一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

まさかのサイン

2009-11-03 00:13:09 | LPSA金曜サロン
LPSA金曜サロンの扇子サイン勝負、10月9日の対渡部愛ツアー女子プロ戦の前まで、3本目に入った白扇子には、7名の女流棋士のサインが揮毫されていた。すなわち扇子の左から、大庭美樹女流初段、船戸陽子女流二段、藤田麻衣子女流1級、中井広恵天河、石橋幸緒女流王位。3名分の空白を置いて、神田真由美女流二段、中倉彰子女流初段、の7名である。
サインをどこに書いてもらうかは、所有者の自由である。扇子の右から順番に書いてもらう人もいれば、表と裏関係なく無頓着に書いてもらう人、日付を入れてもらう人、さまざまだ。私はというと、扇子の表なら、どこでも好きな場所に書いてもらうことにしている。
9日は渡部ツアー女子プロに幸いしたあと、まだ指導対局が延びていたので、私は扇子をサロンに預けて、その場をあとにした。渡部ツアー女子プロが、空白の3名分のどこに揮毫したかは、翌週のお楽しみとなったわけだ。ところが――。
翌週の16日、金曜サロンに訪れ、受付に置かれていた私の扇子をもどかしく拡げると、予想もしないところに渡部ツアー女子プロのサインがしたためてあったので、あんぐりした。
なんと、扇子の右端、中倉女流初段の右隣りに「渡部 愛」と、こじんまりと揮毫されていたのだ! こ、こ、ここに書いたの?? こ、こんな隙間に!?
扇子サインラリーは、9名以上のサインを集めると、LPSAの落款がいただける。私は10名と決めているので、前述した3名分の空白にサインをいただければ、それでコンプリートとなる。
しかしこんな隅っこにサインをされては、残り2名のサインを扇子中央にいただいても、もうひとり分がポッカリと空いてしまい、まことに味がわるい。だからこの空欄を埋めるにはやっぱり3名分のサインが必要で、せっかく渡部ツアー女子プロに勝利したのに、サインラリーとしては、ほとんど無意味なものになってしまったのだ。
「私のサインなんか、真ン中に書けません」
という奥ゆかしさがあったのだろうが、今回は指導対局が延び、渡部ツアー女子プロに直接サインをもらえる時間がなかったこと、同プロが私の扇子に初揮毫だったこと、右端にひとり分の揮毫スペースが空いていたことなども、不運の一因だった。
しかし、ものは考えようである。3本目の扇子である今回はすでに、中井天河と石橋女流王位のサインが入った豪華版になっている。さらに「犠牲者」がひとり増えると思えば、腹も立つまい。それに、あまり勝ちまくって4本目の扇子サインラリーに突入しても、扇子代だってかかるのだ。だからむしろ、渡部ツアー女子プロの配慮?に感謝するように努めたのだが、やはり精神的に、割りきれなかった。そして今回の揮毫が、その後の私のサイン勝負に、微妙な影響をおよぼすことになったのである。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする