石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

茂山千三郎

2006-11-25 23:40:31 | Weblog
子供の通っている小学校に
狂言師の茂山千三郎さんが公演に来られた。
茂山千三郎さんは 大蔵流12世茂山千五郎の三男
2歳のころより 祖父千作(人間国宝)・
父千五郎(人間国宝)に師事

オペラ・ミュージカル・現代劇と狂言を
コラボさせたり、いろいろな活動を通して
古典狂言の魅力を積極的にアピールされている

環境問題にも関心をもち、新作狂言をつくり
愛知万博その他で発表、
各地エコロジー団体から上演の要請を受けておられる

去年より、京都府の学校教育派遣事業
「心の師匠(せんせい)派遣」
「京の夢大使派遣」活動として
各小・中学校へ出向き、講演と狂言公演を
行っていらっしゃる

あまり、狂言も見る機会がないから・・と
行ってきた
小学生の授業の一環なので、子供達と一緒に
観させていただいた。
この千五郎さん、ラジオのディスクジョッキーも
なさってるそうで、話が大変お上手!
子供達に わかりやすく面白く
狂言の魅力を語ってくださった
子供達も 目を生き生きと輝かせて
千五郎さんのお話を集中して聴いている
大きなよく通る声と 表情、話の巧みさで
子供達(・・のみならず大人も)の
心を完全につかんでらした

各学年代表が舞台にあがり、実際に
千五郎さんに稽古をつけてもらうという
素敵な時間も

そして後半の公演は よく知られている
「附子(ぶす)」
一休さんのお話であったでしょう?
ご主人が留守のあいだに 毒だと言われていた
美味しい水あめを家来が食べてしまうお話

独特の語り口で 公演がすすむのだけど
表情と動作とで 子供達も
しっかり理解して、笑うところでは
大爆笑!!
やはり子供は感受性が豊かなんだなあ
多くのことを吸収したと思います
とても楽しい面白い公演だった。
学校で こんな狂言が観られることも
嬉しいが、なにより
子供達が 日本の古典芸能に触れ
少しでも興味をもってくれたことが
とっても嬉しい
どうかこの事業が続いて
茂山さんが たくさんの小・中学校で
狂言の魅力を語ってくださいますように
コメント
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