「スクワール麹町」近くの、ビル地下1階にある居酒屋が、二次会会場である。そこへ足を運ぶと、もう席がないとのこと。事前に予約はしていたらしいが、満席になったという。会員の参加が思ったより多かったのだろうか。
あぶれた私たち数人は、隣の居酒屋へ入った。メンバーは、湯川恵子さん、そのお友達である「女子将棋音楽隊」のおふたり、ペンクラブ幹事のA氏、H氏、一般将棋ファン氏、それに私。
一応4人掛けのテーブルを3つ抑えたが、ひとつは離れている。その後H幹事、W幹事らが加わり、9人になった。まだふたつのテーブルで大丈夫だ。しかし隣の居酒屋で飲んでいた湯川博士統括幹事も来て、腰を落ち着けてしまった。
これで2テーブルの使用ではキツイので、私は離れたところのテーブルへ移動した。A氏、H氏も一緒である。酒は気の置けない連中と飲むのがいい。この3人で分かれたのは正着だったろう。
私たち3人は、5月に行われたペンクラブ大賞の一次選考会で、新聞観戦記の推薦を担当した。それぞれが任意の棋戦を担当し、数時間かけて1年分の観戦記を読みこみ、1~2本を推すのだ。結果、私たちの推した作品は、最終選考まで残った。
H氏が、
「私の眼は確かだったようで、安心しました」
というようなことを言った。その気持ちは私もよく分かる。そんなH氏は贈呈式の準備などで力を使い果たしたのか、疲労困憊であった。
H氏は幹事の中では若手だが、LPSA金曜サロンでの会員の勧誘や、贈呈式での写真係など、実によく働いている。いまや将棋ペンクラブに欠かせない存在といえる。
しかし将棋ペンクラブは、言葉はわるいが将棋好きの同好会のようなものだから、その活動に一切ギャラは出ない。それでもみんな嬉々として、活動に励んでいる。いつも傍観している私は、頭が下がる思いである。
A氏が私に
「『文才』って、なんですかね」
と言う。金曜の夜にそんな哲学的なことを訊かれても困る。
「多くの人に読んでもらえる文章力、でしょうか…」
と、私はテキトーに答える。
「なるほどねぇ…」
と感心したように頷くA氏。ここは居酒屋だが、この空間だけが、シャレたバーのようだった。奥のテーブルでは、先ほどまで怪気炎をあげていた湯川統括幹事が、深い眠りについている。
隣の居酒屋からM氏が加わる。このテーブルが、ますます文学色が濃くなった。4人でしみじみ語りあい、ゆっくりと時間は過ぎていった。
11時すぎに散会。中倉宏美女流二段、大庭美樹女流初段はやはり二次会に参加したようだ。しかし店が違うので、中倉女流二段の変貌を確認することはできなかった。
帰宅は11時25分。11時30分から放送の、「恋のから騒ぎ」が観られる時間である。同番組は土曜日11時からの放送だったが、今年の4月から金曜の11時30分に引っ越してしまった。いつも私はその時間、ジョナサンでバカ話をしているので、ビデオ録画したものを観ていた。それゆえ、リアルタイムで観るのは半年ぶりになる。
今回のテーマは「男と女 お互いに理解できないお金の使い方」。
私がマイナビ女子オープンへの懸賞金に大枚をはたいたことを一般女性が聞いたら、せせら笑うだろうか。今回8,000円を払ってペンクラブ贈呈式に参加したことは、どう思うだろうか。男と女のお金の使い方は、たしかに違う。
ゲストは竹中直人。奥さんは元歌手・女優の木之内みどりである(「木内みどり」ではない)。ドラマや映画では「刑事犬カール」「野球狂の詩」、歌では「横浜いれぶん」「無鉄砲」が印象に残っている。ただ誕生日が6月10日というのがちょっと引っかかる。私も軽くファンだったが、そんな木之内みどりが竹中直人と再婚したという報を聞いたときは、あまりのミスマッチに頭が混乱した。
男と女の間は、本当に分からない。
きょうの説教部屋は、星真里奈。男友達がキャバクラに金を落とすのを否定したから、が説教部屋行きの理由だったが、意外な人選に思った。
番組を観終わって、日付は18日に変わった。実に長い1日が終わった。
あぶれた私たち数人は、隣の居酒屋へ入った。メンバーは、湯川恵子さん、そのお友達である「女子将棋音楽隊」のおふたり、ペンクラブ幹事のA氏、H氏、一般将棋ファン氏、それに私。
一応4人掛けのテーブルを3つ抑えたが、ひとつは離れている。その後H幹事、W幹事らが加わり、9人になった。まだふたつのテーブルで大丈夫だ。しかし隣の居酒屋で飲んでいた湯川博士統括幹事も来て、腰を落ち着けてしまった。
これで2テーブルの使用ではキツイので、私は離れたところのテーブルへ移動した。A氏、H氏も一緒である。酒は気の置けない連中と飲むのがいい。この3人で分かれたのは正着だったろう。
私たち3人は、5月に行われたペンクラブ大賞の一次選考会で、新聞観戦記の推薦を担当した。それぞれが任意の棋戦を担当し、数時間かけて1年分の観戦記を読みこみ、1~2本を推すのだ。結果、私たちの推した作品は、最終選考まで残った。
H氏が、
「私の眼は確かだったようで、安心しました」
というようなことを言った。その気持ちは私もよく分かる。そんなH氏は贈呈式の準備などで力を使い果たしたのか、疲労困憊であった。
H氏は幹事の中では若手だが、LPSA金曜サロンでの会員の勧誘や、贈呈式での写真係など、実によく働いている。いまや将棋ペンクラブに欠かせない存在といえる。
しかし将棋ペンクラブは、言葉はわるいが将棋好きの同好会のようなものだから、その活動に一切ギャラは出ない。それでもみんな嬉々として、活動に励んでいる。いつも傍観している私は、頭が下がる思いである。
A氏が私に
「『文才』って、なんですかね」
と言う。金曜の夜にそんな哲学的なことを訊かれても困る。
「多くの人に読んでもらえる文章力、でしょうか…」
と、私はテキトーに答える。
「なるほどねぇ…」
と感心したように頷くA氏。ここは居酒屋だが、この空間だけが、シャレたバーのようだった。奥のテーブルでは、先ほどまで怪気炎をあげていた湯川統括幹事が、深い眠りについている。
隣の居酒屋からM氏が加わる。このテーブルが、ますます文学色が濃くなった。4人でしみじみ語りあい、ゆっくりと時間は過ぎていった。
11時すぎに散会。中倉宏美女流二段、大庭美樹女流初段はやはり二次会に参加したようだ。しかし店が違うので、中倉女流二段の変貌を確認することはできなかった。
帰宅は11時25分。11時30分から放送の、「恋のから騒ぎ」が観られる時間である。同番組は土曜日11時からの放送だったが、今年の4月から金曜の11時30分に引っ越してしまった。いつも私はその時間、ジョナサンでバカ話をしているので、ビデオ録画したものを観ていた。それゆえ、リアルタイムで観るのは半年ぶりになる。
今回のテーマは「男と女 お互いに理解できないお金の使い方」。
私がマイナビ女子オープンへの懸賞金に大枚をはたいたことを一般女性が聞いたら、せせら笑うだろうか。今回8,000円を払ってペンクラブ贈呈式に参加したことは、どう思うだろうか。男と女のお金の使い方は、たしかに違う。
ゲストは竹中直人。奥さんは元歌手・女優の木之内みどりである(「木内みどり」ではない)。ドラマや映画では「刑事犬カール」「野球狂の詩」、歌では「横浜いれぶん」「無鉄砲」が印象に残っている。ただ誕生日が6月10日というのがちょっと引っかかる。私も軽くファンだったが、そんな木之内みどりが竹中直人と再婚したという報を聞いたときは、あまりのミスマッチに頭が混乱した。
男と女の間は、本当に分からない。
きょうの説教部屋は、星真里奈。男友達がキャバクラに金を落とすのを否定したから、が説教部屋行きの理由だったが、意外な人選に思った。
番組を観終わって、日付は18日に変わった。実に長い1日が終わった。