J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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totoについて9

2009-11-20 00:00:21 | スポーツ文化・その他

 先日、毎日新聞で気になるニュースを見ました。最近、「事業仕分け」というものがニュースを賑わせていますが、ついにスポーツ界にもその余波が押し寄せて来そう・・・という話題です。「JOCが事業仕分けに猛反対」というタイトルですが、抜粋して紹介。
          
 政府の行政刷新会議の事業仕分けで、スポーツ関連予算59億円が「大幅削減」となったようです。その後開催された日本オリンピック委員会(JOC)の理事会が紛糾したとか。民主党が「無駄遣いの洗い出し」を掲げて行って、来年度予算要求を見直す目的で「事業仕分け」は行われていますが、厳しい現実です。

 スポーツ関連予算に関しては、11日の仕分け作業でサッカーくじ(toto)の助成事業と重なる地域スポーツ振興事業の整理見直しを求める意見などが出たそうです。JOC理事会では、副会長がJOC予算への影響を危惧する立場から「縮減とはどういうことか。黙っていたら、認めたことになる」と切り出すと、「これ以上補助金が減ったら動かない」「スポーツは社会の中で大きな役割を果たしている」とコメントし、スポーツ予算削減に反対する声が続出したとか。

 また、JOC内には、民主党が政策であまり強調していない競技スポーツ関係にも大なたが振るわれるかもしれないとの不安があります。日本体協の会長が森喜朗元首相だったり、味の素ナショナルトレーニングセンターも、小泉元首相に直談判して北京五輪前のオープンを実現させたりと、スポーツ界はこれまで自民党の大物とのパイプに頼ってきた経緯があります。それが政権交代で状況が大きく変化しています。

 民主党が五輪選手の強化・育成より、地域スポーツ振興など底辺拡大に力を入れる政策を打ち出しているという報道もありました。この点についても「底辺を広げるには指導者が必要で、トップスポーツと底辺は両輪だ」と訴えたそうです。
 仕分けでは「国体に助成の必要はない」「総合型スポーツクラブ育成推進事業はいらない」など厳しい意見のほか、サッカーくじ(toto)の助成事業と重なる地域スポーツ振興事業の整理見直しを求める意見が出たそうです。民主党は地域密着型のスポーツ振興や健康増進に重点を置いているが、今回は対象になった形です。
  
 「総合型スポーツクラブ育成推進事業」を縮小する方針は、ヨーロッパ型スポーツラブを目指してきたJリーグにとっても、大きな痛手のはずです。確かに不景気なので、企業スポンサーも減少し、現実的には縮小という道が、長い目で見れば正しいのかもしれませんが、当ブログとしては残念の極みですね。
 とにかく、好調のtotoもこうなる時代が来るとは夢にも思っていなかったです。一市民として「改革者」として活動する今の政府からは、個人的には一所懸命さが伝わってきますが、一歩立場を違う立場で見ると複雑かなと。そう思う人も少なくないのでは。ただ、百年に一度の世界不況ならば、致し方ないのかも、と思います。

 この事業仕分けの結果が来年度予算に反映されるかどうかは、財務省の予算査定で決まります。さて、どうなるか。
行政刷新会議公式HP:http://www.cao.go.jp/sasshin/
同「スポーツ予算」HP:http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/pdf/nov11kekka/3-3.pdf

コメント (2)
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