Jクラブの震災復興支援は、鳥取を除いて余り西日本では見かけませんでしたが、さすが愛媛さんやりますね。この部分では、鳥取さんが中四国№1だと思いますが、愛媛さんは№2かな。確か、去年の「プライドオブ中四国」のホームで、やっていましたが、今年になってもそのポリシーはしぼんでいませんでした。以下、抜粋して紹介。
J2愛媛では、15日(日)水戸戦で「被災地復興支援イベント」を開催。
・経 緯:
J2愛媛FC は大震災発生以来、チャリティーオークションの開催や1シーズンを通しての風評被害に苦しむ被災地産野菜の販売等、様々な被災地復興支援活動を通して、愛媛県から被災地の方々に少しでも多くの元気を届けられるよう活動を実施。ただ、その後、東日本大震災という出来事が少しずつ風化しつつあると認識し、愛媛県民に被災地の今の状況を知ってもらい、被災地の人たちから直接発せられる言葉を通してその支援の輪が再び広がっていくような活動を実施したいという思いから、被災地復興支援イベントを開催。
・日 程:
7月15日(日) 水戸ホーリーホック戦
・会 場:
ニンジニアスタジアム
・内 容:
■福島県から本場フラガールが来場
福島県の本場のフラガールによるフラダンスショーを開催。
来場チーム名:「ハーラウラウラーナニ」/チーム代表者:リノラニあゆみ
■宮城県気仙沼復興屋台村の小野寺氏によるトークショー開催
噴水前広場特設ステージにて、復興屋台村「気仙沼横丁」の小野寺事務局長によるトークショーを開催。
■被災地産野菜、物産の販売
オ~レカフェ内の特設ブースにて、被災地産野菜もしくは果物、気仙沼復興屋台村の加工品を販売。
■カーボン・オフセットマッチの実施
この試合の参加者(選手、スタッフ、来場者)が家庭生活で使っている照明、冷蔵庫、掃除機、テレビ等を使用することによって排出されるCO2 量のうち、1kg を被災地産のオフセットクレジットをクラブが購入してオフセットを実施。
こういう地域・社会貢献活動のニュースを読むとホっとします。観客動員アップを目指す、試合に勝つよう努力するというのは、違うカテゴリでもできる事。こういう活動はJリーグクラブしかできないと思います。サッカー以外のスポーツでも同様。いくつかのクラブは「一過性にしない」「あの大震災を忘れないように」と口にされます。この辺りの公共財としての価値観が「品格」と個人的には認識しています。愛媛さん、これからも鳥取さんとともに西日本をこういう部分で引っ張っていって下さい。
J2愛媛公式HP該当ページ:http://www.ehimefc.com/efc/topics.php?s|id=101842
そしてもう一つ。愛媛さんのこれまたいい事例がありました。最近、Jでも一般的なニュースの中でも出てくるキーワード「食育」。地元農協との連携を深めておられます。J1札幌は別格ですが、こちらも全然素晴らしい活動です。以下、抜粋して紹介。
JAグループ愛媛と社会貢献活動の中で、地域の子供たちに正しい食生活と体作りの関係性を伝え、また、ホームスタジアムでは愛媛産にこだわった物産展を展開する等の活動を続けてきたクラブが、お互いの特性を生かしてさらに効果的な広報活動を行う事により、地産地消の推進、及び食育とスポーツ文化、地域文化振興を図ることを目的に、相互協力協定の調印式を実施。
・日 時:
5月12日(土)13:00~13:30 (ギラヴァンツ戦試合前)
・場 所:
ニンジニアスタジアム 1F 記者会見室
・参加者:
愛媛県農業協同組合中央会長、愛媛県信用農業協同組合連合会 代表理事理事長、全国農業協同組合連合会愛媛県本部 生産資材部長、
全国共済農業協同組合連合会愛媛県本部 管理部 総務グループ課長、㈱愛媛FC亀井社長
・内 容:
経緯説明、各挨拶、協定書調印、記念撮影
最近の選手による学校訪問活動で、一緒に給食を食べる事例が増えてきました。農協といえば、ファジの袖スポンサーが「JA共済」ですね。岡山でもいかがでしょうか、こういう活動。スポンサー獲得に効果がありそうなイメージアップが図れると思いますが。
J2愛媛公式HP該当ページ:http://www.ehimefc.com/efc/topics.php?s|id=101787