池内 紀著「冨の王国 ロスチャイルド」を読んだ。
「ロスチャイルド」・・・ヨーロッパの同族経営の財閥ということを知っているくらいで今までロスチャイルドに関して書物を読んだ事がなかった。
現在7代目を迎えたロスチャイルドは依然 世界に君臨している。
もともとはフランクフルトのユダヤ人が住むゲットーにて
金貸し業を営んでいた。
初代マイヤー・アムシェルは並外れた才覚をもち
頭の切れる働き者で急速に得意先をつかんでいった。
5男5女、10人の子宝に恵まれ、
その5人の男の子の性格を見極め、ヨーロッパ各地
フランクフルト・ウィーン・ナポリ・パリ・ロンドン
と5つの都市に分散させて金融業をさせるのだ。
フランクフルトの本店と4つの支店が
がっちりとスクラムを組んでヨーロッパの代表的金融業者にのし上がった。
18世紀後半に 伝書鳩や最新の情報技術を駆使して
ヨーロッパ主要都市で連携をとり
多大な冨を蓄積していく。
大変面白くて興味深い本だった。
だいたい、会社が3代・4代と続いていくことは
本当に珍しいことなのに
世界でもトップクラスの冨を7代にもわたって
存続させていくことが素晴らしいと思う。
本を読んでいると その理由がわかってくる。
人に妬まれないよう目立たないことに徹する。
寄付をする。
子供の教育に投資する。
相続税の対策に命を賭ける。
娘や娘婿に商売を継がせない。
などなど、一族が不文律をつくって
それに忠実に従っているのがユダヤ人らしいなと感心した。
年表や家系図も巻末についていて
それを見ながら本を読むのでよくわかって面白い。
家系図を見ていると ひとりではなかなかこれだけの
ことは為しえないと感じる。
7代目まで いろんな人がいろんな活躍をして
これだけの冨を築いてきたのだなと思った。
折りしも 小室哲哉さんのニュースで賑わっていた。
1代で多額の冨を築いたのに
1代ですっからかんになったのは何とも愚かで
哀しいできごと。
また、この本を読んで初めて知ったことのひとつ。
ワイン好きなら知っている、世界的名酒のワイン
「シャトー・ラフィット・ロートシルト」
「シャトー・ムートン・ロートシルト」
このシャトーの当主は ロスチャイルドなんですね!
「シャトー・ムートン」はそのラベルに毎年
当代最高の画家がデザインすることでも知られている。
ほんとに面白くて魅力的な一族だ。
「ロスチャイルド」・・・ヨーロッパの同族経営の財閥ということを知っているくらいで今までロスチャイルドに関して書物を読んだ事がなかった。
現在7代目を迎えたロスチャイルドは依然 世界に君臨している。
もともとはフランクフルトのユダヤ人が住むゲットーにて
金貸し業を営んでいた。
初代マイヤー・アムシェルは並外れた才覚をもち
頭の切れる働き者で急速に得意先をつかんでいった。
5男5女、10人の子宝に恵まれ、
その5人の男の子の性格を見極め、ヨーロッパ各地
フランクフルト・ウィーン・ナポリ・パリ・ロンドン
と5つの都市に分散させて金融業をさせるのだ。
フランクフルトの本店と4つの支店が
がっちりとスクラムを組んでヨーロッパの代表的金融業者にのし上がった。
18世紀後半に 伝書鳩や最新の情報技術を駆使して
ヨーロッパ主要都市で連携をとり
多大な冨を蓄積していく。
大変面白くて興味深い本だった。
だいたい、会社が3代・4代と続いていくことは
本当に珍しいことなのに
世界でもトップクラスの冨を7代にもわたって
存続させていくことが素晴らしいと思う。
本を読んでいると その理由がわかってくる。
人に妬まれないよう目立たないことに徹する。
寄付をする。
子供の教育に投資する。
相続税の対策に命を賭ける。
娘や娘婿に商売を継がせない。
などなど、一族が不文律をつくって
それに忠実に従っているのがユダヤ人らしいなと感心した。
年表や家系図も巻末についていて
それを見ながら本を読むのでよくわかって面白い。
家系図を見ていると ひとりではなかなかこれだけの
ことは為しえないと感じる。
7代目まで いろんな人がいろんな活躍をして
これだけの冨を築いてきたのだなと思った。
折りしも 小室哲哉さんのニュースで賑わっていた。
1代で多額の冨を築いたのに
1代ですっからかんになったのは何とも愚かで
哀しいできごと。
また、この本を読んで初めて知ったことのひとつ。
ワイン好きなら知っている、世界的名酒のワイン
「シャトー・ラフィット・ロートシルト」
「シャトー・ムートン・ロートシルト」
このシャトーの当主は ロスチャイルドなんですね!
「シャトー・ムートン」はそのラベルに毎年
当代最高の画家がデザインすることでも知られている。
ほんとに面白くて魅力的な一族だ。