今日も伊豆にいる。
天気は、最高。
新緑も綺麗。
鳥たちも元気だ。
と思っていたら、午後から、土砂降り。
どうなってる?
夜には、雹まで、降って来た。
新たに出たジョンの魂を聞いた。
CD6枚、BD2枚組。BDは、かなりの部分は、CDと同じ。
BD独自の部分は、CD1枚分ぐらいと、CD3枚分ぐらいのセッション部分。
凄いボリュームだが、聞き応えがある。
この時期のものとしては、既に出ているIMAGINEの方が、もてはやされるが、ジョンの、ビートルズを離れることを決めた直後の真の声は、断然こちらにある。
1枚目は、リマスター&リミックス。
バックが、よりクリヤーになり、ボーカルが、より生々しく聞こえる。
本人が、いないのに、音を作り変えていいのかという議論があるが、当時の技術の限界があったことと、一心同体だったヨーコさんが、監修しているということで、許されるのではないか。
2枚目は、アウトテイク集。
前、アンソロジーが出た時に入っていた曲もあるが、全て違ったテイクだそうだ。
かなり完成に近いテイクが多いが、歌詞やアレンジが異なっており、面白い。
フィルが音を被せる前のLOVEなど、イメージが、ずいぶん異なる。
クラプトンなど、ミュージシャンとの掛け合いも楽しい。
3枚目は、THE ELEMENT MIXと名付けられているが、残された音源から、一部分を取り出して再構成した音源。マザーでは、ボーカルのみ、悟りでは、コンガが入るといった具合。
マラカス入りも。
ゴッドは、ガイドボーカルで‼
新たな発見が面白い。
こっちの方を、採用しても良かったかなという出来栄えのものもある。
4枚目は、よりスタジオの音に近い、ネイキッド的な音。
オリジナルや、他のアウトテイクにない音も含まれており、聴きやすく、これまた面白い。
流石に、ここまで、いるんなバージョン作るか?という気にもなるが。
エクステンディットバージョンでは、意外な曲が紛れ込んでいたりもする。
ゴッドの軽いこと?
5枚目は、エボリューションミックスと名付けられていて、各曲の作り込まれていく様子が、臨場感たっぷりで、聴くことができる。
映画で言えば、メイキングだ。
これまた、ユニークで、一緒にスタジオにいる感じで、楽しい。
バンドメンバー、スタッフ、もちろんヨーコと、仲良く、曲作りを進めている様子が、リアルに感じられる。
ジョンが、ミスの言い訳をしているのを聞いて、思わず、もらい笑いしてしまったほどだ。
6枚目は、ジャムと、デモ。
ジャムは、海賊版対策で、よくあるが、本音源の海賊盤は、出ていたのだろうか。
傑作揃い?
ゆるいゲットバックのリードギターや、プレスリーのおふざけモノマネなど、笑えるし、スタジオ内も、笑いだ包まれていたことだろう。
ヨーコさんのは、強烈!
本気で、出す気だったのか?
デモの方は、流石に、ラフ。
モノも多いし。
こんだけ聞いた後だと、流石にtoo much?
本当は、一番生まれた時に近い姿ということで、貴重なんだけど。
BDの1枚目は、CDのハイレゾ盤で、メインは、5.1chで、目玉なのだが、今ここにそのシステムがないのでスキップ。
2枚目は、CDと被らない部分も多いが、CD4枚目の方の別バージョンは、そんなに違いはない。
もちろんコアなファンは、何でも手に入るものはという感じだろうが。
CD5枚目の、追加3曲が、次に入っているが、びっくりするほどの違いはない。
最後が、PLASTIC ONO BAND の、ライブセッション。
何と、1時間50分もある。
恐るべし、BD。
スタジオで、セッションの様子を、のんびり眺めるぐらいの感覚で聞いた。
"お前のおっかは"など、面白い歌もあるし、ヨーコさんのボーカルが、変幻自在だ。
能登の鬼太鼓、恐山のイタコを思い出させるような和のテイストを感じさせる部分もある。
慣れれば、大丈夫?
それにいても、題名と曲の関係がわからない?
バンドもいろんな演奏を、試している感じ。
まさに、マニア向け。
ということで、ボリュームたっぷり。
ジョンの魂が、やっとわかった?
これは、CD6枚を収めたパッケージと、豪華写真集。
写真集といっても、情報も溢れんばかりに入っている。
全邦訳も付いている。
50年前のものが、よくぞここまで残っているものだ。
ヨーコさんが、コントロールしていることも大きいだろう。
今回の音作りにも、かなり口を出しているようだが、功を奏している。
その命を受けたのが、ポール・ヒックスで、昨日紹介したDhaniのアルバム作りにも、参加していた。
おまけのカード。
現物は、高値で出ていたのを見たことがあるが、まだ、出てるかな?
有名なポスター。
WW II前に生まれ、ベトナム戦争の真ん中にいた2人の真の声。
インパクトは強いが、為政者に、その声は、未だに届いていない。
ジョンファンは、マスト。