石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

おばさん未満

2009-04-29 23:12:45 | Weblog
新緑も美しい祝日の今日は例のごとく
バレーボールと野球の試合応援で明け暮れた。
夕暮れからは バレーボール懇親会で
呑んで食べて喋って・・子供達とお母さん達と楽しいひとときを
過ごした。

酒井順子「おばさん未満」読んだ。



「負け犬の遠吠え」で一躍有名になったコラムニスト酒井さんは
1966年生まれで 私より2歳年上。
だから、彼女の描くエッセイは 女友達と喋っているような
親近感をおぼえる。

今回の「おばさん未満」も40歳前後のどうしようもなく
中途半端であり、客観的にみるとめちゃくちゃ滑稽な年代を
どう渡っていくか・・・というのがテーマになっている。

目をそむけてしまいがちな「初期老化」のことを
面白おかしく赤裸々に綴ってあり
怖いものみたさでぐんぐん読んでしまう。
人ごとのようにゲラゲラ笑って読むんだけど
全部、実感こもってて理解できてしまうところが恐ろしい・・

決して男性諸君には 漏らしてはいけない、この年齢ならではの秘密を
同年代の女性と夜を徹して喋っているような楽しさ

ガールズトークって、昔は恋や愛や好きや嫌いや・・ということで
占められてたけど、最近同年代の女性とのガールズトークといえば
「シワができてきた」「体がだるい」「白髪が・・」「子宮ガン検診が・・」
などなど

こんなことじゃいけない!!と思いつつも
みんな大変なんだ~ということを知り、励まされるのだ

エッセイのあとがきに次のようなことが書いてある。

アンチエイジングに血道をあげる日本人女性達をみて
フランス女性はこう言う。
「フランスでは、歳を重ねることが女性の魅力。
 日本人の大人の女性も、もっと自信をもって歳をとればいいのに」

それは、酒井さんいわく
「パンがないなら、お菓子を食べればいいのに」的発言だと。

若いもの・小さきもの・新鮮なもの・うぶなものに
とにかく価値を感じる日本人気質。
我が同胞である普通の日本人男性は
シミ・シワ・たるみよりも ハリ・ツヤ・はずみに
悔しいけれども欲情する生き物。

だからこそ、私達日本女性は涙ぐましい「老化を遅れさす努力」を
するんだろうね~
フランスと日本では文化的素地が全く異なるのでしょう

こんな楽しい本を読みながら、長~いこれからを
日々努力で過ごしたいものだ。


コメント
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