J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

行政の支援43 【J特】

2012-12-04 01:02:09 | スポーツ文化・その他

 事例紹介コラムです。
 先日、紹介した「岡山県スポーツ推進計画(仮称)」(素案)ですが、読んでみました。せっかくなので、当ブログ的に要点を抜粋して紹介したいと思います。サブタイトルは「スポーツ立県おかやまの実現を目指して」です。
   
第1章 計画の概要
1.計画策定の趣旨  2.計画の位置付け  3.計画の期間  4.計画の見直し  5.計画の目標  6.計画の体系
第2章 基本施策
Ⅰ.ライフステージに応じた運動・スポーツ活動の推進   Ⅱ.競技スポーツの推進  Ⅲ.スポーツ環境の整備  Ⅳ.スポーツを通じた地域の活性化
第3章  計画の進め方
1.計画推進の考え方  2.庁内推進組織と進捗状況の管理  3.市町村との連携  4.スポーツ団体等の連携  5.県民総参加に向けて
第4章
※今後内容を検討

第1章 1.計画策定の趣旨
 平成16年度から25年度までを計画期間とする。国は平成22年に、新たなスポーツ文化の確立を目指し、「人(する人、観る人、支える人(育てる)人の重視」と「連携・協働の推進」を基本的な考え方とするスポーツ立国戦略を策定し、概ね10年間のスポーツ施策の基本的な方向性を示す。平成23年にスポーツ基本法を施行し、今年にスポーツ基本計画を策定。
 岡山県では国の動向を踏まえて、今年策定した「第3次おかやま夢づくりプラン」に掲げる豊かに潤いのある暮らしづくりを推進する戦略プログラムに、スポーツによるコミュニティの活性化や、トップクラブチームを応援する機運の醸成等を盛り込み、「スポーツ立県おかやま」を宣言。

第2章 Ⅱ.競技スポーツの推進
5.躍動する競技スポーツの魅力発信
【現状と課題】
◎スポーツの持つ価値を、分かりやすく県民に広報し、競技スポーツを支援する気運を醸成することで好循環を生み出す必要あり。
◎チーム岡山の成績を様々な指標で情報発信することは、まだ十分に行われておらず、検討が必要。
【今後の施策展開の方向】
◎今後も様々な機会を捉え、地域に密着したトップチームの運営が、いかに大きな社会的貢献ができるか、良き理解者を増加させる取り組みが必要。
◎競技スポーツに対する関心と応援気運を高め、社会全体の活力を生み出すことにつなげる事が必要。各種広報媒体の幅広い活用や情報発信に取り組む。

Ⅳ.スポーツを通じた地域の活性化 ~元気あふれる地域の創出~
 スポーツへの県民の関心と理解を深めるとともに、スポーツへの参加のきっかけづくりとなるよう、プロ野球公式戦等の誘致、県民参加型で県外からも多くの人が参加するような大規模なスポーツ大会の実施。トップクラブチームの活躍や、大規模なスポーツ大会等により、スポーツを通じた地域の活性化が図られ、新たな交流の創出を期待。
1.トップクラブチームによる岡山の元気・感動の創出
【施策目標】
●トップクラブチームへの支援の輪の拡大と、トップクラブチームの活躍による地域活性化及び地域の一体感の醸成
●子ども達に夢を持って努力することの大切さや、スポーツの楽しさを伝える事によるスポーツのきっかけづくりの推進
【現状と課題】
◎平成21年「岡山県民の健康・体力・スポーツに関する調査」の結果では、トップクラブチームの認知度は高いが、応援に行った事がない人が8割を超えている。
◎トップレベルの選手を地域に派遣し、技術指導を行うとともに、児童生徒等と選手がスポーツを通じて交流する事業は多くの参加者を数え、スポーツのきっかけづくりに効果を発揮。
【今後の施策展開の方向】
◎各種広報媒体を通じたチーム活動の広報やホームゲームを盛り上げるイベントの開催
◎トップクラブチームと連携して岡山を広く情報発信するとともに、県域を越えた交流の輪を広げ、スポーツを通じた地域の活性化を図る
◎トップクラブチームの選手が児童生徒に地域で技術指導を行うとともに交流する事業の継続等
【数値目標】
トップクラブチームの観客動員数:  平成23年:166千人 → 平成28年:218千人

2.大規模なスポーツ大会の開催等によるスポーツ交流
【今後の施策展開の方向】
(1)大規模なスポーツ大会の開催
◎全国に向けた情報発信ができるような大規模なスポーツ大会の開催に取り組む。平成26年度に県民参加型のマラソン大会を開催
◎大規模なスポーツ大会の実施で、全国から参加者を積極的に誘引し、全国からの参加者との地域間交流による地元経済の活性化を期待

3.スポーツツーリズムによる地域活性化
【施策目標】
●トップクラブチームの試合、大規模なスポーツ大会の開催やスポーツ合宿の誘致等と観光を組み合わせた交流人口の拡大
【現状と課題】
◎プライドオブ中四国で、スタンプラリーや観光、宿泊、土産物等の情報提供に努める
【今後の施策展開の方向】
◎中四国のJ2クラブの自治体と連携し、更に交流が進むよう努める
◎関東・関西の県外事務所を活用して、県域を越えた応援に努めるとともに岡山の情報発信を実施
◎地域の盛り上がりや地元市町村の意向を踏まえながら、代表チームの合宿誘致に努め、スポーツを通じた地域の活性化を図る
◎市町村と連携して大規模なスポーツ大会を開催し、大会広報に努め、県内だけでなく県外からも多くの参加者を集めて、賑わいを創出する
◎市町村と連携し、スポーツと観光の垣根を越えて、各種団体等と連携・協働し、スポーツツーリズムを推進する「スポーツコミッション(仮称)」の設置について研究

第3章 計画の進め方
2.庁内推進組織と進捗状況の管理
 庁内関係課長で構成された部局横断の連絡会議を毎年開催し、検証するとともにスポーツに関する学識経験者からなる岡山県スポーツ推進審議会に報告
3.市町村との連携
 広域的な事業の実施で協力・連携し、県全体の総合的なスポーツの推進を図る。
5.県民総参加に向けて
(5)トップアスリート
 地域スポーツとトップスポーツの好循環の推進を期待

 という内容でした。これを読んでどう思われるかは、読者の皆さんにお任せします。先日の記事にも紹介しましたが、県当局は計画の素案を取りまとめられ、県民からの意見を募集しているそうですが、パソコン入力フォームもあるそうです。読者の皆さんでも、実は県にこういう事をして欲しいと思っていたとか、思いがある方はぜひ意見応募して下さい。Tさんの話では、謹んでお話をお聞きするので、どんどん応募して欲しいとの事。当ブログでは、他県で見られる異競技交流イベントや異競技連携を中心に意見応募を考えています。その関連記事については明日。
「岡山県スポーツ推進計画(仮称)」素案に対する意見募集」ページ:http://www.pref.okayama.jp/page/297555.html
「岡山県スポーツ推進計画(仮称)」素案:http://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/297555_1231677_misc.pdf
岡山県スポーツ振興課公式HP:http://www.pref.okayama.jp/soshiki/24/
「岡山県スポーツ推進計画(仮称)」関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121123

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