一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

「子」のつく名前

2010-04-13 00:33:39 | 将棋雑考
ウチのオフクロは数年前から民生委員に着任している。その関係で小学校の行事にも招かれることがあり、自宅近くにある小学校の入学式に、今年も参列した。男子児童27人、女子児童43人の計60人が入学。そこでオフクロが驚いたのは児童の名前で、「子」のつく女子が皆無だったらしい。それを聞いて、もちろん私も驚いた。私も新入生の一覧を見せてもらったが、「男」「郎」のつく男子も、ひとりもいなかった。
なんだかヒーロー物のテレビに出てくる役名や芸名ばかりで、強烈な違和感があった。少子化の折、両親が気合を入れて命名しているのであろう。
ただし。私には子供はいないが、もしいても、平凡な名前を付けた気がする。「~子」。大いに結構だと思う。
そこで女流棋士界には「子」のつく女流棋士は何人いるのか、調べてみた。申し訳ないが、掲載は年齢順である(敬称略)。

<女流棋士会所属>
関根紀代子、宇治正子、森安多恵子、長沢千和子、斎田晴子、高群佐知子、古河彩子、久津知子、安食総子、矢内理絵子、千葉涼子、坂東香菜子、中村桃子、山口恵梨子(43名中、14名)

<LPSA所属(ツアー女子プロを含む)>
多田佳子、蛸島彰子、山下カズ子、寺下紀子、藤森奈津子、船戸陽子、中倉彰子(17名中、7名)

<フリー棋士、著名な退会女流棋士>
林葉直子、藤田麻衣子

「あるなしクイズ」に使えそうである。あえて計算はしなかったが、平均年齢の高いLPSAのほうが、「子」のつく割合が高かった。これは予想されたことだ。
特筆すべきは、上記23名の中に、唯一の平成生まれである、山口女流初段が入っていたこと。さすがである。
「子」は一見平凡な感じに思えるが、以前日本テレビ系「1分間の深イイ話」で、「子」のつく名前について、興味深い話をやっていた。
「子」は「一(はじめ)」と「了(おわり)」に分けられる。そこで「子」の前にある字(山口女流初段なら「恵梨」)が重要で、その子の一生がそうありますように、という願いがこめられているのだという。
いまはピンとこないが、テレビを観ていたときは、なるほどと思ったものだった。
「恵梨子」にはどういう願いがこめられているのだろう。よく分からぬが、日本女性らしい、いい名前だと思う。
コメント (6)
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