タイトル戦でリターンマッチをしたケースを記す。今日は「1日制の五番勝負」編。
・棋聖戦
1966年 第8期 大山康晴棋聖 1-3 二上達也八段
1966年 第9期 二上達也棋聖 0-3 大山康晴名人
1970年 第17期 大山康晴棋聖 0-3 中原誠十段
1971年 第18期 中原誠棋聖 3-1 大山康晴名人
1993年 第62期 谷川浩司棋聖 1-3 羽生善治竜王
1993年 第63期 羽生善治棋聖 3千千2 谷川浩司王将
・王座戦
1975年 第23回 中原誠王座 0-2 桐山清澄八段
1976年 第24回 桐山清澄王座 0-2 中原誠名人
※準タイトル戦の三番勝負
1987年 第35期 中原誠王座 2-3 塚田泰明八段
1988年 第36期 塚田泰明王座 0-3 中原誠前名人
2011年 第59期 羽生善治王座 0-3 渡辺明竜王
2012年 第60期 渡辺明王座 1千3 羽生善治二冠
・棋王戦
1980年 第5期 米長邦雄棋王 1-3 中原誠名人
1981年 第6期 中原誠棋王 1-3 米長邦雄九段
1987年 第12期 谷川浩司棋王 1-3 高橋道雄王位
1988年 第13期 高橋道雄棋王 2持3 谷川浩司王位
1991年 第16期 南芳一棋王 1-3 羽生善治前竜王
1992年 第17期 羽生善治棋王 3-1 南芳一九段
2009年 第34期 佐藤康光棋王 2-3 久保利明八段
2010年 第35期 久保利明棋王 3-2 佐藤康光九段
棋聖戦は89期を数えるが、リターンマッチが少ない。大山十五世名人、中原十六世名人、羽生竜王、佐藤九段と、連覇が多かったからだろう。防衛2回、奪取1回である。
王座戦は第18回から挑戦手合い(三番勝負)を採用した。第31期からタイトル戦に昇格し、翌32期から五番勝負になった。王座戦も、羽生王座の19連覇などがあり、リターンマッチは少ない。防衛0回、奪取3回である。
棋王戦は防衛2回、奪取2回。羽生竜王はここでリターンマッチに成功し、112日間で無冠を返上。ここから現在まで必ず戴冠しているのだから、想像を絶する。
以上、合計すると、防衛4回、奪取6回で、五番勝負は奪取の割合が高い。1日制では、挑戦者の勢いがあるのだろうか。
・棋聖戦
1966年 第8期 大山康晴棋聖 1-3 二上達也八段
1966年 第9期 二上達也棋聖 0-3 大山康晴名人
1970年 第17期 大山康晴棋聖 0-3 中原誠十段
1971年 第18期 中原誠棋聖 3-1 大山康晴名人
1993年 第62期 谷川浩司棋聖 1-3 羽生善治竜王
1993年 第63期 羽生善治棋聖 3千千2 谷川浩司王将
・王座戦
1975年 第23回 中原誠王座 0-2 桐山清澄八段
1976年 第24回 桐山清澄王座 0-2 中原誠名人
※準タイトル戦の三番勝負
1987年 第35期 中原誠王座 2-3 塚田泰明八段
1988年 第36期 塚田泰明王座 0-3 中原誠前名人
2011年 第59期 羽生善治王座 0-3 渡辺明竜王
2012年 第60期 渡辺明王座 1千3 羽生善治二冠
・棋王戦
1980年 第5期 米長邦雄棋王 1-3 中原誠名人
1981年 第6期 中原誠棋王 1-3 米長邦雄九段
1987年 第12期 谷川浩司棋王 1-3 高橋道雄王位
1988年 第13期 高橋道雄棋王 2持3 谷川浩司王位
1991年 第16期 南芳一棋王 1-3 羽生善治前竜王
1992年 第17期 羽生善治棋王 3-1 南芳一九段
2009年 第34期 佐藤康光棋王 2-3 久保利明八段
2010年 第35期 久保利明棋王 3-2 佐藤康光九段
棋聖戦は89期を数えるが、リターンマッチが少ない。大山十五世名人、中原十六世名人、羽生竜王、佐藤九段と、連覇が多かったからだろう。防衛2回、奪取1回である。
王座戦は第18回から挑戦手合い(三番勝負)を採用した。第31期からタイトル戦に昇格し、翌32期から五番勝負になった。王座戦も、羽生王座の19連覇などがあり、リターンマッチは少ない。防衛0回、奪取3回である。
棋王戦は防衛2回、奪取2回。羽生竜王はここでリターンマッチに成功し、112日間で無冠を返上。ここから現在まで必ず戴冠しているのだから、想像を絶する。
以上、合計すると、防衛4回、奪取6回で、五番勝負は奪取の割合が高い。1日制では、挑戦者の勢いがあるのだろうか。