井上荒野 著「あちらにいる鬼」読了。
井上荒野さんの小説は文体が好きで 素敵な作家さんだなあと思っていた。
お父様も作家だったんだ、井上光晴さん。
そしてこの井上光晴さんは 瀬戸内寂聴さんと いわゆる不倫の恋をしていた。
奥さんもこのことを知っていて 不思議な三人の関係が続く。
それを 娘の荒野さんが 小説にするのだから すごい。
とても印象的な 良い小説だった。
映画化されたそうで 光晴を豊川悦司、その妻を広末涼子、
瀬戸内寂聴を寺島しのぶ(頭を剃られての出演!)という
とっても豪華で魅力的なキャスト。
観てみたいな~。