石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

おっぱいとトラクター

2022-11-20 18:24:21 | マイ本棚

マリーナ・レヴィツカ著「おっぱいとトラクター」という小説を読んだ

ロシアのウクライナ侵攻によって ウクライナが注目を浴び

たびたび、この本の紹介を目にした。

2005年に発表されて 英語圏で大ベストセラーになった本。

ウクライナ系イギリス人のマリーナ・レヴィツカさんの

自伝的小説だ。

母を亡くして2年後、84歳の父は

ウクライナからやってきた巨乳美女ヴァレンチナと再婚を宣言して

家族で大騒動が起きるユーモアあふれるコメディ小説なんだけど

これは 翻訳の方も相当な才能なんだろうね、

面白くて読みだしたら ついつい止まらず読んでしまった。

老親と娘ふたりとのバトルも面白いし 

登場人物のキャラクターも 際立ってる。

でもただのコメディではなくて

背景には ロシア革命、第二次世界大戦、ソ連邦解体など

戦争に翻弄される、ウクライナの歴史が読み取れる。

主人公の両親が ウクライナからうまい具合に逃げてきて

イギリスに移民したストーリーと

数十年後に 今度は

巨乳美女ヴァレンチナが ウクライナからイギリスに移民するのに

必死になっているストーリーが絡まっている。

いろいろと考えさせられる内容でもあった。

このデビュー作品で 上質なユーモア小説におくられる

「ウッドハウス賞」を女性で初めて受賞されたそうだ。

 

さて、話変わるが 昨夜は お友達ご夫妻とライブハウスへ!

若い人のバンド、「LIT LINE SWINGERS」(リットラインスインガーズ)の

ライブ行ってきました。

このバンドのトランぺッターが 友達永野さんの息子さんで

舞鶴のライブハウスに来られたので。

皆さん、演奏素晴らしくて

やっぱり生音楽はよいですね🎵

ウキウキする夜に。。。

写真をみると、みんな若くて あどけなさも残ってる。

パワーをもらったよ

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ロシア点描

2022-10-16 13:03:15 | マイ本棚

小泉 悠著

「ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔」を

読んだ。

著者の小泉氏は ロシア軍事政策を研究されている40歳の学者さん。

ロシアのウクライナ侵攻は 悲しく心痛いことだし

国家としてのロシアや政治は ひどいけど

ロシア国民の普通の暮らしとは 普通の人々とは

どんな感じなのか・・・。

ロシアの衣食住のことなど 街や生活について

わかりやすく描かれている。

 

 

舞鶴のお墓のことなら・・・伝統と信頼の辻石材店へ

 

 

 

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松田聖子の誕生

2022-09-26 10:22:00 | マイ本棚

暑さが落ち着き、過ごしやすくて

身体がすごく楽

夕方には うろこ雲が広がり

ほんとに気持ちがいい。

 

若松宗雄 著「松田聖子の誕生」読了。

新書で こんな本が読めるんだ。

CBSソニーに在籍された若松宗雄さんは

松田聖子を1本のテープから見つけ出し

トップアイドルに育ていかれたプロデューサー。

福岡県のお嬢様女子高生だった、歌の好きな女の子を

猛反対する父親を長い時間かけて説得し

デビューさせる。

ほんとに感動的だった。

若松さんが、高度成長期日本の、トップ企業で

活躍される話も とても楽しい。

1960~1980年代、日本が輝かしい時代。

誰もが夢を追って頑張れば 成功に近づけた時代。

この本を読んでると、松田聖子が どれほど強運の持ち主だったかと

感心すると同時に、強運を味方につけるのには

ある法則があるんではないかと わかってくる。

人への気配り、未来にむけての夢と努力、底抜けの明るさ。。。

純粋で素直な聖子が まわりに支えられてトップに

のぼりつめていく様子が詳細に描かれている。

ますます聖子ちゃんが好きになった。

私が小学校6年生の時に 「青い珊瑚礁」が大ヒットした時の

鮮烈なテレビ画像が 今もなお目に焼き付いている。

名曲にも恵まれたし、若松さんをはじめ有能なスタッフが

一生懸命支えられたこともあったけど

やっぱり聖子ちゃんの歌への熱意と魅力が

永遠のアイドルといわれる所以だろう。

運の強さも 彼女の魅力だと思う。

松田聖子の歌も声も生き方も、私の青春そのもの。

愛娘を亡くされて どんなに辛く苦しいことだろう。

少しずつ落ち着かれて、みんなに歌声を届けてほしい。

 

 

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日本が侵攻される日

2022-09-23 15:14:34 | マイ本棚

彼岸の中日。あんなに暑かったのに

一気に涼しくなってきて 体がラク!

会社の後ろにある栗の木、今年は大きな栗が落ちてくる。

お友達に 拾った栗をあげたら、

お菓子作りが上手なご主人が、なんとモンブランを作って

持って来てくださった!!

かなりのクオリティ! 

我が家の栗が こんな美味しい物に変身するとは感激。

コロナ禍で、ステイホームを余儀なくされたとき、

ご主人は お菓子作りにハマったそうだ。

秋は 美味しい物がいっぱい。

 

怖い本を読んだ。

「ヒゲの隊長」の愛称で親しまれている、佐藤正久さんの著作。

連日のロシア・ウクライナ戦争をテレビ画面で見て

心を痛めていたが 他人事と思っててはいけない。

平和な世界を心から望むけれど、

何が起こるかわからない世の中、気を引き締めて

大切な日本を守っていかなくては。

最新の戦争のことや防衛のことが 網羅されてて

驚きの本だった。

これからはニュースや新聞を見ても 新しいアンテナが

情報キャッチできそう。

 

 

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綴る女 評伝・宮尾登美子

2022-09-19 17:13:47 | マイ本棚

今夜、大きな台風がくるとのこと、

皆様 お気をつけて。

野分の季節、続いていた暑さも彼岸で落ち着くかな。

会社の後ろにある栗の木、今年もたくさん栗が落ちてくる!

母が栗ご飯を作ってくれた

 

林真理子 「綴る女 評伝 宮尾登美子」読んだ。

林真理子さんは 大好きで、作品もたくさん読んできたけど

宮尾登美子さんの作品は 読んだことがない。

読まずとも、映画・ドラマで一世を風靡したので

私だけでなく、みんなが知っている人気作家だ。

「鬼龍院花子の生涯」「陽暉楼」「櫂」「序の舞」「夜汽車」・・

映画界・テレビ界全盛期 東映のドル箱だった。

「鬼龍院花子・・・」の 夏目雅子の美しさには

みんながため息をもらした。

名取裕子に 十朱幸代、三田佳子etc.

有名大女優が 主役をはる映画だったし

高知弁や遊郭の描写、主人公の儚い人生に胸打たれた。

宮尾登美子さん自身の人生も 波瀾万丈で面白い。

これだけの大人気流行作家でも

常に孤独がつきもの、悩みや心配ごとがあるんだ。

 

これを機会に 原作を読んでみよう。

まずは「櫂」かな~?

 

 

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ウクライナのこと

2022-09-11 15:57:22 | マイ本棚

1冊本を読んだ

小山哲・藤原辰史共著 「ウクライナのこと」

「中学生から知りたい」とサブタイトルにあるように

わかりやすく読みやすく書かれた本だ。

小山哲さんは 京大教授で専門が西洋史

藤原辰史さんは 同じく京大准教授で専門は食と農の歴史。

お二人が行った講義と対談を完全再現したものだった。

わかりやすく書いてあるというものの、

ウクライナという国の 何とも不遇で超複雑な歴史!

取ったり取られたり 取り返されたり・・の繰り返しで

常に豊かな穀倉地帯が大国によって蹂躙される。

そして 今回のロシアによる侵略・・・。

長いあいだ培われてきた歴史や文化や料理や暮らしがあったのに

戦争に破壊されて 家族や友達を失い

いのちの危険にさらされている。

私達がよく知っている、日本の普通の暮らし・今まで大切に

先祖から受け継いできた歴史や文化や諸々のこと。。

大切な家族や友人や恋人

それらが戦争で破壊されることを置き換えて考えてみると

そんなことが あっていいのだろうか。と

胸が痛くなる。

 

 

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おいしいごはんが食べられますように

2022-08-02 17:22:55 | マイ本棚

第167回芥川賞受賞作

「おいしいごはんが食べられますように」読んだ。

高瀬隼子さん🎵作

本の装丁も とっても可愛い。

作家のなかで あ、この人好きだな。とか、あまり合わないな。とか

あるが、高瀬隼子さんは好き。

この作品も さすがだなと思った。

ストーリーに、突飛な展開が これっぽっちもない。

登場人物も 特異な人は誰一人いない。

自分のまわりのどこにでも 転がっているできごとで、

なのに 面白いミステリーを読むがごとく

寝る前にページを繰るのが止まらなくなり、

一晩で読んでしまった。

作家の力量なのか!?

今の、このご時世を普通の人の普通の生活を通して

とても丁寧に書いておられる。

高瀬隼子さんって まだ34歳。

これから いろいろ人生経験をされて

人間観察を重ねて 60歳くらいで書かれる作品を

読んでみたいと思った。

今度の「文芸春秋」に 芥川賞選評が掲載されるから

そちらを じっくり読んでみよう。楽しみ。

 

 

 

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水たまりで息をする

2022-07-13 16:14:42 | マイ本棚

今年も天然鮎の季節がやってきて

主人は 近くの伊佐津川に日参して鮎を釣ってくる。

塩焼き 天ぷら 唐揚げ。。

ある日 帰宅すると長女が 土鍋で「鮎飯」を

炊いていてくれた!

昆布と鰹節で 出汁をとるところから したそうだ。

 

 

香ばしい香りと味、主人と長女の合作の夕ご飯

帰宅して ごはんができているなんて幸せ。

これに採れたてのキュウリや 漬け物で

もうお腹いっぱいになった。

 

1冊 図書館で借りていた本を読了。

高瀬隼子 著「水たまりで息をする」

 

東京で暮らす、子供のいない30代夫婦。

ある日突然、夫が風呂に入らなくなった。

水道の水が臭くて 顔を洗ったりシャワーを浴びたり入浴できなくなったのだ。

会社での、生きづらさみたいなものも

ストーリーの中に見え隠れする。

5か月も風呂に入らず 体臭の臭さに会社からも苦情が出る。

体臭で 周りを不快にさせるのも、

「一種のハラスメント」だと。

雨の日になると外に出て 雨水に打たれてずぶ濡れになり

身体を清める夫。

結婚10年目で 少しずつ日常が歪んでゆく。

田舎にある、妻の実家近くの川に

週末、東京から半日かけて 水浴びに行く夫。

とてもシンプルなストーリーで

登場人物も 夫・妻・夫の母(東京在住)妻の母(地方の田舎在住)

この4人だけで 構成されている。

文章がわかりやすく 話のテンポもはやくて

さすが芥川賞候補作品だなと感じた。

(第165回芥川賞 最終候補作品に選ばれている)

みんなが 多かれ少なかれ 生きづらさを感じていて

それが丁寧に描かれている本だった。

 

 

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老親の家を片付ける 

2022-06-15 17:28:22 | マイ本棚

この間、阿部絢子さんの著作を読んで面白かったので

2冊目を読んでみた。

「老親の家を片付ける  ついでにわが家も片付ける」

阿部さんのご実家は新潟県、89才のお母さまが倒れて

慌てて東京から駆け付けたとき

実家がモノに溢れて大騒動になっていた。というできごとを

様々な考察で綴っておられる。

何故か、強烈に惹きつけられた本。

というのも、親のことでなく、自分のことで。

 

私の母は 几帳面で整理好きなので

早くから家の中を 隅々まで断捨離しているので

心配に及ばない。

阿部さんのように 東京と新潟に離れていて

実家が こんなにも雑多なモノであふれていたら

そりゃあ 大変だったろう。

何故 こんなことになってしまったかを

阿部さんは いろいろ考えて書いておられる。

そのすべてが 「なるほど~!!」と

膝打ちしたくなるような理論なのだ。

子育てで忙しかったころの「モノ」は

夫婦二人の生活になると 不要。

その年代で必要なモノと不要なモノが分かれるのだが

日々の雑事に追われていると

不要なモノを見極めて捨てる処分するという行為が

できない。時間もない。

いつか落ち着いたら片付けよう・・と思っても

その「いつか」は永久に来ない。

どんどん年齢を重ねると 今以上に億劫になり

体力も衰えて、ますます後回しになってしまう。

読み進めて、怖ろしくなってきた

 

とても示唆に富んだ一文があるので ご紹介。

 

片付けとは モノを片付けるということだけでなく、

今までの人生の「棚卸し」をし、

これからの人生の「仕込み」をすることである。

片付けは、残りの人生を大切に、悔いなく過ごすために

必要な手立てなのだ。

 

 

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還暦からの底力

2022-06-11 09:43:43 | マイ本棚

出口治明 著「還暦からの底力」読了。

まだ還暦には少し時間があるけれど

出口治明さんの本だから 読んでみた。

出口さんは 日本生命を退職されて

ライフネット生命を設立、膨大な知識と経験を

著した著作が多数ある。

現在は、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長をされているそうだ。

歴史の知識もすごくて この本のなかでも

歴史上の人物がたくさん出てくる。

難しい話も いっぱい出てくるが

結局、「人生は楽しく過ごしてナンボ」!

人と会い、本を読み、旅をして 楽しく学ぼう!という内容だった。

流れに身を任せ 流れ着いたところで

一生懸命 頑張ろう!との考えは 共感を覚える。

人生には 常に「流れ」というものがあり

それに逆らうと 結構辛いものがあると思う。

「努力」や「頑張り」が好きなひともいるだろうけど。

それよりも その流れに身をまかせて たゆたう方が賢明だと

思うようになってきた。

 

 

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