15日・16日付けの山陽新聞に「愛されるJクラブに」という事で、新潟で開催されたホームタウンサミットの様子が紹介されていました。ホームタウンサミットについては、数年前に開催された天童市の時の事例(傍士理事のコラムより)をもとに紹介しようと思っていましたが、未完成のままでした。以下抜粋して紹介。
Jリーグチームを核にした活気ある地域づくりを考える「全国ホームタウンサミット in 新潟」が14日から新潟でスタートし、Jクラブや自治体、後援会、ボランティアなどから約160人参加したそうです。
J2岡山からは、ホームタウン推進室長のジョー氏と、県スポーツ振興課の副参事さん(岡山県デーの時にお話させてもらった方です)が参加。クラブを支える組織づくりをテーマの分科会では、地域に即したサポート体制を紹介するパネルディスカッションを開催。
記事によると、マンパワーの確保などが共通課題という話になったようです。確かに偏っていたり、誤った価値観のマンパワーではおかしな事が起こりがちですからね。ジョー氏も「クラブの運営に干渉せず、いいなりでもないJ2仙台の市民後援会が大変参考になった」とコメント。市民のマンパワーを活用するには、「後援会」というキーワードがどうしても出てくるのは当たり前の話です。
他にも「地域密着とクラブ経営優先順位」という講演会や座談会が行われ、Jリーグの真壁潔監事(J2湘南社長さん)が、「今後、Jチームが増えれば淘汰の時代が来る。生き残るために地域の人と知恵を絞って、愛されるクラブづくりの推進が必要」とコメントされています。一度真壁氏の講演会を聞いてみたいと思っていました。
2日目はサッカーによるまちづくりを行った地域(静岡・新潟)の活動・分科会報告があったようです。分科会のまとめでは、「後援会で若いメンバーに加わってもらうためには、多様なニーズに応えられるように活動の幅を広げる工夫が必要」「幅広い年齢層のボランティアを確保できれば、平日・休日に関係なく試合運営が楽になる」という報告があったようです。このあたりはいろんな意味で頷く事が多いですね。
それを受けて、ジョー氏は「クラブを自分のことのように考えて支えてもらえるように、人のネットワークづくりに努めたい」とコメント。ぜひ、「いい形」でのネットワークづくり、マンパワーの活用にご尽力願えればと思います。
ホームタウンサミットは、各地で実行組織を作り、持ち回りで開催し、今年で10回目になり、来年の開催地は甲府市だそうです。過去の開催地は以下のとおりです。
第1回:平塚、第2回:長岡(新潟県)、第3回:磐田、第4回:浦和、第5回:仙台、第6回:川崎、第7回:大阪、第8回:柏、第9回:天童(山形県)、第10回:新潟
こうして見ると、開催地についてはなかなかいいセレクトだと思います。第2回と第9回がなぜそこなのかと知りたいところです。来年第11回の会場は甲府だそうで、もちろんジョー氏などスタッフ・行政担当者等の方々にしっかり勉強してきて欲しいですが、もう一つの希望があります。それはぜひ近い将来、岡山で開催して欲しい事です。
よその事例を見ると、サッカー以外のチームが協力参加している事が多いようです。では、岡山で開催されたとして、どうなるかという事になりますか・・・スポーツ文化の発展に、今後も頑張って欲しいところです。いきなり、湘南や新潟のようにはなれませんが、まずはネットワークづくりではないでしょうか。
そういう面で、先日の天満屋陸上部との交流事業は良かったと思います。あちらも桃太郎夢クラブという立派なNPO法人・総合型SCをお持ちなので、頑張ればもっともっといい交流・提携ができると思います。ホームタウン推進室さん、頑張って下さい。できる事があれば、当ブログで何でも協力させていただきますよ。
全国ホームタウンサミット in 新潟関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091017
昨日、FVSの来季に向けた準備委員会が開催されました。その様子はTAN氏のブログ記事に掲載されています。いいですねー 組織というものも「若返り」「底上げ」が必要ですから。Jの夢も実現し、今まで長くボラ(古狸なのかも)を経験してきた当ブログとしては、「困った時の古参ボラの立場でという事で」とお願いしておりました。TAN会長頑張って下さい。