16日（金）にテレビ朝日系で放映された「警視庁失踪人捜査課」をビデオに録っていたので、きのう観た。子役の少女（佐々木りお）が山口恵梨子女流初段にちょっと似ていて、ドキッとした。
18日は「将棋ランド」主催の将棋大会に、山口女流初段がゲストで登場する。さて。
16日のLPSA金曜サロン、昼は山下カズ子女流五段、夕方は島井咲緒里女流初段の担当だった。
この日はLPSA金曜サロン・会員番号１番のHi氏が約半年ぶりに来席し、私の１局目はHi氏とのリーグ戦だった。Hi氏の得意戦法はゴキゲン中飛車。それが分かっているからこちらも☗２五歩を早めに決めたら、向かい飛車に振ってきた。
それでアテが外れた私は対策を誤り、途中は飛車損の敗勢。しかしそこでHi氏に受けすぎの緩手が出て、形勢が一気に縮まった。最後はHi氏の時間切迫にも助けられ、僥倖の逆転勝ち。将棋は逆転のゲームだとつくづく感じた１局だった。
山下女流五段との指導対局を終えると、最近金曜サロンにちょくちょく顔を見せるようになったＷ氏（以前登場したＷ氏とは別人）とのリーグ戦。
Ｗ氏は金曜サロンセミレギュラーのＯ氏に次いでの実力者。小学生の娘さんがおり、このブログを読んでくださっている。このブログは一部成人指定なので私もバツが悪いが、防護フィルターもかけられないので、ひたすら恐縮するしかない。
Ｗ氏…Ｗパパ氏との手合いは平手。先月のマンデー・レッスン、藤田麻衣子女流１級戦のときのように、鼻血が出そうなくらい対局に集中して、ボロ負けしないことだけを心掛けた。
将棋はＷパパ氏のゴキゲン中飛車。私は☗２三角から３四に馬を作る定跡手順を選ぶ。以下☖２五桂を挟んでお互いの飛車が向かいあったので、この桂を何とか取り切れればと策を練ったが、桂得の代償に馬を作られてしまった。このあたりでもう少しうまい指し方があったと思う。
ここで中盤の局面を記す。
先手・一公：１五歩、１九香、２四歩、２八飛、２九桂、３七歩、５五歩、５六金、５九香、６七歩、６八角、７六歩、７七銀、７八金、８七歩、８八玉、８九桂、９七歩、９九香 持駒：桂、歩２
後手・Ｗパパ氏：１二馬、１三歩、２二歩、３三金、４三歩、５一飛、５三銀、５八歩、６一金、６三歩、７二銀、７三歩、８一桂、８二王、８三歩、９一香、９三歩 持駒：銀
☖５六歩☗同金☖５八歩まで。局面が正しいか自信がないのだが（☖５三銀は☖６四銀だったかもしれない）、まあこんな感じだった。
このときＷパパ氏は秒読みで、秒に追われて指していた。☖５六歩～☖５八歩は、歩得ができるのでありがたかった。ところがここで、手拍子で☗５八同飛と取ったのが敗着。指した瞬間☖４七銀に気づき、愕然とした。ここは☗５八同香でなんでもなかった。
本譜も当然☖４七銀。女流棋士との指導対局ならバカバカしくなって投了、というところだが、リーグ戦ではそうもいかない。☗５七飛を考えたが、☖５六銀成以下飛車を取られてはダメ。だから☗２八飛と逃げたが、やはり☖５六銀成☗同香☖同馬とされ、香得が消えたうえ、それが相手の駒台に乗ってはイヤになった。なにより凝り形だった☖１一飛、☖２一馬を働かせたのがひどい。こちらもどこかで☗２三歩成を利かし、飛車先を軽くしておくのだった。
あとは取り戻された香を６四に据えられ、これが☗７八金と交換になっては、大勢決した。以下物量攻めに遭い、無念の投了。
局後の検討では、例によって私がボヤキまくる。実力は別にして、私の感想戦スタイルは、阿部隆八段に似ている。勝てばニコニコ、こちらが悪かったでしょう、と穏やかだが、負けると頭から湯気が立ち上る。これは体にわるい。
Ｗパパ氏も、
「どうも、どの変化もこちらの負けにしかなりませんね」
と同意してくれる。しかしいま冷静に見ると、それほど形勢は離れていなかった。将棋を楽観的に観るのはわるいことではないと思うが、それは劣勢のときに限るようである。模様がいいと思ったときほど、慎重な形勢判断が求められる。
島井女流初段との指導対局は、時間の関係で見送り。早指しの島井女流初段にしては、珍しい。
そこで私は、Ｙ氏とのリーグ戦に入る。Ｙ氏とは私が香を落とす手合いだが、Ｙ氏もメキメキと実力をつけており、容易ならざる相手である。もし可能なら、今度金曜サロン会員の棋風や性格を分析でもしてやろうかと思うのだが、まあ、それはムリであろう。
Ｙ氏との将棋はいつも熱戦になり、どちらが勝っても一手違いということがほとんどだ。本局ももちろんそうで、最終盤までむずかしい将棋であった。
感想戦も熱が入り、また退席時間をオーバーしてしまった。
外は雨。ここで業務連絡。私はこの日、折りたたみカサで来たのだが、誰かが私のカサを間違えて持って帰った気がする。私のカサの柄は銀色ではなく、黒だった気がする。それとも単に私の記憶違いだろうか。
18日は「将棋ランド」主催の将棋大会に、山口女流初段がゲストで登場する。さて。
16日のLPSA金曜サロン、昼は山下カズ子女流五段、夕方は島井咲緒里女流初段の担当だった。
この日はLPSA金曜サロン・会員番号１番のHi氏が約半年ぶりに来席し、私の１局目はHi氏とのリーグ戦だった。Hi氏の得意戦法はゴキゲン中飛車。それが分かっているからこちらも☗２五歩を早めに決めたら、向かい飛車に振ってきた。
それでアテが外れた私は対策を誤り、途中は飛車損の敗勢。しかしそこでHi氏に受けすぎの緩手が出て、形勢が一気に縮まった。最後はHi氏の時間切迫にも助けられ、僥倖の逆転勝ち。将棋は逆転のゲームだとつくづく感じた１局だった。
山下女流五段との指導対局を終えると、最近金曜サロンにちょくちょく顔を見せるようになったＷ氏（以前登場したＷ氏とは別人）とのリーグ戦。
Ｗ氏は金曜サロンセミレギュラーのＯ氏に次いでの実力者。小学生の娘さんがおり、このブログを読んでくださっている。このブログは一部成人指定なので私もバツが悪いが、防護フィルターもかけられないので、ひたすら恐縮するしかない。
Ｗ氏…Ｗパパ氏との手合いは平手。先月のマンデー・レッスン、藤田麻衣子女流１級戦のときのように、鼻血が出そうなくらい対局に集中して、ボロ負けしないことだけを心掛けた。
将棋はＷパパ氏のゴキゲン中飛車。私は☗２三角から３四に馬を作る定跡手順を選ぶ。以下☖２五桂を挟んでお互いの飛車が向かいあったので、この桂を何とか取り切れればと策を練ったが、桂得の代償に馬を作られてしまった。このあたりでもう少しうまい指し方があったと思う。
ここで中盤の局面を記す。
先手・一公：１五歩、１九香、２四歩、２八飛、２九桂、３七歩、５五歩、５六金、５九香、６七歩、６八角、７六歩、７七銀、７八金、８七歩、８八玉、８九桂、９七歩、９九香 持駒：桂、歩２
後手・Ｗパパ氏：１二馬、１三歩、２二歩、３三金、４三歩、５一飛、５三銀、５八歩、６一金、６三歩、７二銀、７三歩、８一桂、８二王、８三歩、９一香、９三歩 持駒：銀
☖５六歩☗同金☖５八歩まで。局面が正しいか自信がないのだが（☖５三銀は☖６四銀だったかもしれない）、まあこんな感じだった。
このときＷパパ氏は秒読みで、秒に追われて指していた。☖５六歩～☖５八歩は、歩得ができるのでありがたかった。ところがここで、手拍子で☗５八同飛と取ったのが敗着。指した瞬間☖４七銀に気づき、愕然とした。ここは☗５八同香でなんでもなかった。
本譜も当然☖４七銀。女流棋士との指導対局ならバカバカしくなって投了、というところだが、リーグ戦ではそうもいかない。☗５七飛を考えたが、☖５六銀成以下飛車を取られてはダメ。だから☗２八飛と逃げたが、やはり☖５六銀成☗同香☖同馬とされ、香得が消えたうえ、それが相手の駒台に乗ってはイヤになった。なにより凝り形だった☖１一飛、☖２一馬を働かせたのがひどい。こちらもどこかで☗２三歩成を利かし、飛車先を軽くしておくのだった。
あとは取り戻された香を６四に据えられ、これが☗７八金と交換になっては、大勢決した。以下物量攻めに遭い、無念の投了。
局後の検討では、例によって私がボヤキまくる。実力は別にして、私の感想戦スタイルは、阿部隆八段に似ている。勝てばニコニコ、こちらが悪かったでしょう、と穏やかだが、負けると頭から湯気が立ち上る。これは体にわるい。
Ｗパパ氏も、
「どうも、どの変化もこちらの負けにしかなりませんね」
と同意してくれる。しかしいま冷静に見ると、それほど形勢は離れていなかった。将棋を楽観的に観るのはわるいことではないと思うが、それは劣勢のときに限るようである。模様がいいと思ったときほど、慎重な形勢判断が求められる。
島井女流初段との指導対局は、時間の関係で見送り。早指しの島井女流初段にしては、珍しい。
そこで私は、Ｙ氏とのリーグ戦に入る。Ｙ氏とは私が香を落とす手合いだが、Ｙ氏もメキメキと実力をつけており、容易ならざる相手である。もし可能なら、今度金曜サロン会員の棋風や性格を分析でもしてやろうかと思うのだが、まあ、それはムリであろう。
Ｙ氏との将棋はいつも熱戦になり、どちらが勝っても一手違いということがほとんどだ。本局ももちろんそうで、最終盤までむずかしい将棋であった。
感想戦も熱が入り、また退席時間をオーバーしてしまった。
外は雨。ここで業務連絡。私はこの日、折りたたみカサで来たのだが、誰かが私のカサを間違えて持って帰った気がする。私のカサの柄は銀色ではなく、黒だった気がする。それとも単に私の記憶違いだろうか。
