一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2009年度・コメント大賞

2010-04-09 00:59:07 | ランキング
昨年度にこのブログへいただいたコメントは約1,050だったが、それは「1エントリに同一人物から複数のコメントがきても1つとする」という条件を付加したためで、延べ数でいうと1,500は軽く超えていると思う。
ありがたいコメント、嬉しいコメント、楽しいコメント、誤字指摘のコメント、いろいろあったが、幸いにも不快なコメントはほとんどなかった。とくにLPSAの女流棋士には、これだけ言いたいことを言っておきながら、該当者はもとより、LPSAファンの読者からの苦言がほとんどなかったのも、奇跡的といえる。
これだけコメントをいただけば、印象に残るコメントはいくつかある。
洋志さん、さわやか風太郎さん、瀬戸のひしお。さん、佐々さんらは、数多くのコメントをくださった。何回も書いているが、コメント欄に文章を書く作業は、面倒なものである。皆さまはパソコン操作に長けているのだろうが、とにかく私がブログを書く原動力のひとつになったことは確かである。あらためて御礼を申し上げたい。
KK氏、よっしー氏は、LPSA金曜サロンでもよくお会いしていることもあるが、短文ながら切れ味鋭く、笑えるコメントが多かった。詰将棋のピリッとした3手詰、というところか。
半年前も書いたが、旅先やイベント等でブログネタにさせていただいた当人からコメントが入ったときも嬉しかった。6月28日・ほかの対局者のひとりさん、8月29日・江戸川さん、9月17日・Unknown(8九桂)さん、9月27日・hanaさんらがそうである。さまざまな方に読まれていたんだな、と思う。
…と、個別に感傷に浸っていると長くなるので、今日は2009年4月1日から本年の3月31日までで、私の心に残ったコメントを以下に掲げる。
本来コメントはブログとは無関係で、選ばれた方の中には、再読されるのを拒絶する方もおられると思うが、ご容赦ください。

<いちばん恐ろしかったコメント>
・3月13日エントリ「『LPSA・Minervaバレンタインイベント』に行った(後編)・別れ」
・同日コメント「納得がいかない理由」(代表)
「最新コメント」を見たら「代表」とあるから、ずいぶんエラソーなハンドルネームを付けやがって、と思いつつコメントを読んだら、ご本人からだったのでアオくなった。ご本人は曲がったことが大嫌いな人で、周りに誤解を与える書き込みを許さない。私とは知己でもあるので、遠慮なく書かせてもらいました、ということだったのだろう。このような代表を持つ部下は幸せである。皮肉でもなんでもなく、心からそう思う。

<いちばん嬉しかったコメント>
・9月22日エントリ「釜めしをよそってもらう女流棋士は誰がいいか」
・24日コメント「大沢一公文体論」「補足」(福田靖)
福田靖という脚本家がいるが、もちろん別人である。福田氏とは私も面識があり、氏は文章関係の仕事を生業にしている。このコメントはタイトルとは関係ないが、ずいぶん私を褒めてくださったので、旅の空(北海道旅行中だった)でニヤケた覚えがある。コメントには「私などは氏の才能に嫉妬さえ覚える」という一節があるがとんでもない話で、当然ながら、福田氏のほうがはるかに文才がある。私こそ、氏の才能に嫉妬を覚えているのだ。
しかしお世辞とはいえ、褒められるとやはり嬉しい。猿もおだてりゃ木に登るではないが、このコメント(と、ある人から戴いたメッセージ)があるからここまでやってこられたと言っても、過言ではない。

<いちばん感動したコメント(2009年度・コメント大賞)>
・9月22日エントリ「釜めしをよそってもらう女流棋士は誰がいいか」
・23日コメント「いわゆる、ひとつのイッコウ節」「いやいや」(宮田門下)
上と同じ日にちのエントリ、つまり私が北海道旅行中の書き込みである。このエントリでは、その内容から読者間で物議を醸していて、私を弁護する形で矢面に立ってくれたのが宮田門下氏だった。宮田門下氏は、私のブログの本質を独特の視点から解釈し、論調を展開した。
私の文章なんて大したことはないのだが、氏のコメントは有能な弁護士のようで、氏の手にかかれば、有罪でも無罪にしてくれるんじゃないか、という頼もしさが感じられた(断っておくが、このエントリでコメントをくださった方々とは、すべて仲良くさせてもらっている。親しいからこそのコメントだったと解釈していただきたい)。
とくに最後の1行には感動し、私は深夜のネットカフェでこのコメントを読みながら、ありがたいなあ…友人ってありがたいなあ、と、涙を流したものだった。
では昨年度で私が最も感動したコメント、いや「1行」を転載する。


「どなたからでもご意見、ご反論、歓迎いたします。m(_ _)m」


これは氏のコメントを最初から読まないと意味が分からないと思うが、赤の他人のために、体を張って言いきってくれたのが、嬉しかった。私も福田氏のような、まっすぐな心を持ちたいと思う。
コメント (5)
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