事例紹介コラムです。
今回はちょっとタイトルが微妙ですね。明日は新シーズン到来を告げるゼロックススーパーカップ、来週からJ1が開幕します。ただ、J's GOALを観ていたら、ショッキングなニュースが出ていました。J1甲府の開幕ホーム戦が中止になったそうです。先々週から全国的に続く大雪の影響ですが、今日付けで代替地開催が決まり、国立競技場になったそうです。最悪、延期になっていたところでしたが、同じ日に開催できて良かったですね。東京・国立という事で、山梨県と相手のJ1鹿島が茨城県という事で、鹿島の方が地理的にやや有利になったのかなという印象もありますが。地元ホームゲームが1試合消えたというのは痛いですね。以下、ニュース情報を抜粋して紹介。
山梨中銀スタジアムは、2月14、15の両日に降った、1m14cmにも達した観測史上例のない大雪が、まだ相当多く残っている状況。山梨県内は過去に経験のない大雪で、道路や鉄道が止まるなど社会生活に重大な支障を来たし、各地で集落が孤立し農業も大きな被害が発生。山梨県は災害対策本部を設け、国の非常災害現地対策本部も山梨に設置。
孤立解消、生活関係の救援、復旧活動を最優先に除雪も進められており、中銀スタの除雪まで手が回らず、スタジアム内の雪は現在でも40cm近く残り、日陰部分はさらに多くの雪が残っている状況。また、山梨県小瀬スポーツ公園は、山梨県内で大きな災害が発生した場合、災害対策の拠点と位置づけられていて、現在、山梨に災害派遣されている陸上自衛隊の拠点としても利用中。一部の付属駐車場は雪捨て場として提供。
こうした状況を受け、21日にJリーグが急遽現地を視察。クラブ側とも協議した結果、スタジアムに残る雪の量が非常に多く除雪が困難であることや、災害対策の拠点施設になっていること、記録的な大雪による地域の被害が深刻になっていること、小瀬スポーツ公園駐車場の使用が難しいこと、周辺の道路事情が完全に回復していないことなどを考慮し、中止を決定。これに伴い、22日(土)、23日(日)に予定していた中銀スタジアムの除雪作業も急遽中止。
J1甲府公式HP該当ページ:http://www.ventforet.jp/news/press_release/506331
スタジアムが災害復旧拠点になっているそうですが、ふと東日本大震災の時のJヴィレッジを思い出しました。今はどうなっているのでしょうか。公共財ならではの姿ですね。「震災? うちは関係ない。練習するだけ」という価値観(そういうところはないと信じていますが)とは違うようです。
この雪の影響で、キックオフイベントも中止になったそうです。現在、山梨県内での練習場確保が難しいため静岡県でキャンプを行っているチームの移動(往復)などを考慮し、以下の予定だった「キックオフパーティー」及び「スポンサーサンクスパーティー」の開催が中止を決定。
【元の開催予定】
日 程: 2月23日(日)
会 場: アピオ本館
[2014キックオフパーティー] 14:30~16:30
1階 吉兆の間にて
[2014スポンサーサンクスパーティー] 13:00~14:20
2階 平安の間にて
J1甲府公式HP該当ページ:http://www.ventforet.jp/news/press_release/506323
J1広島やJ2富山が一般向けとスポンサー等向けを2つに分けて開催されていますが、甲府さんもそうでした。よく、一般開催では寄付金が集まらないからやりたくないような価値観もあるのかもしれませんが、そういうところはこういう風に2つに分けてされてはいかがでしょうか。この辺りは「クラブ主催」として、いい運営をされていますね。今回の大雪でこちらは開催そのものが中止になって残念でした。スポンサー向けが中止になり、応援寄付金を集める機会を失った事も残念でしょうが、ファン・サポーター向けに今シーズンの奮起を誓い合う「出陣式」もできなくて、口惜しかったと思います。
改めて、山梨県民の皆さまにお見舞い申し上げます。今朝の朝番組でも関東の天候について「水を含んだ今の時期の重い雪に要注意」「今年は平年並み。3月中旬が終雪と言われているが、4月に入って積もった事もあるので、油断禁物です。
ただ、試合は試合です。某黄色いチームも相対しますが、お互いベストを尽くして「いい試合」をやりましょう。海野会長は、当ブログでも「尊敬するJクラブの経営者」の一人であり、「プロヴィンチャ」として地方クラブの模範と言われているクラブ。今年もJ1で暴れて下さいませ。ちなみにこちらのフロントブログである「ヴァンフォーレ日記」は、いわばフロントブログのお手本というべき出来栄え。1ケ月に1回くらいしか更新されていないものも他に見受けられますが、こちらは素晴らしいですね。積極的に情報開示される市民クラブとしてのカラーがよく出ています。
J1甲府関連⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131017
〃 ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130811
〃 ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130609
〃 ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130530
〃 ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130510
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130406
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120713
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120422
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090129
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090126
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090125
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070630
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070328
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070113
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061122
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060830
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060819