読者の皆さま 明けましておめでとうございます! 今年も大変な年ですがよろしくお願いします。
コロナ真っ只中での新しい1年が始まりました。今年は読者の皆さんにとってどんな年になるのでしょうか。今日から始まるこの1年を思い描きながら、一つ一つ触れてみましょう。
今回も岡山のプロスポーツ全体で語りたいと思います。まずは地元J2岡山(ファジアーノ岡山)。昨季はコロナイヤーの中での17位。これがもう1年後のシーズンだったらJ2残留争い(下位4位がJ3降格)を演じている可能性がありました。つまり下げ潮。昨年暮れにベテラン選手を中心に退団が相次ぎました。高齢化した選手層の若返りを図った訳ですが、それに見合う補強がまだ見当たりません。このまま補強が上手くいかなければ2021年シーズンが極めて不透明になります。
一つ気になった動きがシーズン終了後に発表になった「岡山市社会体育施設指定管理者の受託」。岡山では今まで決して語られる事のなかった総合型地域スポーツクラブについて、実現を意識した動きができればいい話だと思いますが、まだよく見えていません。いい話なのか、結果的に単にこなすだけの期待外れの話になるのか。4月から運営が始まるそうですが、どういう動きが出てくるのか見させていただこうと思います。
他のチームにも注目しています。シーガルズは岡山の4クラブの中で唯一産官学連携の後援体制があり、シーガルズアリーナ構想も去年発表になりましたね。4クラブの中で地域の各界連携で一番理想的に動けているクラブかもしれません。B3岡山(トライフープ岡山)はサブホームタウンとして津山市と交流を強めています。J2岡山がホームタウンとしているのに、ネクスト廃止以降は特に何も活動ができなかった地域。県北地域は女子サッカーの低迷もあって、プロスポーツチームとの新しい連携支援を模索していたと思います。J2岡山の分までしっかり連携して欲しいと思います。リベッツはこれからですね。少しクラブ力が低下した印象です。まずはもう少し勝てるようになる事。東京五輪が近づいてくれば、丹羽選手を中心にクラブへの注目度も高まるでしょうが、如何せんシーズンが短い。頑張って欲しいと思います。
今回もJ2岡山が進んでいる部分、もう少し頑張って欲しい部分として「Jクラブの付加価値」項目に沿って紹介させていただきますが、他の3クラブも少し絡めて書いてみたいと。
①後援会(動き無し)
クラブ主催のファン・サポーターの集まりはオフィシャルファンクラブで、クラブ主導の運営になりますが、後援会組織は地域の支援者の集合体で、支援者が独自性を持って自主運営し、選任された会長をトップにヒトとカネの両面でサポートできる独立組織です。よそのクラブの後援会状況は下のリンクどおりです。他の主要クラブのサポに言うと、「えっ、岡山無いの?」といつも不思議がられます。後援会ができて初めて、J1ふさわしいクラブになると個人的には思っています。
また、他の3クラブについても、シーガルズには産官学連携の後援組織がありますが、あとの2クラブにはありません。特にB3岡山には作って欲しいですね。この記事にあるようにB1にふさわしいクラブにはしっかりあります。B3岡山については、個人的にまだ3人制の延長のイメージが残っています。B2に昇格しても他のクラブと見劣りしない組織に早くなって欲しいです。
後援会関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140607
②情報開示及び情報発信(公式HPのレベルアップ、見える化)
J2岡山についてはやはり公式HPのレベルアップですかね。経営面では、株主名簿や役員名簿を掲載しているところがほとんどです。「ホームタウン活動」ページについては昨季やっと改善されました。付加価値が高い他クラブはしっかり活動のレポを一つ一つ情報開示できています。他にもニュース一覧はトピックス状態で、最新ニュースはもう1回クリックしなければ出てこない状況。ある程度昔のニュースを記事をクリックして、元に戻ろうとしたら、一番最初に戻ってしまう不便な構造。また、SNSのアイコンですが、他のクラブは公式SNSにそのまま飛びますが、こちらはシェアというもので、下に別にリンクバナーを貼られています。しかも中に入るバナーは「フォローする」しかない状態。情報発信力についてはまだまだJクラブの中で最後尾の方ではないでしょうか。
あと、他のJクラブと比べて、フロントスタッフが露出され過ぎる印象。事務方はあくまで裏方で、顔を必要以上に出さない方がいいと思っています。選手もしくはダイナさんのような存在に任せた方がいいかなと。この動画(全部じゃありません)やこの動画のように。こういうスタイルの方が面白いかなと思います。あくまで個人的な感想ですが。
他のクラブについては、SNS頑張っていると思います。B3岡山が一番活発で一番最先端を走っていますね。毎週木曜日の「トライフープLIVE」は継続事業として長く実施されています。このままずっと続けて欲しいです。シーガルズもメールマガジンやSNSを頑張っていますね。リベッツももう少し情報発信が早くなれば、もっといいでしょう。また、森薗選手の一升瓶を手にしたYouTubeライブ観たいです(笑)。
経営情報関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140716
湘南・松本との公式HP比較関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161009
③異競技交流及び他のスポーツチームとの連携(少しあり)
J2岡山とB3岡山のダブルヘッダー的企画が、去年2月(コロナ自粛前)にありましたね。これは画期的でしたが、J2岡山側の反応がもう一つに感じました。今度はZIPアリーナにファジ丸君の友情出演(これはほかの2クラブも)から始まって、もっと合同事業をやって欲しいですね。前に出したアイディアですが、お互いのハーフタイムに、PRコーナーを設けてはどうでしょうか。4クラブに限らず、地元の野球クラブチームとかもいいかも。B3岡山は平金さんやってましたね。あと、前にも触れた「岡山市社会体育施設指定管理者の受託」がどう化学反応を起こすかですが、今までのJ2岡山であれば期待外れになりそうですが、今回は期待させてください。こういう↓風に取り組んでいただきたいですね。
異競技交流(Jリーグ「地域スポーツ振興活動および介護予防事業」)関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190315
④サポートショップ(協賛店)制度(動き無し)
FC会員証の提示で、何かサービスを受けられるサービスで、サポショ(サポートショップ)はクラブの情報発信基地の一つになり、商店街との連携で街そのものがサポートタウンとなります。当ブログでは、三位一体の支援に続く第4極が、商店・商店街と認識しています。現在、奉還町商店街と連携事業を行っていますが、表町など岡山市内の他の商店街とも連携されてはいかがでしょうか。すぐに川崎さんのレベルには達する事ができなくても、サポショ自体を始めたらいいと思います。J1、J2を通して何もやった事がないのは岡山くらいになってきましたね。
他県ではあれほど実施されているのに、岡山はなぜ?と不思議に思いました。Jに限らず、どんな競技でも実施はありだと思います。この辺りも「J1にふさわしい」部分ではないかと個人的には思っています。
B3岡山でやってはどうでしょうか。岡山の商店街だけでなく、津山とか喜ばれるんじゃないでしょうか。とりまとめで手が足りなかったら外部委託してもいいかも。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190826
⑤サポーターカンファレンス(今のところ、2015年シーズンのみ1回開催)
多くのJクラブでもやっている「義務」のような事業です。少し前にホーム最終戦直後に開催されましたが、以後開催されていないので、ここに挙げました。まさか、単発事業で終わるとは思えないし、手厳しい声が出るのは、どこのクラブでもある風景であり、それを嫌がった訳でもないでしょう。チャレンジ1のファン・サポーター向けの報告と、新シーズンに向けての説明をやるべきではないですかと個人的に言いたいです。
まぁコロナの年なので、終息するまでリアル開催は難しいかもしれませんが、他のクラブではオンラインでされていました。つまりやろうと思えばいくらでもやり方はあるという事。この辺も当ブログで考える「J1にふさわしいクラブ」の条件です。
B3岡山で2月(自粛前)にファンミーティングを始めてやりましたね。これは素晴らしい動きでした。今季はどうなのでしょうか。オンラインでもいいのではないでしょうか。まだ参加者数が足りないかもしれませんが、少人数でもいいかも。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/e/904dde01359f08bb808b7bba9dfa74c4
⑥選手による地域・社会貢献活動(更に頑張って欲しいです)
「岡山市内全小学校への全選手一斉訪問」ですが、去年はリモート運営で、DVDを各学校に配布するのかな。継続事業としてやり続けて欲しいですが、今回のオンライン運営で味を占めて、これでいいじゃないかという価値観に変わらないようにお願いしたいです。
選手はクラブの主力商品であり、夢を与える存在。コーチはあくまで脇役なので、技術はある程度与えられても夢まではしんどいか。シーガルズはばっちりですね、よく回りよく情報開示しています。B3岡山も頑張っていますね。リベッツは普段選手が岡山にいないので、白神監督の出番ですが、有田選手とか。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171022
あとは東京五輪ですか。現在は今年開催できるのかどうかわからない空気になっています。もし中止にしてしまうと、8年間本番が無い状況になって選手が可哀そ過ぎます。もし、もう1年延期にすると、ブランクは6年ですが、その次は2年間。8年間のブランクよりはいいかなと。2年はありだと思います。リレハメル五輪の事例があります。アンケートでも今年開催は少なく、中止とともに延期の割合が大きいです。当ブログはもう1年延期派です。それにしても今回の東京五輪は、岡山から出場する主要選手の名前が出てきませんね。今のところは丹羽選手、シーガルズの何名かか。
とにかく、当ブログでは今年も地元岡山のスポーツチームを応援していきたいと思います。本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers