昨年は「JFLを駆け抜けろ」というシリーズで、見事駆け抜けることができました。今回また新しい相手チームを紹介できるのは、この上ない喜びであります。
という事で、J2クラブ紹介シリーズその1、ヴァンフォーレ甲府編です(何か甲府ネタ続きますね)。
こちらのクラブは、有名企業に頼らず、地元企業等の小口スポンサーの支援により運営されてます。
甲府サッカークラブ(甲府クラブ)として'65年に設立。'67年から関東社会人リーグに参加。'72年から新設されたJSL2部に参加。'92年からはリーグ制度改正に伴い旧JFL2部に参加。
'95年にチーム名を現在のヴァンフォーレ甲府に改称。'99年の2部制発足に伴ってJ2に参加。歴史上、日本の社会人サッカーで、常に2部のカテゴリーに所属し続けるという記録を2005年まで更新し続けたクラブだそうです。
2000年には2年連続最下位に終わり、観客動員数が3桁を記録し続け、ユニフォームスポンサーも胸は2年連続なし、背中も秋にようやく決まるなど収益は数千万程度しかあげられずシーズン終了後、ついに債務超過になりクラブが存続危機に陥ったそうです。条件付で'01年も参戦しましたが、Jリーグ最多失点記録とともに3年連続最下位に。
が、この年に就任した海野社長により、存続条件はクリアされ、またJ参入3年目にして初めて単年度黒字を計上し、'02年度以降のチームの存続が決定という苦労を味わいました。そして'05年に、某チームとの入れ替え戦に勝利し、J1昇格を果たされました。しかし、'07年に同じ某チームとの敗戦でJ2降格。
2001年の有名なJリーグクラブ存続3条件
①:平均観客動員数3,000人以上
②:クラブサポーター数5000人以上
③:スポンサー収入 5000万円以上
その調べた記事の中で出てくるのが海野社長。現在はJリーグ理事です。海野社長は怠慢だった経営陣を一掃し、積極的な営業活動を行なったとか。その奇抜な方法からスポンサーがつき始め、まずスポンサー収入が好転する。次に平均観客動員およびクラブサポーター数も増加。その結果、単年度黒字を計上したために'02年以降の存続が決定したそうです。海野社長は「スポーツ界のカルロス・ゴーン」と呼ばれているとか。一度会ってみたいですね。
調べていると「ヴァンフォーレ甲府経営委員会」という組織が出てきました。J1大分もそうですが、やはりこちらも奥が深い。いずれ詳しく紹介させていただきます。
J2甲府といえば、J2岡山と似ている点があります。物品スポンサーです。あちらは先駆け的な存在です。先月、J2岡山の選手の無料整髪(物品スポンサー)を行うヘアーサロンSUGIさんへ行きました。T店長と「あの時は、こちらは中国リーグ、甲府はJ2と、雲の上の存在だったのに、いつの間にか同じJ2になっちゃいましたねー」と話をしてしまいました。
Jクラブで唯一、公式戦で戦ったチームでもあり、何人かあちら出身の選手がいるし、いろいろな面でつながりを感じます。
ヴァンフォーレ甲府公式HP:http://www.ventforet.co.jp/
Jリーグ公式サイト(J2)HP:http://www.j-league.or.jp/j2/
J2甲府関連⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090126
同 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090125
同 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070630
同 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070328
同 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070113
同 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061122
同 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060830
同 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060819