今回の旅で、紫式部と同じように
大津の石山寺にお詣りをした。
都の貴族たちは観音信仰に基づいて
熱心に石山詣を行ったそうだ。
京の山科から逢坂の関を超えて
打出浜から船に乗り、瀬田川を下って
石山寺に参詣するのが平安時代の標準コース。
私達も この標準コースでお詣りをした。
前の日が大雨で天候がとっても心配だったけど
快晴で 瀬田川遊覧船に乗れて良かった
広々とした青い空と川。
デッキに出て風に吹かれて 気持ちがいい。
紫式部も こんな気持ちで舟に揺られていたのかな。。
打出の浜を船で出発し
瀬田川を下って石山寺のすぐ近くで降りた。
まずは 昼ごはん
石山寺のすぐ近く、日本料理「新月」さんにて。
琵琶湖の初夏といえば やはり鮎!
骨が上手に抜いてあって
頭と一緒に唐揚げにしてあった。
手が込んでて美味しかった。
お腹もふくれたところで
やっと参詣です
新緑の向こうに見えるのは牛車。
ここ石山寺は 花の寺と言われるが
このたびの季節は 一面の青楓。
緑が美しく 目に眩しかった。
紫式部は 石山寺に籠って
月を眺めながら「源氏物語」の
着想を得た、というのは有名な話。
平安時代は電気がないから
夜は真っ暗、その中で
煌々と輝く月は とても美しかっただろう。
大河ドラマ効果で たくさんの参詣者。
寺の中に「大河ドラマ館」なるものもある。
今夜も「光る君へ」が放映される。
日曜の夜は 食事とお風呂を終えて
のんびりと夫婦で大河ドラマを観る。
小さなことだけど とても幸せな時間だ。
主人公まひろが 石山寺に籠って
源氏物語を書き始めるシーンが
早く来ないかな。
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