かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

60年前の東京・日本

2020年01月26日 | Books

今日は、冷たい雨の1日だった。
打ちっぱなし以外は、雑務に従事?
なかなか終わらない。
永久に?



本書は、本屋で見つけた。
前からあったのだが、高かったので、敬遠していた。
続編が出たので、思い切って、2冊まとめてゲット。

本書の背景とか知らなかったが、極めて貴重なものであることがわかった。
写真は、ヒギンズさんという1950年代から1960年代に来日し、再度来日し、日本にいついた方。
乗り鉄、撮り鉄で、当時の日本の写真を撮りまくった。
日本人の奥様と共に、全国各地を回った。
路面電車がお好きとのことだが、まだ残っていた蒸気機関車、試運転の新幹線など、貴重な写真を撮られた。
写真の記録も詳細で、当時の町並み、風習を知る上でも貴重。

私としては、当時の横浜、仙台の写真が載っているのが嬉しい。
場所は、想像つくが、様子はすっかり変わっている。
60年の年月は長い。

このカラー写真群、ヒギンズさんが、コダックのカラーフィルムを手に入れることができたことが、ポイントになっている。
白黒写真に色つけしたのではと思うほど、鮮やかな色が残されている。
私の亡父も、相当の写真好きだったが、当時、カラー写真を撮っていたのを見たことがない。
かつ、サクラ、フジのフィルムの質は、コダックに遠く及ばなかったという。

続編を読んだら、またご報告したい。

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知の旅は終わらない

2020年01月25日 | Books



今日からいよいよQueenのコンサート。
前回は、易々と武道館ゲットできたのに、結局埼玉ゲットできず、名古屋まで行く。
ただスケジュールタイトなので、グッズのみと思って、埼玉まで来た。
開場前の12時ちょい前に来たのだが、既に長蛇の列。
甘かった。



2時間近く待って、寸前の商品一覧。
既にSOLD OUTが出ている。
異常だ。
ただ、私の目指すGOODSは、無事ゲット。
これで、名古屋にも余裕で行ける。
もちろん名古屋ONLYのGOODSもゲットしたいのだが、まず無理だろう。



ということで埼玉スーパーアリーナでは見れないが、名古屋に期待!



本書は、立花さんの新作。
僕が3万冊の本を読み、100冊を書いて考えてきたことという副題が付いている通り、立花さんのこれまでの業績を自ら振り返るような総まとめ的な本だった。

立花さんの本は、何冊か読み、講演にも行ったことがあるが、もちろんほんの一部に過ぎない。
本書を読むと、立花さんのスゴさが、本当にわかる。
書斎にこもってというイメージがあったが、その行動力は、今のどのレポーターにも真似できない。
特に、今内戦で入れないような地域も、自らの足で、見て感じている。
その中で、世界中の宗教観、神に対する考え方の違いを体感した。

興味のあるテーマもバラエティに富んでおり、その突っ込み方も病的と言えるほど、深い。
田中角栄に対する見方は、一貫して厳しく、今、見直しの議論がある中で、徹底的な批判を続ける。
その実態を、深く掘り下げた結果だ。

立花隆の書棚という本を以前読んだが、全然歯が立たなかった。
今の知識人と言われる人に、立花さんに匹敵する人がいるか、甚だ疑問。
いれば、今の政権など、とっくの昔に変わっていたかもしれない。

現在の評論家は、評価されると、次から次とアウトプットを要求され、インプットする機会が減って、だんだん力が衰えていっているような気がする。
マイペース?で、興味のある分野を、徹底的に追求する姿勢がすばらしい。
文化人を自称する人に是非一読いただきたいすばらしい1冊。

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華麗なるドイツ浪漫紀行 その13 ポツダム ツェツィーリエンホーフ宮殿

2020年01月24日 | Europe・Middle East・Africa



シュベリーンから、ベルリンへ移動し一泊。
ベルリンのホテルの朝食で、ハンブルクで食べそこなった、ハンバーグの原型で、フリカデレと呼ばれる料理をいただく。
ハンバーグって、そもそもシンプルな料理。



旧東ドイツの歩行者用信号機のデザインは、ユニークで(何故かハットを被っている)、かわいらしく、お土産グッズのデザインにもなっている。



止まれは、シンプル。
でも、何で、手を広げているのか。



そしてポツダム宣言で有名なポツダムにあるツェツィーリエンホーフ宮殿へ。



皇帝ヴィルヘルム2世が後継のヴィルヘルム皇太子と妃のツェツィーリエのために立てた館で1917年に完成。
第二次世界大戦の後処理を決めるための会談が行われた場所として有名。
1945年7月17日から8月2日にかけ、アメリカのトルーマン、イギリスのチャーチル、ソ連のスターリンが会談した。
その時の映像も多く残されている。



3人には別々の部屋に滞在し、異なった入口から会議場の入ったという。
現地ガイドの方がユニークで、ディープな話をお聞きすることができた。
郷ひろみが主演した森鴎外のドラマで共演した経験もおありとのこと。
この会談で、ドイツの分割などが議論された。
しかし、米英の首脳がスターリンに振り回された形で、具体的な議論に欠けたとの評価もある。
その後の、ソ連の日本への侵攻、米の原爆投下等も考えれば、駆け引きに終始したと言えるかもしれない。
この部屋は、ソ連側の執務室。
皇太子妃の書斎だった。



まさに会議が行われた部屋。
皇太子一家の居間だった。
8月15日の訪問になったことも何かの縁か。
手前がトルーマンの席で、後ろに階段があり、いつ刺客に狙われるかわからない落ち着かない席だったという。



この部屋は、皇太子の喫煙室だったが、ポツダム会談の時は、イギリス側執務室だった。



アメリカ側執務室。



皇太子の図書室だった。



白のサロン。
当初は、音楽サロンとして計画されたという。



ここでの3人の写真が残されており、記念写真を撮ってもらった。



第二次世界大戦後の世界を決めた重要な会談がなされた場所として、極めて強い印象を残した。
それから、70年以上経ち、新たな世界になりつつあるが。

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華麗なるドイツ浪漫紀行 その12 シュベリン城

2020年01月23日 | Europe・Middle East・Africa
今日は、冷たい雨。
本来、冬晴れが続く時期なのに。



お城の中も見学できる。
部屋が635もあるという。
これは、お城の中の窓越しに見たお城。



すばらしい様々なデザインの部屋が並ぶ。



見所満載。



現地ガイドにこの陶器の由来を聞かれたのだが、不明。
中国からの贈り物と思われるが。



天井の装飾も豪勢だが、紙を金に見せる技法なのだそうだ。



部屋と部屋の間には、秘密の通路も。



メクレンブルク大公のサロン。



東ドイツ時代、収奪された家具も多かったそうだが、かなりの物が取り返された。
30年前は、廃墟のようだったというから驚く。



お城に住み着いている幽霊。
ペーターメルヒェンと呼ばれる。
実在した小人らしい。



これは、書斎だったかな。
本棚のように見える家具の後ろも、隠れ通路になっているという。



床は、立体的に見える寄木細工。



書斎からの眺め。



王座の間。
天蓋、玉座、シャンデリア、柱、天井等、豪華としかいいようがない。



この部屋は、歴代王の肖像画が。
1348年依頼31枚の肖像画が。



現役の州議会場も。



博物館も併設されている。

本旅行のハイライトの一つ。
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華麗なるドイツ浪漫紀行 その11 シュベリン

2020年01月22日 | Europe・Middle East・Africa



2連泊したハンブルクを後にして、シュベリーンへ。
旧東ドイツだった地域に初めて足を踏み入れた。
メインランドチャイナに初めて足を踏み入れた20年前を思い出す。
ちょうど、ドイツ統一がなされて30年経過。
まずは、目玉のシュベリーン城全景。
ここからの眺めが一番美しいという。



お城は、湖の中の島にあり、ここから橋を渡って行く。



これは、橋の手前にある州立劇場。



橋を渡ってお城へ。



お城を見上げたところ。
屋根が美しい。



お城から、湖が美しい。



エントランス部分は、円形の庭になっている。



入口の庭から、お城を見上げたところ。
元々スラブ人の城塞だったが、12世紀にザクセン公ハインリッヒ獅子王により征服され、14世紀にメクレンブルク大公のものとなった。1845年から1857年にかけ大改装され、今の姿になった。
フランスのシャンポール城を手本にしたという。
建築的には、ネオゴシックとされる。
北ドイツのノイシュヴァンシュタイン城と呼ばれる。



庭も綺麗。



お城から対岸の眺め。



バロック庭園は、まさにフランス的。

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