一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2014年・私の会心の一手

2015-01-05 13:30:26 | 将棋雑記
2日のNHK「新春お好み将棋対局・女流棋士壮絶バトル」は、女流棋士6人による早指しトーナメント戦。企画はよかったのに、「切れ負け」の設定で、台無しになった。
切れ負けは、将棋の質が変わる。終盤の面白いところで、超早指しになる。時間切れで打ち切りになる。こんなの将棋ではありません。
一応最後まで見たが、無駄な時間だった。渡部愛ちゃんの艶姿が印象に残っただけだった。

4日のNHK杯は、室谷由紀女流初段が棋譜読み上げ。今年も室谷女流初段は綺麗だった。今年は一層の活躍を期待したい。

私が昨年に指した将棋の中で、会心の一手を紹介する。
対局日は9月7日(日)で、場所は「大野教室」、大野八一雄七段との指導対局だった。
大野七段に角を落としていただき、初手から△5四歩▲7六歩△6二銀▲2六歩△5三銀▲2五歩△4二玉▲2四歩△同歩▲同飛△3二玉▲3六歩△8四歩▲3七桂△4二金と進む。
ここで私はチャンスと見て、▲4五桂と跳ねた。単騎の桂で、ふつうなら無謀だ。しかしもちろん、私には狙いがあった。
大野七段は△2三歩と飛車取りに打つ。次の18手目が、私の2014年・会心の一手。

「▲5三桂不成」


ここ、ふつうに▲2八飛と引いては、▲4五桂が負担になる。しかし▲5三桂成では△2四歩▲4二成桂△同銀で、飛桂と金銀の交換では下手がしくじっている。
そこで▲5三桂不成とひねったのが会心の一手。以下△2四歩▲6一桂成となったが、今度は飛車と金銀の交換で、成桂も残っているから下手十分。
もちろん以下も難しいところはあったが、最後はあの成桂の活躍もあり、私が幸いした。
対局開始20手目にして、桂が四段跳びした、珍しい一局でもあった。
今年もこのブログで紹介できる手が指せたらいいと思う。
コメント (2)
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