窪 美澄著 「雨のなまえ」を読んだ。
初めて読む作家さん
5編の短編小説が詰まった作品集だったが
どの作品も 雨が地面に沁み込んでいくように私の心にすーっと入っていった
短編小説って 基本的にそんなに好きでなく、
ましてや新しい作家の短編集なんてほとんど買わないのに
書店で 表紙を見、ぱらぱらとページを繰ってみた雰囲気で
即、買ってしまった。
ありそうな話ばかりで、どれもが この生きにくい世の中を息をひそめて
生きている人ばかり出てきて 共感もてたし切なくなった。
名前だけは知っていた 「ふがいない僕は空を見た」
この作品、山本周五郎賞をとっている。
今度は これを読んでみよ