年上のお友達が 映画「エンディングノート」のDVDをくださった。
ずーっと前にいただいたのに 家のDVDプレイヤーが故障してて、
観ることができず、やっと修理をし、やっと観ることができた。
エンディングノート・・・・ご存知だろうか?
自分の死について 死後について 記録をしておく覚書ノート。
葬儀をどうするのか、財産はどれくらいあり、どのように分けるのか、
死を誰に連絡するのかなどなど。
砂田麻美さんという若い女性監督が ご自身のお父様をドキュメントで撮影した映画だった。
私の父と同じような世代で、日本の高度成長期を支えてきた、
熱血営業マンの砂田さん。
だいぶ進んだ胃がんが見つかり、死を迎えるまで エンディングノートを記すことにより
自分の死と死後をデザイン・段取りする。
最期まで 愛情とユーモアに溢れた家族のつながり、
素敵な夫婦愛、誰にも訪れる死の残酷さと当たり前さ。
何ともいえない 深い感情に涙がとまらなくなった。
人は、(生物は) 生まれた瞬間から 死へと向かっている。
一生懸命生きて、一生懸命 自分の死も考えたいと思う。
素晴らしい映画。何度も繰り返して観たい。