石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

お墓の話 (1)

2005-09-05 22:12:36 | お墓の話
石屋のカミさんらしく(笑)、今日はお墓の話
書きますね

13年前、何かのご縁で石屋さんに嫁いだ私。
お墓をつくる家業なんだな~とぼんやり思ってたくらいだったんだ。
お墓の仕事なんて、あるのかしら・・・暇なんだろうな・・・と。

ところがドッコイ
私の未知だった世代は、お墓仕事の重要顧客
お墓仕事の需要は、かなりあることを
初めて知ったの。

新しいお墓を建てる仕事ばかりじゃないよ。
今、私の市じゃ年間800人くらいの死亡者があるのだけど
新しいお墓を建てなきゃいけない人はそのうち2割ほどかな?

いろんな事情でお墓を建てない人もいるわけだし
実質1割くらいかな?

そんな仕事だけをしてたらヒマ~になっちゃうわ。

よくある仕事は、亡くなった方の戒名や没年月日を
お墓に刻む仕事。別にきまりはないんだけど
49日までに される方が多い。

お墓の石を、うちの工場まで持ち帰って
彫刻し、また据付けます。
だから工場の中には、いろんなおうちの
いろんな石が並んでます。

ご先祖様がたくさんいらっしゃる長い間続いた
おうちは、今までのたくさんの戒名が彫ってあるし、
新しいおうちは、初めての戒名だったり。

そんな戒名見てたら、そのひとつひとつに
その人の人生があったんだなあああ
うるうるしてくるの

それと、戒名ってね。
夫・妻・夫・妻って彫るのよ。

もし奥さんに先立たれたら、夫の彫る分1行あけて奥さんの分を彫ります。

もし両親健在で、若嫁が一番最初に亡くなった場合は
父親・母親・息子の3行分を空白にして
初めて若嫁の分を彫る。

皆さん、よーく覚えておいてくださいね!

もっとも最近じゃ

姑と一緒の墓には絶対入りたくない!というのも

かなりアル

昔は、夫婦単位で小さな墓をつくるのが普通だったんだけど。
めおと墓っていいます。
演歌みたい

でも代々続いていくと、夫婦墓の数が多くなって
墓地が非常に狭くなってくる。

だから、最近は、そのおうち代々の墓をつくって
ひとつにまとめるようになってきたわけ。

新しいお墓がいるのは、分家初代の人だもんね。

長男は家を継ぐから、代々の墓がある。

次男・三男の分家さんが亡くなったときは
代々の墓がないから、新しくつくらなきゃいけない。

しかし、
今は子供が少ないから、ほとんど長男長女じゃない?
もしくは、一人っ子。

一人っ子同士が結婚したら、
ひとつの夫婦で2つの墓をみなきゃいけないのよ。

大変だから、一つにまとめる。
これからは、お墓も少なくなるんじゃないかしら

私自身は、夫婦墓っていいなって思う。

墓に入ってまで、姑や嫁に気を使いたくないもん

アイーダみたいでしょ?
(道ならぬ恋をした二人は、古代エジプトの地下に埋められてしまうの)

あの世でらぶらぶ状態で暮らしたいわ~

ホームページ覗いてみてください。
しょうもないって笑わないでね
(有)辻石材店









コメント (5)
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