1冊本を読んだ
小山哲・藤原辰史共著 「ウクライナのこと」
「中学生から知りたい」とサブタイトルにあるように
わかりやすく読みやすく書かれた本だ。
小山哲さんは 京大教授で専門が西洋史
藤原辰史さんは 同じく京大准教授で専門は食と農の歴史。
お二人が行った講義と対談を完全再現したものだった。
わかりやすく書いてあるというものの、
ウクライナという国の 何とも不遇で超複雑な歴史!
取ったり取られたり 取り返されたり・・の繰り返しで
常に豊かな穀倉地帯が大国によって蹂躙される。
そして 今回のロシアによる侵略・・・。
長いあいだ培われてきた歴史や文化や料理や暮らしがあったのに
戦争に破壊されて 家族や友達を失い
いのちの危険にさらされている。
私達がよく知っている、日本の普通の暮らし・今まで大切に
先祖から受け継いできた歴史や文化や諸々のこと。。
大切な家族や友人や恋人
それらが戦争で破壊されることを置き換えて考えてみると
そんなことが あっていいのだろうか。と
胸が痛くなる。