竹茂桜の 京都文化サロンで
京焼の伝統工芸士 伊藤南山先生の講義を聴いた。
「器は料理の着物 ~器と料理の美意識」というタイトルのお話。
ベトナムの交趾船貿易で
日本にもたらされた 色鮮やかな焼き物 「交趾焼き」(こうちやき)
その交趾焼の魅力や製法、
そして料理と器の美について いろいろとお話を伺った。
「器は料理の着物」とは 北大路魯山人の 有名な言葉だ。
この言葉を証明するかのごとく、
伊藤先生は 実験で コンビニの食材を
ご自身作の、美しい交趾焼きの器に 盛り付け、
その画像を たくさん見せてくださった。
御馴染みの コンビニ食材が あら不思議
色鮮やかな 器に盛り付けられると とても素敵なお料理に見える。
伊藤先生は、フランスやハワイに 日本料理のお店を共同で出店されたり、
昨年は 東京赤坂見附に 日本料理「NANNZAN」を開店された。
もちろん、これらのレストランでは
食器は 伊藤先生の交趾焼きの器。
行ってみたいな~
「竹茂桜」の若大将との 対談もあり、
商売をするうえでの とても深い学びをさせていただいた。
急激に移りゆく 社会の変化に 柔軟に積極的に挑まないと。
待っているだけでは 世間に遅れていく。
料理屋さんも陶芸家も 私達石屋さんも
果敢に挑戦していく人でないと。