お正月の楽しみは 何といっても読書
ダラダラと読める楽しみは何にも代え難い。
日頃、貯めに貯めた本や雑誌を片っ端から読みたいところだけど
家族がいるとすぐに台所に立ったり洗濯やお風呂の掃除など
結局、本を読む時間は限られる
池坊保子著「華の血族」
この本 すごく面白くて寝るのを忘れる勢いで読み終えた
戦後の華族・斜陽の家から、池坊家元に嫁いだ保子さんの自伝。
林真理子さんが、本の帯に推薦文を書いておられて、
興味をもって手にとった。
どんな伝統的で大きな家でも・・というか、だからこそ、
計り知れない波乱万丈なできごとがあるんだと感じた。
とても正直に赤裸々に半生を綴っておられ、すごいなと感動した。
どんな人にも 悩みごとは尽きず、これで良し!という人生が続くわけではない。
でも、その辛さや悲しみも、丸ごと自分の人生だと受け止めなきゃいけない。
なんだか、ホッとして安心感をもらった。