石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

花のいろは・・・

2013-05-16 23:03:08 | Weblog

源氏物語講座が3月にひと区切りつき、

先月から 百人一首の和歌をひとつづつ学んでいる。

1回の講座でだいたい5首ずつ。

その和歌の背景や、歌人のエピソードなど

知れば知るほど 学べば学ぶほど  面白い・・

今日は 絶世の美女小野小町の歌を鑑賞した。

花のいろは うつりにけりな いたずらに

我が身世にふる ながめせしまに

ながめは 「眺める」と「長雨」のかけことば。

ふるは「(月日が)経る」と「(雨が)降る」のかけことば。

花と女の容姿とが かけてある 秀逸な和歌だ。

髪のカラーリングや シワたるみ防止の化粧品もない時代、

老いは確実に 小野小町の美しさを残酷に奪っていったと思う

40代半ばになって、この歌の切なさが痛いほどわかる。

静かにふる長雨と しおれていく花が 見え隠れして

尚更切ない、でも素晴らしい歌 

コメント
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