更生保護女性会の 施設訪問で
滋賀刑務所を訪れ 見学させていただいた。
更生保護に長く携っているが、
私自身は 今回のような施設見学は 初めて。
大変勉強になった。
滋賀刑務所は 執行刑期が10年未満の
初犯の方が多いそうだ。
見学させていただくなかで
実際に 作業をしている服役者の方も見たが、
年配の方が多いのに驚いた。
服役者の居室も見学させていただき、
そこに普通にテレビがあるのにも驚き、
老人の方のために 配食が 「きざみ食」であったり、
糖尿病傾向の方には カロリー制限職、
食物アレルギーの方には 配慮した食事が考えられていたり
親切な 栄養指導がなされていることに
驚愕の念をもった。
受刑者の監視をされる 刑務官という仕事についても
深く 考えさせられた。
大変ストレスの溜まる仕事のように感じた。
私には 到底務まらないように思えた。
滋賀刑務所は 約500名ほどおられるそうだ。
そんな刑務所・少年院・鑑別所が
全国にどれくらいあるか わからないけれど
その運営には 多くの税金が投入されている。
今、犯罪をリピートする 再犯を防ぐことに注目が集まっている。
ひとりの人が 再犯を犯すことを防ぐことができるなら
全国の犯罪が激減するそうだ。
でも、一度犯罪を犯したひとが
社会的復帰をするのは 本当に一苦労。
社会的復帰ができないために 再び刑務所に舞い戻るひとが多い。
刑務所などに税金を投入するよりも
再犯を犯さないような 社会的システムを構築するほうが
税金の無駄をなくすと思う。
更生保護の課題だと 感じた。