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日本代表のこと・・・98

2009-11-28 00:03:20 | サッカー(日本代表、W杯等)

 G大阪は、西野朗監督の日本代表監督就任を支援する方針を打ち出したという報道が先日流れました。ポスト岡田絡みでの直接どうこうという話ではないでしょうが、当ブログとしては耳が痛い話です。以下抜粋して紹介。
          
 日刊スポーツの報道によれば、G大阪は、西野朗監督との契約を更新し、「監督がいろいろなステージに行けるように2年契約とした。契約の途中でも、(代表監督就任が)あっても構わないと思う」'10年シーズンより2年間の契約を結んだことを発表。西野監督に日本代表監督就任のオファーが届いた場合、就任を認めるという主旨の発言になります。
 同クラブ社長は「日本代表が強ければ、Jリーグはもっと発展する」ともコメントしているとのことで、西野監督の代表監督就任という見えないレール的なもの(気のせいかもしれません)を感じますが、その流れでいいのでしょうか。
サポティスタ概要ページ:http://supportista.jp/2009/11/news25143043.html

 当ブログとしては、来年の西野ジャパン誕生には反対です。岡田ジャパンで予選リーグ突破をすればいいでしょうが、たぶん、予選リーグ敗退はもちろん「0勝3敗0点(強豪に大敗も)」と予想しています。もちろん予想がはずれれば、これ程うれしい事はないのですが。
 日本代表監督は「世界を知る」外国人監督もしくは、日本人でも世界を知っている人と思っています。いわば「監督版の欧州組」であればいいのかなと。欧州有力リーグでキチっと指導者の道を勉強してきた人ならば日本人でもいいですが、日本しか知らない人であれば「失われた4年」になります。
 例えば今は福祉活動に熱心な中田ヒデも、セリエAでコーチから監督を経験し、率いたチームで実績を残せば「世界を知る監督」になれるし、外国語が話せるいい人材になるのかもしれません。
 当ブログでは、元々選手の欧州組もいいが、監督・コーチの欧州組をどんどん作るべきという意見を持っています。日本協会はエリート指導者作りとして、欧州や南米へ送り込んで欲しいです。

 もっとも岡田ジャパンで惨敗すれば、日本人監督重用論は吹き飛ぶと思うし、吹き飛ばさなければなりません。岡田監督がチェアマンか誰かと「外国人監督ではやめていったらそれだけで何も残らない、長期的視野でじっくり日本人監督を育成すべき」という話をしたとか、そういう話も耳にしましたが、「すべき」と言う前に、まずは環境と実績ではないでしょうか。
 お手本がない井の中の蛙で、いくら蛙を育てても井戸の外ではどうにもなりません。ふと、当時Jの中でいい成績を収めていた加茂監督が代表監督に就任した時の事を思い出しました。Jを席巻したゾーンプレスもあのザマでした。
 また、観客動員やグッズ販売が低迷しているそうですが、正直日本人監督が原因の一つと思っています。次期監督はぜひ、西野監督ではなく「世界を知る」いい監督でお願いしたいと思います。

 岡田ジャパンについての辛口報道も目にしました。南ア戦で岡田監督は、新しい「4-3-3」の布陣をテストしたようです。これまでの「4―4―2」より前線に選手が増えた分、さらに攻撃的な布陣。が、攻守ともになって守備的MFを2人にする従来の4―4―2に戻した後の試合後に「守備的MF2人の方が機能した」と新システムの失敗を認めたそうです。
「岡田監督は、W杯本番でも攻撃はすべて中村俊にオンブにダッコのつもりでいたが、最近の中村俊がコンディション調整に苦しむようになり、中村俊頼みのチームづくりに不安を覚えていた。それで南ア戦で新布陣を試す気になった」との報道も聞きました。

 南ア戦の前日の非公開練習で初めて「4―3―3」で行くことを選手に伝えたが、選手の間から「もっと早い段階で新布陣をテストすればいいのに」という声が出ていたとか。
 記者のコメント記事では・・・
「岡田監督は“サイドを崩して低くて速い弾道のクロスを入れる”戦術を推し進めている。しかし、4―3―3システムではサイドバックが攻撃参加しようと思っても、両サイドに張っているFWとかち合う格好になってサイドバックの攻撃参加が難しい。そうなった場合は攻撃的MF遠藤、長谷部が運動量を増やしてFW陣と絡まないと攻撃に幅が出ない。長谷部はともかく、遠藤はパスの中継点として攻守のつなぎ役をこなすのが持ち味。運動量を求められても、かえって長所が消えてしまう。中村俊抜きの布陣を試すにしても、南ア戦でいきなり4―3―3で行くにはムリがあった」

 岡田監督は当初「欧州組は香港戦を免除する」と話していたそうですが、南ア戦が凡戦に終わり、危機感を覚えたのでしょうか。試合後に欧州組と話し合って全員が香港戦に帯同することになったとか。
 つくづく岡田監督になって、未来に希望を覚えた事は一度もありません。今まで長く代表を見てきた者としては、ちょっと親睦試合で快勝しても何も安心材料は見当たらないのです。岡田監督も来年までだと思っていたら、また「世界を知らない」日本人なんて・・・本当の話であれば、日本協会は何かブレていると思います。

コメント
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