今日の暦は 半夏生(はんげしょう)
夏至から数えて11日目、
田植えを済ませた農家が休息をとる、農事の節目だそうだ。
日本語とは ほんとうに美しい。
さて昨日、子供達に夕食を食べさせてから
実に久方ぶりに 私ひとりで実家へ行った。
同じ西舞鶴、車で10分くらいのところに私の実家があるのだけど
どうしてなかなか、行く暇がない。
とくに両親とも元気にしていてくれるものだから、
ついつい日々の雑事に追われて足が遠のいていた。
父が忙しい人で、両親と私と3人で会うのは ほんとに久しぶり。
実家の食卓を囲んで 時計を気にしながら4時間近く話が弾んだ。
年齢を忘れて、まるで娘時代に戻ったような気持ちになった。
幼いころのエピソードや 思春期のころのこと、
私が45歳のオバサンになったからこそ 初めて聞いた両親の思い出話など・・・。
帰りに、母から、ぬか床をもらった。
几帳面でお料理上手の母と違い、私はすぐ ぬか床をダメにしてしまう。
ダメにしてしまうことを 十分知ったうえで 持たせてくれる母。
「娘とは良いもんだなあ」と、焼酎に酔ってつぶやいた父。
この二人の子供であって、良かったなと思い、
こんな至福の時間が あと何回もてるのかなとも思った。
そして、私たち夫婦も 子供達にとってこんな存在になりたいと願った。