一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

毎日新聞の、中井広恵女流六段の記事

2010-09-02 20:41:24 | 女流棋士
きょう9月2日の毎日新聞朝刊に、中井広恵女流六段の記事が出ていた。「くらしナビ」の頁にある、「ワードローブ」という連載のひとつだ。きょうは「ファッション」がテーマらしい。
いきなり目に飛び込んだのが、中井女流六段の全身写真(カラー)だ。地元の並木道を颯爽と歩く絵で、実にさわやかである。服装は「黒と白の幾何学的な縞柄」のカーディガンとカットソーと、「2段のフリルの上にシャーリングがあしらわれた」黒のスカートで、その着こなしが見事だ。
なんて美しいんだ!! と思う。山口恵梨子女流初段や室谷由紀女流1級など、外見の美しさもいいが、中井女流六段のように内面からにじみ出る美しさは、それを凌駕する。津村豊和記者による写真は、そんな中井女流六段の魅力を十分に引き出している。
ああそれなのに私は、先日の「女流棋士ファンランキング」で、中井女流六段を6位に落としてしまった。いくら室谷女流1級と島井咲緒里女流初段が輝いていたとはいえ、これは早まったと言うしかない。
「すべての服は自前なので、あまり派手なものだと、自ら『あ、また着てる』という感じがしちゃう。少し地味めの方が飽きがこなくて長く着られます」
と中井女流六段。下桐実雅子記者による文章は13文字×90行に上り、写真も3点使われ、けっこうなスペースである。女性だけあって、ファッション関連の描写はキメ細かい。それでいて「勝負服」や「座右の銘」など将棋の話題も盛り込まれ、ひじょうに読み応えのある記事に仕上がっている。
私は中井女流六段に何度かお目にかかっているが、こんな魅力的な女性と知己であることに、あらてめて大きな誇りを持ったのだった。
雑誌への記事掲載はLPSAのホームページなどで告知されるが、新聞記事のそれはあまりない。百聞は一見に如かず。美しい中井女流六段の写真が載った記事を、図書館などでぜひ一読ください。
コメント (2)
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社団戦第3日目の結果を見て

2010-09-02 00:40:02 | 社団戦
いまから22年前のきょう9月2日は、旅先の秋田県角館で衝撃的な出会いがあった日だ。私はいま44歳だから、あの日からほぼ同じ歳月が経ったわけだが、私はあれから人間的に少しも進歩していない。それどころか、こんな堕落した人生を送っている。どうしようもない。

東京アマチュア将棋連盟のホームページが8月31日に更新された。8月29日に東京・浜松町で行われた社団戦第3日の結果が反映されているので、早速確認する。
私が所属している5組「LPSA星組」は、Y監督のコメントにもあったとおり3勝1敗。通算10勝2敗で2位をキープし、自力昇級の可能性を残した。
1位は同じ10勝2敗ながら、2位より勝ち星がひとつ多い富士通SSL。3位は9勝3敗で日建設計。4位と5位は8勝4敗で専大グリーンと富士ゼロックスがつけている。昇級の望みを強く持っているのはここまでだろう。
この星取表を見るとなかなかおもしろく、ウチは上記5チームの中で最少勝利数(51勝)である。それでいて順位は2位なのだ。ちなみに最多は専大グリーンの53勝。それなのにチーム成績は8勝4敗である。
なぜこんな差が出るのかと個別の勝利を詳細に見てみると、わがLPSA星組は、4勝3敗での勝利が圧倒的に多い。チーム10勝中、6つもある。これは5チーム中、最多だ。また7勝0敗は1度もないが、2勝以下での敗戦もない。負けた2敗はいずれも3勝4敗なのだ。
この星から考えるに、LPSA星組に爆発的な強さはないが、各選手のバイオリズムがうまく絡み合い、結果的に際どい勝利につながっている、といえる。
ほかの4チームは、7勝0敗の勝利も、2勝5敗での敗退もある。2回戦合わせての9勝5敗を、4勝3敗と5勝2敗に分散したのが、LPSA星組の「勝利の方程式」といえようか。
10月24日の最終日は、13回戦(当日の1回戦)で富士通SSL対専大グリーン、15回戦(同3回戦)でLPSA星組対日建設計が組まれている。日建設計は4敗だから、目の色を変えてやってくる。もちろんLPSA星組も強く迎え撃つが、ウチは「マジック2」だから、その前に昇級を決めていたい。
もしチームが1勝2敗で総合勝利数の勝負になると、前述のとおり、ウチは不利だ。2位だからとて余裕はない。勝つしかないのだ。
とにかく最終決戦まで2ヶ月を切った。当日まで、LPSA星組選手諸兄のやることは決まっている。毎日の仕事は簡潔に済ませ、とにかく将棋づけの日々を送るのだ。
朝刊の将棋欄には必ず目を通す。LPSAマンデーレッスンや金曜サロンにはなるべく顔を出し、実戦を積む。NHK杯将棋トーナメントなどのテレビ棋戦は必ず観る。そのとき、自分も対局者になったつもりで考える。便所でBigをするときには、将棋の本を携行する。将棋の本はつねに身の周りに置き、ヒマがあれば目を通すようにする。寝る前には、詰将棋を睡眠薬がわりにする。
その気になれば、将棋を勉強する時間はいくらでも捻出できる。「忙しいから」は禁句である。「忙しい」は「心を亡くす」と書く。「忙しい」などという言葉は、自分への言い訳と考えよ。最終戦が終わって、「もっと勉強しておけばよかった…」と後悔するのがいちばん辛い。そんな悔し涙を流さないよう、自分ができる最大限の努力をしてもらいたい。
コメント (3)
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