９月から金曜日が休みになる

情けないことになった。最近仕事が少なくなり、今月からまた「ワークシェアリング」が発動、私は金曜日が休みとなった。夏場から仕事が少なくなり、８月から１時間早く仕事を切り上げたが、それ以上に注文がこなかったのだ。皮肉なことに、再び心おきなくLPSA金曜サロンにお邪魔できることになったが、嬉しいような、哀しいような…複雑な気分である。
ところで、９月と10月には祝日が３回ある。金曜日が休みになると、どれも４連休となる。思えば昨年は、シルバーウイークに金曜日の休みなども入れて、10連休になった。うち６日間を北海道旅行としたが、とても楽しい旅だった。秋の北海道旅行、たとえ４日間でも、今年も楽しみたい。
ではいつにするか。17日（金）～20日（月・敬老の日）の４連休は、17日に将棋ペンクラブ大賞贈呈式があり、それに参加しなければならぬ。大枚8,000円を払って、なにが楽しくてヒトの受賞を祝わなければならないんだと思うが、「将棋ペン倶楽部・2010年秋号」には拙稿が掲載されるだろうし、湯川博士統括幹事にも挨拶をしなければならない。ここは欠席するわけにはいかない。
よしんば欠席したとしても、同時刻にLPSA金曜サロンで、船戸陽子女流二段の指導対局がある。なにしろ私は昨年秋、船戸女流二段の指導対局を受けたくて、北海道旅行を切り上げて帰京したくらいなのだ。
「ペンクラブの贈呈式に出席するのはいいけど、ワタシとの対局より旅行を優先するなんて…お土産にニッカウヰスキー買って来て!!」
とか言う船戸女流二段の声が聞こえるようで、どうもいけない。
では23日（木・秋分の日）～26日（日）の４連休はどうか。
これは24日（金）が、「LPSA駒込金曜サロン」の最終日で、さすがに出なければなるまい。おまけにこの日は中倉宏美女流二段の指導対局だ。もし欠席したら、中倉女流二段が
「あ、そうなんだ…私との指導対局より、旅行を取るんだ…。ワタシ、４位に落ちちゃったし…やっぱり、ダメなんだ…」
とか言いそうである。ウオーッ!!　めんどくさい。
おまけに26日は社団戦の団体個人戦がある。私は個人戦に参戦する気は毛頭ないが、
「あんたこの前、社団戦のことでさんざんヒトにハッパをかけといて、自分は余裕こいて旅行かよ！」
とか文句が出そうである。どうも、９月の４連休は無理だ。
では10月に入って、８日（金）～11日（月・体育の日）はどうか。
これは８日が、「LPSA芝浦金曜サロン」の初日である。自宅から田町までは遠いから行く気はしないが、初回はやはり顔を出さないとマズイだろう。
さらに11日はLPSAファンクラブイベントがある。私は今年の２月、船戸女流二段の呼びかけで、北海道旅行を１日削って、ファンクラブイベントに参加しているのだ。
「旅行に行くくらいなら、ファンクラブイベントに出てください」
という船戸女流二段の声が、ここでも聞こえる。もっともこの日はほかに用事もあり、東京を離れることはできない。10月もダメだ。
なんだ…結局３つの４連休とも、東京を脱出できないんじゃないか。
しかしおかしい…。これらすべて、将棋がらみである。そしてそれらはいずれも、私がバックレても、何の問題もないものだ。それなのに該当するイベントに行かなくてはならない。これって、ちょっとおかしくないか。
ここ数年、将棋にのめり込んで棋友らしきものができてから、どうも自分の意思がスンナリ通らなくなってきた気がする。友人が皆無で、誰に拘束されることもなく、気ままに生活していたころが懐かしい。