昨日まで、関西だったが、今日は、帰りのついでに、岐阜県野一宮巡り。
岐阜羽島駅は、太野伴睦先生で有名。
政治が、もっとドロドロしていた時代の代表格?
円空のふるさととは知らなかった。
自然に溢れる素晴らしい県なのだが、観光アピールがちょっと弱いか。
お土産品も今ひとつ?
一応、高山ラスクなる無難な品をゲットしたが。
最初に向かったのは、高山にある飛騨一宮水無(みなし)神社。
最初は、電車で行こうと思ったのだが、結構不便で、車にした。
飛ばしても2時間かかるが.白川郷も、富山ももう少しだから、無理もない。
若い時車で行った時は、高速もなく秘境感いっぱいだった。
この高速、高低差があり、山河を縫うように走っているので、ドライブ好きの方は、いいかも知れない。
途中、郡上八幡があり、八幡様があるのかと思ったが、お城の名前だそうで、スルーした。
水無は、水を成すという意味だそうで、水源の位山を御神体として奥宮が祀られている。
神社の説明では、水主(みぬし)から来ているという。
創建は、定かではないが、延喜式には、飛騨一宮とあり、平安時代には、あったことがわかる。
鎌倉時代きは、水無大菩薩と称したというから、神仏習合の寺社だった。
祭神は、16柱で、水無大神(みなしのおおかみ)と総称する。
また南に戻るが、途中、ひるがの高原SAでランチ。
まさに高原にあり、その隣りのSAは、高速でのSAとしては、日本で一番高いところにあると言う。
下りのSAの方が景色がらいいが、上りの方でも、十分楽しめる。
スキー場が、見えたのだが、どこかな?
途中、一瞬雷雨になってびっくりしたが、無事垂井にある美濃国一宮の南宮大社に到着。
羽島、大垣から、西に30分ぐらい行ったところにある。
門も拝殿も朱塗りで立派。
説明によれば、関ヶ原の戦いの際、燃えてしまい、1642年に、家光公が、再建したとのこと。
重文に指定されている。
神武天皇の時からあるとされ、崇神天皇の時代に当地に移された。
神功皇后の出身地であり、渡来系の豪族の本拠地だったらしい。
壬申の乱の際、天武天皇は、この地で戦勝祈願されたと伝わる。
奥宮のらある山は、登山道になっており、その先には、日本武尊で有名な伊吹山がある。
数々の歴史の舞台になった地だ。
中の本殿も覗くことができるが、南北に回廊がある南宮造りという独特の構成になっている。
祭神は、天照大神の兄野金山彦命(かなやまひこのみこと)で、いろいろな金物屋が奉納されている。
全国の鉱山、金属業の総本山。
鉄関連ということで、これも渡来系の関連を想起させる。
裏は、奥宮がある南宮山への登山道入り口になっており、末社が並んでいる。
これは聖武天皇が、大仏建立をお祈りした場所とのことだが、この祈りにより東大寺の大仏は、完成したのか。
ここに三重塔があったが、今は、移築されている。
ここも、神仏習合の神社だった。
ということで、駆け足で2社周ったが、それぞれ特徴があって、面白かった。