リスペクトコラムです。
続いてJリーグから、注目すべき発表がありました。いわゆる「ホームグロウン」なのかな。Jリーグでは、昔からドイツの方式をお手本にしてきましたが、今回もそうなのかな。今回の取り組みはJ2とJ3ですが、J1の方はこういう取り組みってありましたっけ? 今回、J1ではなくJ2とJ3というのがミソですね。
【来季J2&J3で「U-21選手出場奨励ルール」を導入!世界トップ目指し若手選手の育成促進】
「Jリーグは19日、2020シーズンの明治安田生命J2リーグおよびJ3リーグにおいて、『Jリーグ U-21 選手出場奨励ルール』を導入することを発表した。このルールは、次代の日本サッカーを担う優秀な選手を輩出することを目的に導入される。シーズン中におけるU-21年代の日本人選手の総出場時間の基準値を定め、基準値を超えたクラブに奨励金を支払う。」
「■U-21 選手出場奨励ルール
【概要】
21歳以下日本人選手の総出場時間の基準値を定め、基準値を超えたクラブに奨励金を支払う
【対象大会】
明治安田生命J2リーグ、J3リーグ ※J1参入プレーオフなど、各レギュラーシーズン以外の試合は含まず
【奨励金】
J2:300万円 J3:200万円 ※いずれも1クラブあたり
【基準値】
J2:年間3,780分以上(目安:90分×42試合) J3:年間3,240分以上(目安:90分×36試合)
【対象選手】
当該年12月31日において満年齢21歳以下の日本人選手 ※特別指定、2種登録選手を含む
【その他】
・GKの出場時間は2倍に換算
・シーズンを通して出場時間を算入するため、代表招集やケガ等の場合の時間算入等の特例措置は設けない
・J3リーグに参入するU-23チームは対象外」
引用:GOAL
これは来季影響が出ますね。クラブとしては収入増を狙い、この奨励金を取りに行くでしょうが、余り若手ばかりを出場させても戦力ダウンにつながり、成績が伸びない。なので難しいところ。また、シーズン中でのノルマとなる時間数ですが、時間を稼ぐのが、シーズン当初なのか、終盤なのか、シーズンを通してなのかここも選択です。終盤になって、若手の出場を積極的にさせていては上位に食い込めないから、途中で奨励金を放棄するケースも出るでしょうね。
あと、今後は21歳以下で実力の高い選手を獲りたがる(某黄色いチームも大南選手を獲りましたね)と思うので、21歳以下の選手の株が急騰するかもしれません。そういえば、サテライトリーグのような大会も始めると報道があったような。また調べてみます。今までこの世代は東京五輪を目標にやってきましたが、五輪後の目標設定も見所ですね。