ネット上でゴディバの新聞広告が、話題になっているらしい。
BUZZ FEED NEWS:「義理チョコをやめよう」ゴディバのバレンタイン広告に賛否の声
この広告を見て、「義理チョコにゴディバを選ぶ女性って、どれだけいるのだろう?」という、疑問のほうが先に立ってしまった。
確かに、ここ数年ゴディバそのものは、コンビニでも買えるチョコになりつつある。
かつてのような「百貨店でしか購入できない高級チョコ」というイメージから、「随分庶民的になったものだな~」というのが、ここ数年のゴディバに対する印象だ。
「コンビニでも買うことができる」と言っても、そこはゴディバ。
日本の製菓メーカーさんの価格よりも、高い価格だ。
しかし上述した通り、「コンビニでも買える」というのは、それまでのゴディバのイメージを大きく変える出来事だったように思う。
「どこでも買える、ちょっぴりお高めチョコレート」という、印象に変わったからだ。
そして今年に入ってから、気になっていたことがある。
それはYahoo!のバナー広告に、ゴディバが表示される回数が目立って多いことだ。
なんとなくだが、昨年までゴディバのバナー広告を見なかったような気がする。
それが今年に入ってから、相当な頻度で表示されるのだ。
余りの回数の多さやその内容に「ゴディバは、高級路線から変わったのか?」と思ったほどだ。
youtube:ゴディバ バレンタイン あげるって、たのしい。篇
youtubeに公開されている動画を見ると、パジャマパーティーをしている若い女性たちが楽しく、ゴディバのチョコを食べている。
そして街へ出かけ、道行く人にチョコレートをあげる・・・という内容だ。
この動画についているコピーは、タイトル通りの「あげるって、たのしい」だ。
ここで気づかれると思うのだが、「義理チョコはやめよう」と言いながら「通りすがりの人にチョコをあげる」って、どこか変な気がするのは私だけだろうか?
通りすがりの人は、義理も何も関係が無い人達だ。
確かにゴディバのチョコをもらえば、嬉しいかもしれないが、唐突過ぎて何だかな~と思ってしまうのだ。
おそらくこの動画を見る限り、「(人に)あげるチョコを買うのって、たのしいことですよ」ということだと思う。
そう思うのだが、ここまで強く打ち出さなくてはならないのだろうか?
もう一つ感じたことは、ゴディバを購入する層の年齢が上がってきているのでは?ということだ。
コンビニで買えるようになったとは言え、ゴディバはお値段高めのチョコだ。
若い人たちにとっては、なかなか手が出しにくいのかもしれない。
だからこそ、パジャマパーティーのような設定をし、ワイワイ・ガヤガヤ女子会風の演出をしているのかもしれない。
とすれば、今回のゴディバの狙いは「若い女性たちに、義理チョコ予算をゴディバに回してください」ということなのかもしれない。
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