卒業

またまた更新さぼっちゃった。
長男の卒業式も先週、無事終わりました。
とても厳粛な　それでいて温かい　いい卒業式でした。

担任の先生と教室で最後のお別れのとき
先生は前日のうちに一人で運ばれたドラムのセットの前に座り
かなりな腕前を披露してくださいました。
演奏のあと、父母からも「ほ～っ」という感嘆の声と
拍手・拍手・拍手・・・

それから先生の静かなお話が始まりました。
先生は20年間、ドラムの練習をしていること
一時はプロを真剣に目指したこと
プロにはなれなかったけど、教師になった現在も
ドラムを好きで好きで頑張って練習していること
みんなも夢をもって　将来どんな仕事についても
人を感動させようと努力してほしい。
野球選手であっても　美容師でも　パティシェでも
サラリーマンでも企業家でも教師でも
人を感動させてください
自分が努力し、自分もまたいろんなことに感動しなければ
人を感動させることはできないよ

私は　この話を聞いていてポロポロポロポロ涙がこぼれて
仕方なかった。
息子が卒業証書をもらうときも　聞き慣れた美しい校歌を
みんなが歌ったときも　かろうじて涙は抑えていたけれど。
担任の先生は私と同じ３８歳。
いろんな夢を　現実と摺り合わせて削ってきて
自分の人生もある程度　先が見えてきて
ある意味賢くなってきた年代

でも、この卒業する１２歳たちは　違う
今からの人生を想って希望に満ち
今からいろんなことを経験して
夢を追っていく　１２歳

自分の息子がそんな希望に満ちた１２歳なんだという
喜びと　どんどん離れていく淋しさ
私は果たして　今、人を感動させているだろうか・・
夢を持っているだろうか・・・という自問
そんなこんながグルグル頭を巡り
涙ぽろぽろ・・の卒業となりました

もう、私には「卒業」は　ないもんね
ある！？子育て卒業・・とか？
子供達の卒業のたび、またいろいろな自問をしたいなあ