J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

北の王者へ コンサドーレ札幌17

2014-02-18 00:03:26 | 総合型地域SC・地域振興

 事例紹介コラムです。
 ここ数年、Jクラブで、アカデミー事業向けもしくは総合型地域スポーツクラブ運営の目的で、公益法人を設立するところが出ています。一般社団法人だったり、NPO法人だったりいろいろですが、事業内容はどこも同じような感じです。今回は、J2札幌がスポンサーと一緒に一般社団法人を設立されました。以下、抜粋して紹介。
                 
 J2札幌は、サッカークラブの枠を越え、道内の地域活性化やスポーツを通じた子どもたちの心身の育成、生涯スポーツの実現やコミュニティの創出を目指し、2月14日に総合型地域スポーツクラブ「一般社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブ」を設立申請。
 新法人の設立にあたり、全国2,100箇所以上で個別指導塾「明光義塾」や「明光サッカースクール」を展開する「㈱明光ネットワークジャパン」と協業し、お互いのノウハウを融合させ、サッカーを始めとする様々なスポーツ事業、文化・教育事業を展開していく予定。

【一般社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブ】
・代表理事:
 三上大勝
・設立時理事:
 鎌田昌市、中田 博幸、竹本 貴洋
・設立時監事:
 発知文男
・所在地:
 北海道札幌市
・主な事業内容:
 スポーツクラブの運営事業 / スポーツイベント、スポーツ教室、スポーツ大会の開催事業
 スポーツ選手の養成・指導並びに管理業務 / 指導者及び審判員の講習会の開催事業
 スポーツに関する調査、研究、情報の提供事業 / スポーツを通じた国際交流事業
 スポーツ施設の管理運営事業
【㈱明光ネットワークジャパン】
 個別指導学習塾「明光義塾」を運営し、全国に2,100教室以上フランチャイズ展開する企業。また、早稲田アカデミー個別進学館、明光サッカースクールや明光キッズ、アブラカドゥードル、韓国人生徒向け個別指導塾など様々な新規事業にも積極的に着手し、教育事業を核として更なる成長を図り、人づくりのトップカンパニーを目指しているとか。

 この公益法人の設立で、ソチ五輪で注目を集める冬季競技を含め、各種スポーツの普及に乗り出す方針で、初年度はクラブが幼児や小学生にサッカーの基本を教える事業を移管するそうです。今後は道内各地でカーリングやジャンプなどほかの競技の普及活動も行い、登山や乗馬など大人向けの教室も検討。将来的には、札幌U-18などJ2札幌の下部組織も移管させる方針であり、サッカー愛好者の裾野を広げるとともに、北海道のスポーツ振興に一役買う目的としています。
 当ブログでは、「Jクラブの付加価値」というJクラブの評価基準を勝手に設定していますが、この「所有もしくは提携する公益法人においての事業」も加えましょうかね。元々Jクラブは地域リーグ時代に、NPO法人として法人化を行い、JFLからJリーグ入りする時に株式会社化する傾向が多く、以下に示すクラブのようにそのまま公益法人をユース運営など上手く活用したり、総合型地域スポーツクラブとして立派に経営できるクラブもありますが、逆に幽霊法人化してしまっているケースもあるのかな。前者は「地域の宝」となり、後者は見た目はよくても何かあった時に簡単に倒れる存在となるかもしれません。という事で、Jクラブでの前者、公益法人を立派に所有・活動させているところを紹介します。皆さんの地元クラブはいかがでしょうか?

【J1】
一般社団法人 セレッソ大阪スポーツクラブ (サッカースクール・育成機関事業を運営):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110226
一般社団法人 ヴィッセル神戸スポーツクラブ(アクティブライフ、アスレチッククラブを運営):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111229
【J2】
NPO法人 湘南ベルマーレスポーツクラブ(J2湘南の下部組織を運営):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060707
一般社団法人 山形県スポーツ振興21世紀協会:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121111
一般社団法人横浜FCスポーツクラブ(下部組織、各種スクールを運営):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130221
一般社団法人 東京グリーンスポーツリンク(各種スクールを運営):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110429
・NPO法人松本山雅スポーツクラブ(ユースアカデミー事業)
NPO法人 北九州フットボールクラブ(J2北九州の下部組織を運営)
NPO法人 ザスパスポーツクラブ(J2群馬の下部組織も運営):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130207
【JFL】
NPO法人 やまつみスポーツクラブ(JFL鳥取の下部組織を運営):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121028

 まあ、この辺りが
Jクラブというよりは、地域の宝として、総合型スポーツクラブとして100年続くと思う、続いて欲しいクラブなのでしょうか。あくまで当ブログでの視点ですが。申し訳ないですが、サッカーしかできていないところはしんどいかもしれません。確かに順位やカテゴリは好ましくないところもあるかもしれませんが、100年という長いスパンで見るとしたら、サッカーを中心とした様々なスポーツで深く根が張れている訳ですから、少々の強風が吹いても倒れる事はないでしょう。あのFCバルセロナも実は様々なスポーツチームから構成された総合スポーツクラブなのです。札幌さんも頑張って欲しいです。
J2札幌公式HP該当ページ:http://www.consadole-sapporo.jp/news/2014/02/016141.html
J2札幌関連⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140202
  〃     ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131218
  〃     ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130809
  〃     ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130715
  〃     ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130525

  〃     ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130424
  〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130414

  〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121019

  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120113

  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090321

  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090206

  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071223

  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070920

  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071009

  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051228
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051109

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグファミリーの資格49

2014-02-17 00:01:50 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 ついこの間までサカダイと並んで、長くサッカー専門の週刊誌として、サッカーシーンをけん引していたサカマガ(週刊サッカーマガジン)ですが、「サッカーマガジン 〔ゾーン〕」として書店に並んでいます。先日出張時にたまたま購入して読んでみたのですが、これがなかなか面白い。月刊化して中身が凝縮されたようです。3月号はバルサ特集でしたが、それはまたの機会に紹介するとして、今回は後の方にあるコラムで、「グロービス経営大学院」提供で、葛山准教授の「サッカークラブの経営戦略(3) ~ホームタウン活動~」というのが面白かったです。以下、抜粋して紹介。
   
【Jリーガーの参加者は年間1,078人!】
 サッカーに限らずプロスポーツの世界では、選手や監督等が積極的に社会や地域との関係を重視した活動に参加するのが常識。当然Jクラブも例外でなく、「ホームタウン」という形で地域とのつながりを深める努力をしている。活動の概念としては、地域社会と一体となってサッカーをはじめ、スポーツの普及・振興を促進し、人々が心身ともに健康な生活を楽しむ事のできる「街づくり」への貢献。「地域名+愛称」からなるクラブ名もホームタウン活動の一貫。
 具体的な活動内容は、サッカー教室やサッカーイベント、ファンサービス、サイン会やトークショー、地元イベント、学校訪問、介護福祉活動など。取り扱うテーマは環境問題をはじめ、スポーツ振興、アカデミー、介護予防など多岐にわたり、対象者はファン・サポーターに留まらず、地域住民や子ども(特に小学生以下の児童)となるケースが多い。
 2009年調査では、選手、監督、コーチを含めたJリーグ全体の活動総数は2,417回。年間1,078人もの選手が参加し、選手1人あたりの年間平均活動数は10.1回となっているとか。
【活動で得られた利益を再び還元するサイクル】
 このような地域への貢献は、経営戦略的に非常に重要であり、実は戦略のカギを握っていると言っても過言ではない。社会貢献活動はCSR(企業の社会的責任)の一つとして見られがちだが、もう少し異なる角度から認識すべき。それはホームタウン活動を「クラブから地域へ」というベクトルで考えるのではなく、クラブ経営に大きな影響を与える取り組みという認識。言うなれば、経営戦略上、事業とCSRの両立を目指す事が必要。
 フィリップ・コトラーの「社会的責任のマーケティング」における社会的活動の分類を参考にすると、スポーツチームの社会活動の多くは、社会的に価値ある行動を選手、監督らチーム関係者自らが起こすものである。例えば、選手や監督の地域支援活動への傘下がそれにあたる。
 CSRにはその他、地域住民やファン・サポーターに社会的価値のある行動を促す活動もある。具体的にはチケット収入の一部から社会的関心度の高い分野への寄付を約束し、積極的に試合観戦してもらう事がこれにあたり、「コーズ・リレーテッド・マーケティング」と呼ばれる。更に、疾病予防のために日常的な運動を促進するキャンペーンなど、個人個人に社会をより良くするための行動変容を促す「ソーシャルマーケティング」も同様。
 これらに共通するのは、社会貢献活動をビジネスと連動させている点。クラブや地域社会、ファン・サポーターの行動を社会問題の解決につなげるだけでなく、それらの取り組みをクラブ経営にも結び付け、得られた利益を地域やファン・サポーターに再び還元するサイクルを作っている。
 Jクラブのホームタウン活動が地域との交流という側面で終わってしまうのは、クラブの経営戦略上で非常にもったいない。様々な素晴らしい活動を通して、いかにファン・サポーターを増やしていくか、どうしたらスタジアムに足を運んでくれるのか、クラブ経営に寄与してくれるような関係性を構築するためには何が必要なのか。
 そういった戦略的な意味合いを考慮しながら、ホームタウン活動を活発化し、社会貢献とクラブ運営に相乗効果が生まれる事が望ましい。これこそ今後のスポーツビジネスやクラブの経営戦略に不可欠な視点ではないかと締めくくっています。

 さすが、准教授さんの文章なので専門用語も多く、ちょっとわかりにくい内容ではありましたが、自分なりにコラムの意図が理解できたと思います。以前にも「サッカーはスポーツビジネス。儲ける事だけを考えればいい」「クラブがつぶれたらどうするんですか」「選手は地域・社会貢献活動にはなるべく出るべきでない。サッカーだけやってればいい」という価値観を、今までも紹介した事がありますが、それらがいかに低レベルで愚かな考え方なのかを、今回紹介するコラムを読んでもおわかりになったと思います。あと・・・一般企業でも一流企業ほどCSRは常識となっており、「商業主義で何が悪い」という価値観は、企業活動そのものを否定するものになるのでは。
 当ブログでの論調では、貢献活動と営利事業という相反する事業行為が存在し、どちらかに重きを置くのではなく、いかにバランスを取るのかが重要と言ってくましたが、今回紹介するコラムでも「経営戦略上、事業とCSRの両立」と言っています。意味は同じだと考えます。上のコラムでは選手1人あたりの貢献活動数が年に10回とありますが、それ以上の選手もあればおいおい・・・と口に出せないようなところもあるのでは。
 このコラムを読むと、本当に優れたクラブは、貢献活動をビジネスと連動できており、その利益を再び地域に還元できているとあります。いくら数字がよく観えても、100年という長い目で見るとそれは長続きするものでなく、本当の地域貢献ができて「地域の宝」と成りえた優れたクラブが100年続くのかなと思います。いいコラムでした。
「サッカーマガジン ZONE」公式HP:http://soccermagazine-zone.com/
グロービス経営大学院公式HP該当ページ:http://mba.globis.ac.jp/faculty/topics/detail-3533.html

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頑張れ!オリンピック14

2014-02-16 00:36:44 | スポーツ文化・その他

 事例紹介コラムです。
 やはり、この時期の話題はこれでしょう。2年に一度どちらかの五輪が開催され、当ブログも何かしらの記事を書いていましたが、今回も他の記事の予定でしたが、そういえば、男子フィギュアのドラマには岡山も少し絡んでいた事を思い出し、急遽こちらに変更しました。
 
 昨日は生中継で町田選手からチャン選手まで観て寝ました。朝起きて、羽生選手が金メダルの朗報を聞き、残りの2選手も越えられなかったんだと思う。羽生選手の演技で、冒頭の4回転サルコウで失敗し、少し頭を抱え、その後のトリプルフリップの失敗で、「これは金は無理か・・・」と思いましたが、たぶんほとんどの国民がそう思ってしまったのでは。ショートプログラムで、史上初の100点超えで首位に立っていましたが、若さか五輪の重圧かと思いながら、パトリック・チャン選手の演技がスタート。ところが、チャン選手も最初の4回転で成功して、やはり・・・と思いましたが、その後徐々にミスが目立って行く。演技が終了した時の感想は、「トップ2選手にこれほどのミスが出るなんて、五輪というものはどんだけ怖い存在なのだ」と実感。高梨選手が4位に終わり、予想外の結果が続いていました。
 ただ、今回の男子フィギュアで感動したのは、羽生選手の金メダルに続くのが、高橋選手と町田選手の「倉敷翠松高」勢。倉敷出身の2選手が実は今回の男子フィギュアを盛り上げていたのです。では、試合は終わってしまいましたが、ここで2選手を紹介したいと思います。
 この2人の選手が倉敷翠松高校に通学しながら、通年スケートリンクとして利用していたのが、倉敷市大倉山にあるサンピア倉敷(現ヘルスピア倉敷)です。この2つのキーワードについても紹介してみます。
                      
【高橋大輔選手】
 倉敷市出身で倉敷翠松高校から関西大学卒業後、2008年より関西大学大学院に所属。JOCシンボルアスリート適用選手で、2010年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得し、日本人男子初のメダリストになり、日本人男子として初めて世界選手権、世界ジュニア、グランプリファイナルを制した選手。表現力とステップは世界でも屈指とされる。昨年11月にトレーニング中に負傷し、右脛骨骨挫傷と診断。怪我をおして臨んだ全日本選手権では5位の順位だったがは過去の実績、シーズン成績などが考慮されて五輪代表に選出。
【町田樹選手】
 神奈川県川崎市生まれ、千葉県松戸市の3歳の時にスケートを始め、9歳の時に広島に転居し、広島に通年リンクがないために倉敷翠松高校に毎日新幹線通学。高橋選手に憧れて、高校、大学と同じ道を歩み、現在関西大学在学中。昨年の全日本選手権で自身初のメダル獲得の2位となり、五輪代表に選出。ソチ五輪ではショートプログラムで11位と出遅れるが、フリースケーティングで4位となり最終的には5位に。
【倉敷翠松高校】
 この2人に共通するのは、倉敷翠松高校出身という点。実は近所でもある倉敷市平田にある私立高校であり、明治17年にできた和裁塾が母体で、普通科、商業科、生活科学科、看護科の科目。出身の著名人としては、歌手の葛城ユキ、タレントのMEGUMI、バレーボールで白井貴子元選手、瀬尾有耶元選手がおり、実は無良崇人選手というもう1人の男子フィギュアで活躍するOBがいました。全日本選手権6位で、今回の五輪代表には選出されませんでしたが、トリプルアクセルの高さや幅は世界でも屈指と言われているとか。
【ヘルスピア倉敷(前ウェルサンピア倉敷)】
 前施設のウェルサンピア倉敷は'92年に社会保険庁保養施設として建設され、厚生年金事業振興団で運営。かつてスケートリンクは県内唯一日本スケート連盟公認施設で、開設以来、県内のスケート人口を増やし、五輪代表選手を生むなどスケートレベル向上に貢献。'05年に廃止・売却対象になって'08年に閉鎖されたが、売却が思うように進まず。その後、スケートリンクだけは借り受ける形で県スケート連盟により冬季のみの営業を続行。その間、存続運動が起こり、日本スケート連盟の協力と署名により倉敷市に施設の存続を働きかけた結果、'09年に学校法人加計学園(倉敷芸術科学大学)が倉敷市から要請を受け取得し、同学園の系列大学の教育研究拠点として再開。

 2選手の母校である倉敷翠松高校では、体育館で五輪生中継をPV観戦が行われ、保護者、生徒、教員ら約150人が声援を送ったそうです。この時に観戦した生徒さんの中で、2選手にこれから続いていく未来の五輪選手がいるのではないでしょうか。倉敷の大きなスポーツ文化、素晴らしいですね。旧サンピア倉敷の経営を引き継いでくれた、加計学園さんには感謝しかありません。これからもご支援よろしくお願いします。
 当ブログがスタートしたのが、2005年なので、ちょうどサンピア倉敷の過渡期に重なり、また当方もこの時期の手前にスケートではないですが、よくスポーツ等で利用していた時期があったので、趣深い思いがありました。勝手知ったる施設です。奥のレストランを仲間とよく利用していました。そういう経緯もあり、何度か記事として紹介していました。現在は、フットサルコートも整備され、ファジサッカースクール倉敷校の会場としても利用されています。こうして見ると、当ブログとしても、今回の五輪はいろいろな面で絡みがあった大会でした。まだ終わってないけど。
倉敷翠松高校公式HP:http://www.suisho.ed.jp/
ヘルスピア倉敷公式HP:http://www.healthpia-kurashiki.com/
旧サンピアスケートリンク関連⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091004
  〃               ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090305

  〃               ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080403
  〃               ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080317
  〃               ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070131

   
 記事はまだ終わりません(笑)。羽生選手の金メダル獲得のニュースを観ていたら、いろいろと当ブログ好みの情報が出てきました。羽生選手は仙台出身で「被災者」なのです。震災後に仙台の自宅が壊れて仮設住宅で生活し、「スケートをしている場合じゃなく、ボランティアとかした方がいいのじゃないか」とスケートを辞めようと思った事もあったとか。その後、高橋選手が呼びかけたチャリティーのスケート大会に出場して心が再びスケートに向いたとか。それから羽生選手は60以上ものチャリティーに参加しているそうです。今回の金メダル受賞にも「金メダルが獲れたが、復興支援などこれからできる事があるのではないか。そのスタートだと思っている」と感動のコメントを残しています。
 こうして観ても、日本スケート界を引っ張ってきたのは、やはり高橋選手だったんだなと思いました。

前回五輪関連②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100305

  〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100220

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉備ファジ会

2014-02-15 00:01:23 | ファジ・地域のサポーター活動等

 吉備ファジ会レポです。
 おとといの夜に、岡山市庭瀬にある居酒屋「友屋」で、久しぶりに吉備ファジ会の定例会に呼ばれて参加してきました。皆さんお忙しかったのか、しばらく開催が途切れていました。Oご夫妻奥さん曰く「いつもノボリを立ててもらっているので、今回使わせてもらいました」という事で、久しぶりの会場となりました。
   
 こちらのお店は、この会でまだ本町公民館を利用する前の時代の会場になります。座った場所も最近のお座敷ではなく、最初の頃に座っていたテーブル席だったので、ちょっと懐かしく思いました。単身赴任で大阪におられるO幡氏が帰岡したタイミングで、Oご夫妻がセッティングされましたが、今回はちょっと少なく8名でした。ろんぱ氏から前日にインフルで欠席する報が入りました。お大事に。
 吉備津神社の巫女さんというメンバー高さんは実はFSSボランティアメンバーで、試合会場で時々お見かけしていました。この日少しお話しましたが、お父さんが元々ファジボラに参加されているとの事。どなたかなぁと思い出しましたが、今一つ顔が浮かびません。たぶん、顔見知りの方だとは思うのですが。
 会の冒頭で、Oご夫妻奥さんから、練習場緊急募金へ募金を入金された事、11月のまちかど博物館での募金額の報告がありました。後はいろいろな話題で飲んだり食べたりと・・・ O幡氏や和尚さんがおられるテーブルでは、なぜか広島カープや巨人の話で盛り上がる。O幡氏持参のタブレットが大活躍。黄色に負けていない広島戦の甲子園の映像をみんなで観る光景です。
 あと、何でも和尚さんは倉敷市内の某高校で教壇に立っておられたそうで、その時の教え子にあのフィギュアの高橋選手がいたとか、余り一緒に過ごした時間は短かったようですが、いろいろと高校時代のエピソードを話していただけました。
       
 専務理事さんのジャケットの胸に何か会章のようなものが光っており尋ねると、東京オリンピック招致の胸バッジとか。日本協会から県協会に廻ってきたという事ですが、かっこよかったですね。
 大阪在住のO幡氏は、最寄り駅が万博の近くという事で、J1広島のアウェー試合に行きたいとの事。フォルランも来てるし、大阪を満喫されている様子。岡山にいても大阪にいても、生粋の広島人である事はよくわかりました。この日は余り本来のテーマであるファジの話題が少なかったですね。話のネタになる話題が少ないからなのかな。本当にそれ以外のネタでずっと盛り上がっていました。皆様お疲れ様でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファンサービスの一事例34

2014-02-14 00:05:53 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 J2岡山も2年ぶりに、一般ファン・サポーター向けに開催されたキックオフイベントですが、J's GOALを観ていたらJ1清水で素晴らしい事例を見かけました。当ブログでは、清水さんも立派な市民クラブなのですが、なぜか紹介数が多くなかったので、今回紹介できてうれしいです。Jリーグ百年構想にある異競技交流しかり、商店街ありの中身の濃いイベントです。以下、抜粋して紹介。
   
【2014シーズン開幕イベント「オレンジスポーツフィールド2014」】
・日 時:
 2月15日(土)11:00~16:00
・会 場:
 葵スクエア・青葉緑地B1ブロック
・主 催:
 ㈱エスパルス、フォッサ・サッカーのまち市民協議会
・内 容:
 〔ステージイベント〕12:30~16:00
 ・オレンジウェーブ、オレンジウェーブガールズユース・Jrユース パフォーマンス
 ・フリースタイル・バスケットボールショー(IRMAOS?)
 ・フリースタイル・フットボールショー(ArtiSTARE)
 ・清水第八プレアデス・靜甲女子ソフトボール部・けいりん選手会静岡支部インタビュー
 ・パルちゃんショー&じゃんけん大会(じゃんけんを勝ち抜いた方にはエスパルスサイン色紙や試合観戦チケットをプレゼント)
 ・サンバ隊演奏
 ・フォッサ・サッカーのまち 静岡写真コンテスト表彰式
 ・エスパルス選手によるビデオメッセージ放映
 〔エスパルスブース〕
 ・がちゃがちゃ  ・エスパロット  ・フェイスペイント  ・くるみボタンづくり
 〔アトラクションブース〕
 ・ストラックアウト  ・キックターゲット  ・競輪体験
 〔呉服町名店街連動企画〕11:00~15:00
 パルちゃんを探せ!!
 呉服町名店街に隠れているパルちゃんを探し出すと、同名店街の賞品が当たるくじ引きに参加。
 〔選手へのメッセージ〕
 インタビューパネルをバックに撮影したチェキにエスパルス選手への応援メッセージを書き込み、一枚のパネルへ貼り付ける。
 〔場内展示〕
 ・2014シーズン清水エスパルス選手PR大型ボード  ・インタビューパネル設置
 ・エスパルス宣伝カー「Sワゴン」展示  ・清水エスパルス歴代ユニフォーム展示
 ・清水エスパルス20周年記念本写真展示  ・IAIスタジアム日本平紹介ブース
 ・フォッサ・サッカーのまち静岡写真コンテスト入賞作品展示  ・静岡市トップアスリート紹介
 ・静岡市まちづくり公社ブース
 〔飲食ブース〕
 ・KEBAB FACTORY(ケバブ)  ・スマイルキッチン(横手焼きそば、牛くし等)
     
 フォッサ・サッカーのまち市民協議会は、J1清水をはじめとする各種スポーツホームタウンチーム及び地元サッカーチームを組織的に支援することで、静岡市の生活文化の向上に寄与することを目的とする団体。公式HPを観ていると、どうやら静岡市が作った支援組織のようです。J1清水には「パルちゃんクラブ」というボランティア組織がありますが、こちらの協議会の傘下にあり、クラブとは一線を介しています。他のクラブでは後援会の中の部会として運営されているところも多いですが、やはりクラブのみの直轄よりはベストの形なのではないでしょうか。

 ステージイベントを一緒に盛り上げる清水第八プレアデスは、現在女子チャレンジリーグで戦うレディースチーム。靜甲女子ソフトボール部は、女子ソフトボールの日本リーグ2部を戦う地元企業チームです。けいりん選手会静岡支部ともコラボしているようだし、地元の「呉服町名店街連動企画」というのもいいですね。
 行政主体で、静岡市のスポーツ文化を盛り上げるイベントですか、うらやましいですね。岡山ではやっと一般向けの開幕セレモニーイベントが開催されたばかりで、清水さんのような異競技交流を見る事はまだありません。いつか、一つのステージで、ベルやシーガルズ、アメフトチームなどが賑やかに盛り上げるスポーツ交流イベントを観たいものです。
静岡市公式HP「フォッサ・サッカーのまち市民協議会ページ:http://www2.city.shizuoka.jp/deps/sports/forca25.html
清水第八プレアデス公式HP:http://www.sdh-1978.com/
靜甲女子ソフトボール部:http://seiko-co.com/softballreport/
J1清水関連④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120122
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100715  
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090707  
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081020

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボランティアの力192

2014-02-13 00:02:30 | ファジアーノ岡山

 ボランティアレポです。
 昨日、カンスタでFSS(ファジアーノ岡山サポートスタッフ)の説明会があり、参加してきました。毎年この時期に新規登録メンバーを対象にボランティア説明会を開催しますが、既存メンバーもぜひ参加して欲しいという事で、何年かぶりに参加いたしました。今朝の山陽新聞朝刊にも「活動内容や魅力紹介 ファジ ボランティア説明会」というタイトルで、紹介記事が出ていました。以下、抜粋して紹介。
    
 参加者が活動中のスタッフから役割ややりがいについて紹介を受けた。学生や会社員ら新規25人を含む65人が参加。持ち物検査や試合をPRするチラシ配りといった活動内容の説明を聞いた後、スタジアム内の施設を見学。Jリーグ事業部の青山アシスタントチーフが「皆さんの活動がクラブやリーグの価値の向上につながる」と協力を呼びかけた。「お客さんの笑顔が力の源。達成感を味わえる」と現役スタッフが魅力を紹介。
 ボランティアは1試合100人を目標に随時募集。2013年度の登録者は195人で、1試合平均73人が活動。
山陽新聞WEB該当ページ:http://www.sanyo.oni.co.jp/feature/sports/fagi/news_wmsr/pc/2014/02/11/20140211230641.html

 という事で、カンスタに到着すると、正面入り口に説明会の立看板。そこでOHKの堀アナウンサーと遭遇。「ファジ☆スタMVP、今シーズンもよろしくお願いしますよ」と挨拶させていただきました。
 研修会の会場は入って右側の会議室。受付を済ませて中に入ると、席はまあまあ埋まった状態。FSS仲間の森氏や西氏と一緒に真ん中辺りに着席。ふと後ろを見ると、いつもと違って緊張感溢れた表情の篤氏が座っていました。
   
 クラブ連絡窓口担当を代表した田氏の挨拶とともに、まずはJリーグの職員さんの講話。ひょっとしたら肩書のある方が来られたりしてと思っていましたが、山陽新聞の記事にもあるように、Jリーグ事業・マーケティング統括本部事業部の青山さんという女性の若手職員さんでした。講話の内容はもっぱらJリーグの話。あり方から百年構想まで、今まで何度も見たり聞いたりしてきた話。個人的にJリーグは最近の方向性について、ちょっと首をかしげるシーンもありますが、この時の講話を聴いて「やっぱりこれがJリーグだよなぁ」と再確認できました。
 Jリーグ百年構想の部分では、優等生クラブと言われているJ2湘南の事例が登場し、異競技交流など「総合型スポーツクラブ」の話が出ました。サッカー以外のスポーツと連携するというのは、岡山には現在ほとんど無い部分であり、総合型スポーツクラブになっていく事は、Jクラブの義務という事で、今後岡山でこの部分がどう発展していくのかと個人的に思いました。

 初めの説明に篤氏登場。FSS概要説明です。9年目の古参メンバーと自己紹介されていましたが、当方も法人化後については全く同じキャリアなので、「そうか、もう9年やってんだ」と実感。もっとも当方は法人化前からなので、もっと長いですが。
 その後は既存メンバーの有女史がボランティア活動の魅力を説明。元々は前日準備が中心で当日ボランティアが少なかったのに、それが徐々に増えていって現在は、試合が観れない当日ボランティアが中心になったという事で、なぜそうなったのかと魅力を丁寧に説明されていました。

 続いて、坂氏より部門別の活動内容の説明がありました。その後、新規参加対象者向けのスタジアム見学です。見学場所として、Aゲート、当日券売場、メインスタンド、Bゲートを観て廻ったようです。その間に、既存メンバーは部屋に残って、フロント社員O本氏から、今シーズンからネクスファジが参戦するJFLの試合について説明がありました。様子がよくわかりました。
 新規参加対象者が帰ってきて、質疑応答です。活動案内の連絡方法などの質問が出ていました。最後にFSSの運営中心メンバーが前で順番に自己紹介されました。代表職はなく、クラブ連絡窓口担当が4名、メンバーからの意見集約窓口である拡大メンバーが6名という布陣です。かくしてFSSのボランティア説明会は終了し、新シーズンを迎えます。皆様お疲れ様でした。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観客のためのスタジアム17

2014-02-12 00:03:24 | 総合型地域SC・地域振興

 事例紹介コラムです。
 昨日の山陽新聞朝刊社会欄に、「旧広島市民球場跡地 見えぬ具体像」というタイトルで、旧市民球場跡地の話題が載っていました。もうてっきり再開発計画が進んでいると思っていましたが、全然まだなんですね。Jリーグサポーターとしては、専スタができて欲しいと思いますが、具体像が見えてくるのが、まだ先の様子。以下、抜粋して紹介。
      
 広島市民球場の解体から2年。広さ5.74ヘクタールの跡地は市中央公園の一角にあり、跡地の活用論議は、市が新球場整備を表明した'05年以降に本格化したが、未来図は浮かんでは消える繰り返し。

【振り出し】
 '09年、市は原爆慰霊碑等の折鶴の展示ホールや緑地を整備する計画を策定。しかし、具体化への予算案は議会で何度も否決され、計画は棚上げ状態した中で'11年に進めて来た秋葉市長が退任。松井新市長は「若者を中心としたにぎわいの場」と跡地のテーマを設定し、従来の計画を撤回。専門家や市民による「跡地委員会」を設置し、論議は振り出しに。
 '13年に、市は跡地委員会の報告を基に基本方針を発表。「緑地広場」「文化芸術」「水辺」の3エリアで整備する内容。昨年の6月議会に、図面作成費用など870万円を盛り込んだ予算案を提出したが、議会で否決。
 実は跡地委員会の報告には、サッカースタジアム中心のスポーツ複合型施設の案も盛り込まれていたが、設置場所を話し合う官民の「検討協議会」が別に存在し、その議論は煮詰まっていなかった状態。否決理由は「検討委員会の結論を待つべき」。
 その検討委員会は、昨年12月にスタジアム建設地を跡地を含む5ケ所に絞り込む事で合意。市は新年度予算案に再度、同額を計上したが、活用法の結論は今秋の検討委員会の最終報告に出るとか。

【仮の姿】
 跡地では広大なスペースを利用した多彩なイベントが展開。昨年9月には民間企業も利用できるように要件を緩和。
「数十年にわたって利用する施設を造るには、十分な議論が必要。結論が出るまでは貴重な都心の大規模オープンスペースとして活用」と市跡地担当者のコメント。現在はあくまでも「仮の姿」。専スタ整備案も、J1広島の優勝で盛り上がったが、巨額な建設費の調達を含めて慎重論は根強く、地域経済の発展と豊かな暮らしを求めて市民の英知が求められていると締めくくっています。

 この記事を読むと、まだまだ道遠しという印象を受けます。そういえば去年のリーグ最終節で、松井広島市長が「2位でいい」と発言し、すぐに謝罪訂正する騒動がありましたね。こちらのコラムにも詳しく広島の状況が書かれています。この市長さんは、その前年にリーグ優勝した時も、森保監督から専スタの建設をお願いされると「3回優勝したら考えますね」といったニュアンスの発言をして物議を醸したとか。現ホームの広島ビッグアーチは老朽化が進み、試合開催時の周辺の渋滞状況の劣悪さなどが以前から問題視されており、J1広島はホームスタジアムの移転が急務であり、そのための広島市民の理解も徐々に進みつつあるとあります。
 どうも、広島市自体はは専スタを作りたくないような印象も受けるし、この専スタ問題はまだまだ後を引きそうですね。去年も2回スタジアムに行っていますが、確かに渋滞はひどかったですね。
 そんな中、専スタに関するシンポジウムが以下のとおり開催されます。ちょっと遠くて行けないですね。

「第4回 夢スタジアムシンポジウム」
・日 時: 2014年2月19日(水)19:00~20:30(開場/18:30)
・場 所: 広島国際会議場
・定 員: 先着200名/入場無料
・内 容: サッカースタジアム検討協議会の進捗報告、検討候補地の現状、質疑応答
・出 席: ㈱サンフレチェ広島 小谷野社長、㈱ベアフット 中島社長
J1広島公式HP該当ページ:http://www.sanfrecce.co.jp/news/release/?n=6823
広島専スタ関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140125

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァンフォーレ甲府のように15

2014-02-11 00:05:33 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 当ブログでよく紹介させていただくJ1甲府ですが、スポナビで海野会長を中心とした特集が続いています。「奇跡の甲府再建・海野一幸会長」というタイトルで第9回コラム「GMが持ち込んだプロのマネジメント」です。当ブログでも全部ではないですが、取り上げる事が多いです。今回のコラムも読みごたえがあったので、抜粋して紹介させていただきます。
              
【一番の手柄はGMの招聘】
 2001年に社長に就任した海野会長が自分の一番の手柄として、2008年の佐久間GMの就任。プロフェッショナルなチームマネジメントが甲府に持ち込まれたのは確か。

【多岐にわたる佐久間の仕事】
 GMというとチーム強化の仕事ばかりが一般的だが、佐久間GMは自身の業務をもっと広く捉えているとか。「GMの仕事は選手評価、アカデミーの充実、人事と事業計画、そして苦情処理」に加えてファシリテーター(調整役、促進者)としての役割を自任。調整役として、たとえばサッカーとラグビー、スポーツと観光、山梨県とインドネシアの連携も担う。スポーツ文化を熟成させ、地域を活性化、抱えている行政課題の克服に寄与する事によって、クラブのブランド力のアップにもつながるとしています。
「Jクラブはただ単にサッカーをするだけの団体ではなく、地域に付加価値を付けるためにある」と佐久間GM。この思想はNTT関東(現大宮アルディージャ)のプロ化をにらんで'95年に3カ月間、オランダ、ドイツに留学した経験で育まれたものだとか。

【クラブは地域と地域の人々のためにある】
 佐久間GMは「Jクラブはサッカーをするだけでなく、地域に付加価値を付けるためにある」と日頃口にされ、食育を進める活動に参加するなど地域貢献に積極的。'95年の留学で特に、オランダサッカー、中でもアヤックスの理念とビジョンに強く影響を受けたそうです。アヤックスで見た光景は、地域に根ざしたクラブが地域の子どもたちを人として育て、地域に貢献している姿。それが「ヴァンタス実育山梨」という活動に影響を与えているそうです。スポンサー企業の協力のもと、地域の教育界、スポーツ界とともに子どもたちへの体育、知育、徳育、食育を進める活動で、小学校への指導者の派遣、田植え、稲刈りといった農業体験、食育教室などを展開。クラブは地域のため、そして地域の人々のためにあるために、大局的な観点でものごとを進めなくてはいけない。
 リバプール大学・ローガン・テイラー教授の「自分の価値観を伝え、相手の価値観を受け入れなさい。それには大局的で横断的な思考が必要」という話があるが、ファシリテーターとして地域のために尽くす佐久間GMの姿はそれに近いとしています。2カ月に1度、佐久間GMはサポーターともミーティングを実施。「監督人事、補強、チームの成績などへの批判はしない」という不可侵条約を結んだ上で、スタジアムのエンターテインメント化のために意見を交換。クラブへの帰属意識の醸成を目的に、スタジアムに新しいコミュニティを作る目的だそうです。

【海野「負けたまま逃げるのか」】
 すべてが順調ではなく、敗者として批判の的になる事も。J1に昇格したに上がった2011年に順位を上げる事なく、J2に降格した時に、佐久間GMは海野会長に辞意を伝えたが、海野会長は拒否。「負けたまま逃げるのか」という海野会長の言葉が佐久間GMの心に火をつけたそうです。「優れたリーダーは人の心に火をつけるのが巧み」と佐久間GMのコメント。
 海野会長は現業役員を集めて「佐久間がやめるなら僕も辞める。そうなったらクラブがおかしくなりますよ。みなさん、それでいいんですか」とすごんだようで、クラブの柱である自負をむき出しにした迫力のある言葉だが、決して尊大には聞こえず、聞く者を納得させる力があったそうです。

【Jリーグの理念を具現化するクラブ】
 海野会長は、佐久間GMに「大木には風当たりが強いもので、君もそういう存在になったんだよ」と鼓舞し、翌年に3度目のJ1昇格を達成。当然、佐久間GMはチームの戦績だけで満足せず、クラブの力でいかに地域に付加価値をつけていくか。同時に、いかにクラブのブランド力を上げていくか。目ざすところはそこにあるとしています。
「海野会長のリーダーシップのもと、クラブがこれだけ成長してきたのは正しい事をしてきたから。何となくやってきたことを、きちんとしたスキームにするのが僕の仕事」と佐久間GM。
 佐久間GMの将来について海野会長は「クラブ社長を経験させてから、Jリーグの中枢を担う人間になって欲しい」と語り、佐久間GMの頭の中にあるものは、実はJリーグの理念そのものと言ってよく、もちろん海野会長の頭の中にも同じ光景があるから、J1甲府はJリーグの理念を具現化するクラブとして成長を続けると締めくくっています。

 全くいいコラムです。本当に甲府さんがうらやましい。海野会長は当ブログで尊敬するクラブ社長(会長)の一人であり、これを読んで改めて人間としての素晴らしさを実感しました。できるものなら一度お会いしてお話を聞いてみたいです。たぶん、「また同じ話してる・・・」という声は存在していないでしょう。山梨県民はこういう「親企業のない本当の市民クラブ」(プロヴィンチャ)があって幸せですね。
 甲府さんは、何でもかんでもスポンサーアイテムにしてしまう事でも有名ですが、当ブログでは全く商業主義には映りません。その分しっかりと地域や社会に貢献できているから。地域に付加価値を付ける事に貢献できていないのに、手だけ差し出すのとは違いますね。

 佐久間GMの仕事で、異競技交流やスポーツ観光、山梨県とインドネシアの連携も担い、スポーツ文化を熟成させ、地域を活性化、抱えている行政課題の克服に寄与する事とあります。異競技交流は、地元のラグビーチーム「クリーンファイターズ」との連携です。県とインドネシアとの連携は、以前の記事にあるとおりです。そういう仕事もGMさんがするなんて、何と素晴らしい。チーム編成だけしかやらないというGMとは随分違いますね。
 また、佐久間GMはサポーターとも対話しているそうです。当ブログに出てくる「いい」GMさんは、どの方もサポーターとの対話ができる人という事になります。こういうスタンスを今後も継続して欲しいですね。
 佐久間GMは今後はクラブ社長からJリーグの役員という道が予想されるそうです。当ブログも甲府さんのお2人のような方がJリーグ理事に就くのは大歓迎です。商業主義に傾倒していく印象がある組織を叩き直して欲しいです。
スポナビコラム該当記事:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2013/columndtl/201402030003-spnavi
J1甲府関連⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130811
 〃      ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130811
 〃      ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130609
 〃      ⑭http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130530
 〃      ⑬:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130510
 〃      ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130406
 〃      ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120713
 〃      ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120422
 〃      ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090129
 〃      ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090126
 〃      ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090125
 〃      ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070630
 〃      ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070328
 〃      ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070113
 〃      ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061122
 〃      ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060830
 〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060819

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラブ経営について55

2014-02-10 00:32:21 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 昨日のFOOT×BRAINですが、またしてもいい内容の特集でした。カルロス・ゴーンの右腕で言われ、見事にJ1横浜を復活させている嘉悦社長の「カルロス・ゴーン流 経営戦略」という特集です。ゴーン氏が日産で行った経営戦略をスポーツビジネスに応用している嘉悦社長は、何でもこの番組に現役社長が初めての登場とか。
   
 嘉悦社長から見たカルロス・ゴーン氏は経営者のお手本で、いろいろな事を学ばせてもらっているとか。外国人でありながら日本人に合った経営、組織運営、人材の育成や活用の仕方に取り組む珍しい経営者だと思うとか。J1横浜は、嘉悦社長が就任した2010年以降は着実に成長を続けている一方で、債務超過が10億円超あり、2014年で解消しなければクラブライセンスが発行されず、クラブが消滅するのではないかという噂もあります。ただ、この債務超過が浮き彫りになった背景にこそ、Jリーグが抱える背景の真実と嘉悦社長の挑戦があるとか。
 
 J1横浜の債務超過の真実を語る上で重要なのがJ1クラブの収入構造。多くのJ1クラブがスポンサー収入に依存しており、大企業を親企業に持っているクラブほど、その支援に頼っているのが現状。これは親企業がリーマンショックのような原因で、赤字に陥った途端にクラブの経営も立ち行かなるリスクがある。嘉悦社長が改革に着手する前は、クラブ収入はスポンサー収入が半分近くあったが、そのうち2/3が日産を占め、その中の半分が赤字補填という事実。正規のスポンサー料以外にそれだけでは足りず、赤字状態になっているという事。その赤字を埋めてもらっている事が過剰で、ビジネスとして成立していないと嘉悦社長は考えているとか。
 嘉悦社長がクラブ社長に就く時に、日産と合意した事はこの赤字補填を辞める事。できるだけ自力でこの赤字体質を解消しようとして、この赤字状態が表面化したため、4年前から急に元々あったJ1横浜の赤字体質が表面化するようになったとか。
   

【資料】 J1横浜の負債総額推移
'07年:1.2億/'08年:1.2億/'09年:1.6億/'10年:5億/'11年:10億/'12年:16億 (青字:補填あり/赤字:補填なし)

 社員全員で共有して、会社みんなでこの赤字を減らしていこうと朝鮮をしている真っ最中だとか。経営の健全化なくしてクラブの未来はなく、Jリーグの成り立ち自体が親会社に依存しているとも言える。Jリーグ自体も今、経営構造を変えていかなければならないと、現在いろいろな改革を着手し始めた背景は、J1横浜と同じ。
 嘉悦社長の改革策として、シーズン前キャンプにも選手全員に会社の考え方、現状を伝えて協力を要求し、会社と選手がそれぞれ行うべき事をキチッと伝えているとか。経営破たんになってから行っては遅い事なので、こういう事ができていれば横浜フリューゲルスも消滅せずに済んだかもしれないと。
   
【嘉悦社長が目指した「マリノス改革のテーマ」】
1)「パーチェス・ファネルの徹底」
 集客数でJ1全体が低迷する中、J1横浜は入場者数が25%増加し、昨年11月のホーム最終新潟戦では、入場者数を62,632人を数えてJリーグ最多観客数を更新。入場者数の増加により、スポンサー収入、グッズ売上の他に選手のモチベーションがアップし、パフォーマンスも向上。観客数を増やすために、みんなで同じ絵を描こう、同じコンセプトのもとに活動していこうというコンセプトの共有が重要。
「パーチェス・ファネル」とは、物を売っているほとんどの企業が持っている定番中の定番のマーケッティング理論。パーチェス=購入、ファネル=じょうご。
消費者の動向を以下の6つの段階として表現。
1:認知/2:親近/3:好意/4:購入意向/5:購入/6:再購入
           ↓
1:マリノスの名前を知っている/2:どんなクラブか知っている/3:マリノスが好き/4:試合を観たい/5:試合を観た/6:もう一度観たい

 認知していてもそのまま購入まですぐに結びつかず、親近や好意を持ってもらわなければならない。そのためには各プロセスの質を上げていく必要が出てくる。横浜市民がクラブの存在を知っていても、本当に地域に貢献しているのかと思うので、こんな事で横浜市に貢献しているという事をやっていかないと選択肢から落とされる危惧がある。その中からクラブが好きになる人が出てきて観戦につながる。一つ一つのプロセスを広げていかないと来場者は絶対に増えないという事で、パーチャル・ファネルを社員・選手全体で共有。
 選手の目線では試合でいいプレーをすればそれでいいという価値観では足りず、地域にどういう貢献ができるかという価値観が必要で、チームを地域に根付かせる事が必要。
 嘉悦社長がマリノスサポーターを増やすために実行したアクションは次の3つ。
①ホームタウン活動 ②プロモーション ③ホスピタリティ向上
市民から「いい活動をしている」と認識してもらう①は1~3のプロセス部分、試合観戦についての情報を提供する②は4~5のプロセス部分。おもてなしを評価してもらう③は6のプロセス部分に該当し、リピーターが増えるかどうかの重要な分岐点になる。
     
 ①のホームタウン活動として、人口410万人の横浜・横須賀市民が相手だが、嘉悦社長はある地域に特化した大胆な活動を実施。ホームスタジアムがある横浜市港北区に集中して考え、公立小学校全25校にトップチーム選手を派遣し、3万人の小学生全員に試合日程が刷られた下敷きとクリアファイルを配布。その結果、スタジアム来場者における港北区民の場合、4.1%から10%に増加したとか。
 ②のプロモーションは、クラブが大都市にある横浜の地域性。プロ野球や水族館など様々な娯楽・イベント(よこはま動物園・横浜スタジアム・横浜中華街・八景島シーパラダイス等)があるが、それらをライバルとして捉えるのではなく、お互いの協力関係を構築していく事。
 具体的な異業種とコラボレーションしてお互いのファンの相互乗り入れを実現。プロ野球横浜とコラボポスターの作製、アイスショーと半券持参で割引サービス、有名ミュージカル「キャッツ」とコラボし、キャッツの俳優が劇場メイクのまま試合のフラッグベアラーとして登場。違うファン層が来場し、「サッカーって意外に面白いね」と認識してもらう効果がある。
 ③のホスピタリティは、「おもてなしの精神を学ぼう」とスタッフの質を上げるために東京ディズニーリゾートで社員研修を実施。このスタイルはJ1・C大阪の藤井元社長も導入。1,000~2,000人のスタッフが同じコンセプトで動いて欲しい。

2)クロス・ファンクショナル・チーム
 これらのアクションは、カルロス・ゴーンのチーム編成術でも導入された、ある組織改革策で、1つの課題について異なる部署の人間が集まり検討する手法。このアクションがクラブ改革を相当推進しており、先のコラボポスター企画も、マーケティング部署ではなく、スポンサー営業部署の発案企画で、営業員が訪問営業していて、コラボの提案を受けた結果で、パーチェス・ファネルとともに経営改革に多大な貢献をもたらしたようです。

 最後に、クラブライセンスの発行のために、今シーズンの10億の債務の解消方法について尋ねられた嘉悦社長の返答は、「4年前にこれらの取り組みを行ったのに、クラブライセンスの導入がその後に決まり、唯一最大の誤算になった。日産がクラブの改革の成果を高く評価している。(嘉悦社長と)日産のトップマネジメントとのディスカッションの中で、皆さんのご想像のような結果になるのではないか」と。
 嘉悦社長が考える「クラブ経営に欠かせない事」は、成績と収益のバランスであり、どうバランスさせるかをある程度検証しないとクラブ経営は難しく、そのバランスを見つけ出す努力が必要であると。また、勝敗のこだわりも必要。嘉悦社長は負け試合の後は暴れまくるとか。感情がコントロールできないくらいに悔しいそうです。 

 やはり、FOOT×BRAINはいい番組だと思います。時々見損ないますが、これからもなるべく観たいと思います。あくまで一般的な話ですが、当ブログではよく「親企業のない企業チーム」という表現を出します。地域貢献を軽視して後回しし、商業主義に走っていて地域から後指を指されるケースです。一応仮の設定ですが、上の嘉悦社長の進める活動と対比してみましょう。
 パーチェス・ファネルで言うと、この企業チームは地域・社会貢献活動ができていないから、「親近」「好意」の部分が不足している事になります。「選手の目線では試合でいいプレーをすればそれでいいという価値観では足りず、地域にどういう貢献ができるかという価値観が必要で、チームを地域に根付かせる事が必要」という事ですが、まさに「選手はサッカーだけやってればいい」という価値観なので、地域に全く根付いていない事になります。
 ホームタウン活動も、近くの小学校にコーチ派遣や時々チラシ配布はやっても、トップチーム選手を派遣できていないから、長い目で観ると地域に根付いていないので、何かあった時に簡単に倒れてしまいます。また、このコラボというのいわゆる「異競技交流」にも該当します。「男子サッカーは男子サッカー」「俺達だけでやってればいい」という価値観では、相互乗り入れがありえないので、これまた何かあった時に簡単に倒れる事になります。当ブログで今まで言ってきた事があながち間違っていない印象を持ちました。そういう価値観はちゃんとできているところは、やはり同じような話になって出てくるんだなと。
 ただ、最後に横浜さんは「誤算」だったクラブライセンスのために、再び親企業の支援を受ける事になるかもしれないというのは何とも皮肉な話です。嘉悦社長さんは優秀な経営者だと思います。当ブログで尊敬するJクラブ社長には、湘南さんの眞壁社長、海野会長などがおられ、鳥取さんや札幌さんの選手出身の社長も評価していますが、この嘉悦社長さんにも興味が出てきました。また、機会があったら別の面からも紹介したいと思います。
J1横浜関連(マリノスタウン)②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110911
      〃               ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110910

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグファミリーの資格48

2014-02-09 00:01:54 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 Jクラブの学校訪問事業の紹介です。J1神戸では「GOAL for SMILE プロジェクト」として、ホームタウンの小学校に選手が自らサッカーボールの贈呈に訪問しているそうです。1年のほんの少しの動ける期間に学校訪問をするのとは違って、このサイトを見ると1年を通して広く小学校を訪問して、選手による地域貢献活動をされているようです。以下抜粋して紹介。
   
 「GOAL for SMILE プロジェクト」
 J1神戸の公式戦(リーグ戦・リーグカップ戦・天皇杯)での得点1ゴールにつき、サッカーボール8球を神戸市立の小学校に寄贈するもので、クラブ創設15周年を迎えた2010年からスタート。選手たちが小学校を直接訪問してボールを届け、子供たちに夢を与えられる存在になることを目的に実施。
   
 ※画像はJ1神戸公式HPより
2013年実績
神戸市東灘区:14校、神戸市灘区:12校、神戸市中央区:11校、神戸市兵庫区:10校、神戸市北区:34校、神戸市長田区:14校、
神戸市須磨区:20校、神戸市垂水区:24校、神戸市西区:28校、
ゴール数:81 × 8球 = 648

 単にゴール数によるボール進呈という事でスタッフを通じて行うのではなく、きちんと選手がチームを代表して届けているのが素晴らしいですね。スタジアム近辺とか、練習場近辺のみの対応というのは見かけた事がありますが、こちらのクラブは広く平等に市内の全学校にきちんと対応されています。こちらのように区別なくホームタウンに対応する姿は、地域への本当の貢献度として実感します。
 いかに手をかけず利益を生むという価値観とは逆に、いかに手をかけ汗をかいてサービスを提供するという価値観が、地域を愛する気持ちが伝わるのではないでしょうか。
 神戸さんは、プロ野球やbjリーグ、Fリーグなど競合するプロスポーツがあるから、なかなか地域全体から自分達に全部評価を受け取るという訳にはいかない環境だと思います。そういう競争原理がある環境だからこそ、こういう本当の地域貢献ができるのではないかと個人的に思います。神戸さんは「被災地」という環境もあり、地域・社会貢献活動では西日本で一、二を争う実績があると思います。
 当ブログでも、2011年に鳥取さんとのTMが終わったそのすぐ後に、三宮駅で選手全員で汗の渇かぬまま街頭募金をされていたのを昨日の事のように覚えています。これからも頑張ってほしいですね。
J1神戸公式HP「GOAL for SMILE プロジェクト」2013実績ページ:http://www.vissel-kobe.co.jp/hometown/g-project/2013.html
J1神戸公式HP該当ページ:http://www.vissel-kobe.co.jp/hometown/g-project/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする