがある、ということもあるのだが、付き添いの方だけではなく周囲にいた方々も手伝って、電動車いすを起こした、という場面を見たコトがあったからだ。

それに対して、いわゆるシニアカーと呼ば絵る移動四輪車は、外で使うことを前提としているため、砂利道のような悪路や多少の段差があっても乗り越えられるようになっている。
何より、この「シニアカー」市場へは、既に「セニアカー」という名前で市場の中心となっているスズキの他に、フランスベッドのような寝具メーカーで介護向け製品を作っている企業、電動製品をつくる小さな企業、市販はしていないがコンセプトモデルを発表しているヤマハ発動機等、企業規模の大小を問わずに参入をしている、という状況になっているようだ。
このような市場があるのは、高齢者社会となっている日本が中心であり、海外での市場はまだ無いようだ。
ただし、ヤマハ発動機のコンセプトモデル以外は「高齢者向け」を強く打ち出している。

今回の記事とは、直接的には関係は無いが「電動バイク事業」の上場検討により、ホンダが電動バイクの技術を使って、二輪と四輪の中間的な位置づけとなりそうな「パーソナルモビリティー」を出してくるのだろう?という期待をしている。







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