暑さが落ち着き、過ごしやすくて
身体がすごく楽
夕方には うろこ雲が広がり
ほんとに気持ちがいい。
若松宗雄 著「松田聖子の誕生」読了。
新書で こんな本が読めるんだ。
CBSソニーに在籍された若松宗雄さんは
松田聖子を1本のテープから見つけ出し
トップアイドルに育ていかれたプロデューサー。
福岡県のお嬢様女子高生だった、歌の好きな女の子を
猛反対する父親を長い時間かけて説得し
デビューさせる。
ほんとに感動的だった。
若松さんが、高度成長期日本の、トップ企業で
活躍される話も とても楽しい。
1960~1980年代、日本が輝かしい時代。
誰もが夢を追って頑張れば 成功に近づけた時代。
この本を読んでると、松田聖子が どれほど強運の持ち主だったかと
感心すると同時に、強運を味方につけるのには
ある法則があるんではないかと わかってくる。
人への気配り、未来にむけての夢と努力、底抜けの明るさ。。。
純粋で素直な聖子が まわりに支えられてトップに
のぼりつめていく様子が詳細に描かれている。
ますます聖子ちゃんが好きになった。
私が小学校6年生の時に 「青い珊瑚礁」が大ヒットした時の
鮮烈なテレビ画像が 今もなお目に焼き付いている。
名曲にも恵まれたし、若松さんをはじめ有能なスタッフが
一生懸命支えられたこともあったけど
やっぱり聖子ちゃんの歌への熱意と魅力が
永遠のアイドルといわれる所以だろう。
運の強さも 彼女の魅力だと思う。
松田聖子の歌も声も生き方も、私の青春そのもの。
愛娘を亡くされて どんなに辛く苦しいことだろう。
少しずつ落ち着かれて、みんなに歌声を届けてほしい。