宇土城跡(城山)伝三ノ丸跡出土の装飾石材(熊本県)
宇土市立図書館正面に向かって右通路側脇に展示されている。表題の通り宇土城跡(城山)伝三ノ丸跡付近で発見された。それらは線刻を持つ石室石材である。そこに古墳があったわけではなく近在の巨石石室を持つ古墳の石材を抜いて石垣の一部などに転用したものである。賢明なる読者諸氏も既にご存知であろうが、この様な転用はここが珍しい訳ではない。有名な城の石垣にも見ることが出来る。さて、巨石石室を持った古墳であれば6世紀後半(末になるかな)以降に築造されたものと思われる。その様な古墳が宇土城付近にあったのだろうな。 ただね、線刻があるというものの目を凝らしてみても判らないんだな。
当該ブログの記事は令和3年(2021)1月25日から28日までである。