両岸に榎が植えられていて夏場になると夕涼みに来る人たちが出てくるとのことだ。すぐ脇に知り合いになった方がいて(もうすでに亡くなられてしまったが)2時間ほど自宅に招かれ、ここ宇土の歴史について話したことがあって帰り際にはこの橋まで見送りに出てくれた。宇土の歴史を勉強されていたご高齢で品のあるご婦人であった。お会いした二年後に再訪した際、既にお亡くなりになられていた。家の前で涙を流してしまった。ご冥福をお祈りしております。
名前も知らない方であったが、どうしてもお礼の手紙を出したくて住所は判るが曖昧だったので葉書に地図を書いて「ここに住んでおられる方」と記して投函したのである。
川面に降りて見よう。石段があるぞ。