J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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スポーツ文化の素晴らしさ101

2019-07-21 00:30:08 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 Jリーグシャレン絡みの記事を書いていたのですが、そこで出てくるのがSDGsというキーワード。読者の皆さん知っていますか? 世界的に最近広まってる言葉で、社会の様々な分野で出てくる言葉です。最近報道でもよく見かけるようになりました。それがスポーツ界でも波及しており、どうしても一度スポーツ界でのSDGsを紹介しないわけにはいかなくなりました。
   
【スポーツと持続可能な開発(SDGs)】
 国際社会は国連を先頭に、社会のあらゆる領域との徹底的な協議プロセスを進め、今後15年間に追求すべきものとして、下記の17項目からなる持続可能な開発目標(SDGs)に合意しました。スポーツは、平和と開発の目標達成に向けて前進するための費用効果的で柔軟なツールとなることが判明しています。国連は、SDGsの17項目それぞれの達成に向けた課題に取り組む潜在的能力を備えた重要かつ強力なツールとして、スポーツがその役割を果たすことを期待しています。

①「貧困をなくそう」:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
 スポーツは、幸せや、経済への参加、生産性、レジリエンスへとつながりうる、移転可能な社会面、雇用面、生活面でのスキルを教えたり、実践したりする手段として用いることができます。

②「飢餓をゼロに」:飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する。
 栄養と農業に関連するスポーツ・プログラムは、飢餓に取り組む食料プログラムや、この問題に関する教育を補完するうえで、適切な要素となりえます。対象者には、持続可能な食料生産やバランスの取れた食生活に取り組むよう、指導を行うことができます。

③「すべての人に健康と福祉を」:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する。
 運動とスポーツは、アクティブなライフスタイルや精神的な安寧の重要な要素です。非伝染性疾病などのリスク予防に貢献したり、性と生殖その他の健康問題に関する教育ツールとしての役割を果たしたりすることもできます。

④「質の高い教育をみんなに」:すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。
 体育とスポーツ活動は、就学年齢児童の正規教育システムにおける就学率や出席率、さらには成績を高めることができます。スポーツを中心とするプログラムは、初等・中等教育以後の学習機会や、職場や社会生活でも応用できるスキルの取得に向けた基盤にもなりえます。

⑤「ジェンダー平等を実現しよう」:ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る。
 スポーツを中心とする取り組みやプログラムが、女性と女児に社会進出を可能にする知識やスキルを身に着けさせる潜在的可能性を備えている場合、ジェンダーの平等と、その実現に向けた規範や意識の変革は、スポーツとの関連で進めることもできます。

⑥「安全な水とトイレを世界中に」:スポーツは、水衛生の要件や管理に関するメッセージを発信するための効果的な教育基盤となりえます。
 スポーツを中心とするプログラムの活動と意図される成果を、水の利用可能性と関連づけることによって、この問題の改善を図ることもできます。


⑦「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」:すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する。
 スポーツのプログラムと活動を、省エネの話し合いと推進の場として利用すれば、エネルギー供給システムと、これに対するアクセスの改善をねらいとする取り組みを支援できます。

⑧「働きがいも経済成長も」:すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する。
 スポーツ産業・事業の生産、労働市場、職業訓練は、女性や障害者などの社会的弱者集団を含め、雇用可能性の向上と雇用増大の機会を提供します。この枠組みにおいて、スポーツはより幅広いコミュニティを動員し、スポーツ関連の経済活動を成長させる動機にもなります。

⑨「産業と技術革新の基盤をつくろう」:レジリエントなインフラを整備し、包摂的持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る。
 レジリエンスと工業化のニーズは、災害後のスポーツ・娯楽用施設の再建など、関連の開発目標の達成をねらいとするスポーツ中心の取り組みによって、一部充足できます。スポーツはこれまで、開発に向けたその他従来型のツールを補完し、開発と平和を推進するための革新的な手段として認識されており、実際にもそのような形で利用されてきました。

⑩「人や国の不平等をなくそう」:国内および国家間の不平等を是正する。
 開発途上国におけるスポーツの振興と、スポーツを通じた開発は、途上国間および先進国との格差を縮めることに貢献します。スポーツは、その人気と好意度の高さにより、手を差し伸べることが難しい地域や人々の不平等に取り組むのに適したツールといえます。

⑪「住み続けられるまちづくりを」:都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする。
 スポーツにおける包摂と、スポーツを通じた包摂は、「開発と平和のためのスポーツ」の主なターゲットのひとつとなっています。気軽に利用できるスポーツ施設やサービスは、この目標の達成に資するだけでなく、他の方面での施策で包摂的かつレジリエントな手法を採用する際のグッドプラクティスの模範例にもなりえます。

⑫「つくる責任、つかう責任」:持続可能な消費と生産のパターンを確保する。
 スポーツ用品の生産と提供に持続可能な基準を取り入れれば、その他の産業の消費と生産のパターンで、さらに幅広く持続可能なアプローチを採用することに役立ちます。この目的を有するメッセージやキャンペーンは、スポーツ用品やサービス、イベントを通じて広めることができます。

⑬「気候変動に具体的な対策を」 :気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る。
 観光を伴う大型スポーツ・イベントをはじめとするスポーツ活動やプログラム、イベントでは、環境の持続可能性についての認識と知識を高めることをねらいとした要素を組み入れるとともに、気候課題への積極的な対応を進めることができます。また、被災者の間に絆と一体感を生み出すことで、災害後の復興プロセスを促進することも可能です。

⑭「海の豊かさを守ろう」:海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する。
 水上競技など、スポーツ活動と海洋とのつながりを活用すれば、スポーツだけでなく、その他の分野でも、海洋資源の保全と持続可能な利用を提唱できます。

⑮「陸の豊かさも守ろう:陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る。
 スポーツは、陸上生態系の保全について教育し、これを提唱する基盤となりえます。屋外スポーツには、陸上生態系の持続可能で環境にやさしい利用を推進するセーフガードや活動、メッセージを取り入れることもできます。

⑯「平和と公正をすべての人に」:持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する。 
 スポーツは復興後の社会再建や分裂したコミュニティの統合、戦争関連のトラウマからの立ち直りにも役立つことがあります。このようなプロセスでは、スポーツ関連のプログラムやイベントが、社会的に隔絶された集団に手を差し伸べ、交流のためのシナリオを提供することで、相互理解や和解、一体性、平和の文化を推進するためのコミュニケーション基盤の役割を果たすことができます。

⑰「パートナーシップで目標を達成しよう」:持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
 スポーツは、ターゲットを絞った開発目標に現実味を与え、その実現に向けた具体的前進を達成するための効果的手段としての役割を果たします。スポーツ界は、このような活動の遂行その他を通じ、草の根からプロのレベル、また、民間から公共セクターに至るまで、スポーツを持続可能な開発に活用するという共通の目的を持つ多種多様なパートナーやステークホルダーの強力なネットワークを提供できます。
引用:国際連合広報センター公式HP

 という内容でした。ようは社会・地域貢献での世界基準なのかな。堅苦しい内容ですが、スポーツに限らず今後いろいろなシーンで出てくると思います。ここでは各課題がスポーツでどう解決できるかが書かれています。いろいろ専門用語が出ていますが、順番に解説していきます。 17のゴールの説明ですが、元が英語なので、どうしてもこういう事になるのでしょう。
「ジェンダー」:生物学的な性別に対して、社会的・文化的につくられる性別のことだそうですが、何度読んでも100%把握できません(笑)。ようは「女性だから」の「だから」という部分らしいです。
「包摂的」:正式には「社会的包摂的」になり、英訳では「ソーシャル・インクルージョン」であり、社会的に弱い立場にある人々をも含め市民ひとりひとり、排除や摩擦、孤独や孤立から援護し、社会の一員として取り込み、支え合う考え方のことだそうです。「包摂的社会」とは、どんな弱者もみんなで取り込んで支え合うという意味なのかな。
「ディーセント・ワーク」:働きがいのある人間らしい生活を継続的に営める人間らしい仕事(労働条件)のこと。
「レジリエント」:弾力。復元力。回復力。強靱さ。
   
【スポーツSDGs(スポーツ庁)】
「このSDGsの達成にスポーツで貢献していきます。スポーツの持つ、人々を集める力や人々を巻き込む力を使って、SDGsの認知度向上、ひいては、社会におけるスポーツの価値のさらなる向上に取り組みます。『スポーツSDGs』の趣旨に御賛同いただける企業やスポーツ団体等とも連携し、より大きなムーブメントにしていきたいと思っております。」
〔Our Global Goals〕
「スポーツ庁とビル&メリンダ・ゲイツ財団は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への気運の高まりに合わせて、SDGsへの関心を高めるため、スポーツSDGsの一環として、パートナーシップを締結いたしました。ビル&メリンダ・ゲイツ財団が行う「Our Global Goals」について、スポーツSDGsの一つとして広報を行い、スポーツSDGsムーブメントの高まりに繋げてまいります。」
引用:スポーツ庁公式HP

 このスポーツ庁の取り組みですが、東京五輪もあって盛り上がっていますね。その財団はマイクロソフト社のビル・ゲイツ会長夫妻が'00年に創設された世界最大の事前基金団体で、世界における病気・貧困への挑戦を主な目的としており、特にアメリカ国内においては教育やIT技術に接する機会を提供する活動を行っているそうです。いいところと組みましたね。
 大変堅苦しいものですが、どのみち今後このSDGsがいろいろ出てくる事でしょう。Jクラブでもそのうち、SDGsができていないとダメ出しされる時代が来るでしょう。柏や浦和さんが、国際援助機関と連携していますが、やはりそういう活動がスタンダードになってきているのかもしれません。当ブログの「Jクラブの付加価値」にも取り入れていく事になるのかな。「SDGs」の「G」がGOALというのは、サッカーにも絡んだネーミングで面白いですね。 

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サッカーを語る会

2019-07-20 00:01:13 | サッカーを語る会

 語る会レポです。
 少し前になりますが、ウルトラス倉敷店で語る会定例会を開催しました。今回は平女史は欠席。川崎へご出張か。八氏と、後からつかっち氏も登場。よく隣フロアを見ると、浦和さんの試合をやっていました。なるほどと。
   
 さぁ、何を見ようかという話になりましたが、八氏のリクエストで神戸さんと名古屋さんの試合を観ました。全くのど突き合いサッカーで、なかなか面白かったです。イニエスタ選手(2得点)やビジャ選手(1得点)など見ごたえのある内容でした。名古屋さんにいる元柏の中谷選手が初得点? 知った顔ばかりで面白かったです。八氏もセレッソさんが上位(今日現在6位)キープで機嫌がいい様子。
   
 某黄色いチームの話も出ました。同じカテゴリになったので、今季はとんと記事に書かなくなりました。なぜ、今季は調子が悪いのかという話になりましたが、元々の4バックで対応すれば余裕で白星が先行して、首位を突っ走るところが、ネル監督が戦術のバリエーションを広げるために、3バックの併用を試しているからコロッと負けるのでしょうという話が出る。実際に先発から4バックで通した試合は完勝している事が多いですから。
 ホーム柏戦はどうするのかという話が出ました。平日で仕事帰りになるので、今回もたぶんメインスタンドの真ん中に近い席で観るのではという話に。前回の対戦では岡山が勝ちましたが、今回はどうなるかな。今日の記事は、ちょっとシンプル過ぎたかな。

 話は変わり、今日川崎さん(J1王者)と、あのチェルシー(欧州リーグ王者)のワールドチャレンジの試合がありました。OHKで留守録をしたつもりが失敗・・・ でもDAZNでやっていました。それを知ったのがさっき。とりあえずハイライトを観ましたが、川崎さんの1-0の勝利。まぁ、親善試合の色が強いですから。よく見ると、チェルシーの胸スポンサーは横浜タイヤ。日本企業頑張っていますね。あとでDAZNの留守録をじっくり観るとしよう。

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湘南ベルマーレの事例71

2019-07-19 00:01:32 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 当ブログでは最も紹介数が多い部類に入る湘南さん。親企業ができようがいつまでもJリーグ百年構想の優等生クラブです。全国で最もクラブ間競争が激しい神奈川県で確固とした地位をキープされています。そんな湘南さんが、Jリーグを代表するようにスポーツ庁のプロジェクトに参加するそうです。まさにJクラブを代表する、スポーツ文化にふさわしい存在だと思います。
   
【Jクラブ初 湘南ベルマーレ、スポーツ庁が始動する 「Sport in Life」プロジェクトに参画】
「Jクラブで初めて、スポーツ庁が2019年7月から始動し、国民のスポーツ参画を促進する「Sport in Life」プロジェクトへの参画を承認されました。「Sport in Life」ロゴマークのもと、総合型地域スポーツクラブとしての特徴を活かした多彩なスポーツイベントやホームタウン活動を加速させ、一人でも多くの方がスポーツに親しみ、健康で活力ある社会づくりに貢献していきます。
◆「Sport in Life」プロジェクトとは
2020東京大会のレガシー創出に向けて、スポーツ庁が2019年7月から始動した、自治体・スポーツ団体・経済団体・企業などが一体となり、国民のスポーツ参画を促進するプロジェクト。一人ひとりが自然とスポーツを楽しみ、そして、スポーツを通じて健康になったり、毎日をいきいきと過ごせるようになったり、そんな一人ひとりの活力ある生活を少しでも後押しすることを目的としています。
◆湘南ベルマーレの取り組みについて
湘南ベルマーレ及びNPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブでは、これまでも年間1,000回以上にも及ぶ多種多様なホームタウン活動などを通して、地域の方のスポーツ参画を推進しています。」 

事例①【小学校体育巡回授業】
 ホームタウンの小学校の正規の授業でボール運動を教えています。2001年からスタートし、スポーツの楽しさを伝えるだけでなく、「思いやり」「協力」「感謝」などの人間力(ライフパワー)の大切さも伝え、子ども1人1人の心に残る授業を行っております。2018年度も年間で176校を回り、1万5千人以上の児童とふれあいました。
事例②【かけっこ教室】
 小学生を対象に運動会シーズンだけでなく年間を通じて開催しています。小学生にあったプログラムで、楽しくわかりやすい内容となっており、小学生低学年の子ども達も参加いただいています。身体の様々な機能を目覚めさせ、楽しみながら走るスピードをアップさせていく様に取り組んでいます。
事例③【ラグビーアカデミー】
 小学生から高校生までを対象に、ラグビーをはじめたい、よりうまくなりたいという子どもたちと一緒にラグビーを楽しむアカデミーです。タックルなどの激しい接触(コンタクトプレー) などはなく安全な内容で、ラグビーボールを使い、段階に応じた練習を行っています。
事例④【健康づくり教室】
 中高年を対象とした教室で、1人1人の身体の状態を優先させて同じプログラムでも無理をしないで出来る範囲で教室に参加してもらえるように配慮して行っています。ストレッチや肩甲骨や股関節の動作、自体重による負荷をかけた動作など特別な施設、用具を使用せずに行っています。酸素運動の代表であるウォーキングも毎回教室の最後に取り入れて日々の生活の中でも習慣化してもらえるようにしています。
引用:J1湘南公式HP
Sport in Life:http://www.mext.go.jp/sports/sportinlife/

 ホームタウン活動はもはや言うまでもありません。その昔、ホームタウン活動として最初に選手を地域に積極的に派遣したのが湘南さんでした。スポーツ庁から観れば、完璧な総合型地域スポーツクラブなのでしょう。他のクラブも湘南さんに続いて欲しいですね。
 最近ではSDGs(国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標))というキーワードの露出が目立ってきました。Jリーグシャレンの公式FBページでもいくつかJクラブの取り組みが紹介されていますね。また1つ1つ紹介したいと思っています。
 シンボルカラーに、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の、目標3:「GOOD HEALTH AND WELL-BEING」のカラーである、”KELLY GREEN”を採用し、スポーツ庁はこのSDGsの達成にスポーツで貢献していくとあります。このSDGsはこれから次々と出てくるキーワードでしょう。
 湘南さんは現在11位。個人的にはもうエレベータークラブから卒業した感がありますが、こればかりはわかりません。ぜひこれからもJ1で暴れん坊湘南として頑張って欲しいと思います。
J1湘南関連:747372717069686766656463626160595857565554535251504948474645444342414039383736353433323130292827262524232221

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松本山雅の強さ34

2019-07-18 00:01:31 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 少し前ですが、山雅さんのサポミ(サポーターミーティング)がホームタウンの一つである長野県生坂村で行われました。サポミ(サポカン)を「村」でやるというのは斬新ですね。実際は村長さんの発言が多い、行政色の強い内容になったようですが、それでも画期的な事だと思います。サポカンを1回やってだけでやろうとしない価値観よりよっぽど付加価値が高いと思います。議事録も公式HPできちんと情報公開されています。今回、その要旨・要点をまとめてみたいと思います。
     
【「松本山雅FCサポーターミーティング in 生坂村」議事録要旨】
 クラブの事業としては、本日のテーマであるホームタウン活動、スポーツクラブ事業、性別を問わず様々なスポーツへの活動、喫茶山雅を通じた飲食事業などをしていきたい。Jリーグの理念でも地域の総合型クラブ、世界を見てみるとサッカークラブは1つのツールであり、地域のスポーツの振興、スポーツビジネスの振興などいろいろな角度でこの地域でできることがあると思いチャレンジしていきたい。

〔活動方針(ビジョン)について〕
① ホームタウン活動
 信州の街づくりに積極的に参加し青少年の健全育成の実現。子どもからお年寄りまで気軽に楽しめるスポーツ環境の創出を目指している。
② アルウィン
 感動溢れるスタジアム、安心・安全なスタジアム運営。
③ フットボール事業
 スポーツの神髄の追求、指導者・子供たちの育成などがある。地域の人々に信頼される健全経営についても、クラブ立ち上げから今まで黒字を保てており、全国的に見てもなかなかないクラブの状況。
④革新的な挑戦を続けていくクラブ
 サポーターのおかげで、山雅のムーブメントは革新的だったが、クラブ・フロントが何か革新的な挑戦をしているかというとまだまだであり、やれる余地があると思い様々なことを求めて活動している。

 ホームタウンを生かした活動、クラブの運営、クラブがサイクルを回す中でホームタウン活動を通して地域に貢献することをもう少し深めていきたい。J リーグではホームタウン活動を各クラブに義務付けてはいるのですが、どちらかというとこの活動に対し利益をとらない入口がJリーグにはあった。ただ、長く続けていくこと、活動をもっと通して広げていきたいと思うときには、それなりの人やスキルが必要になる。
 松本山雅のホームタウン活動の方針については、2019 年改めて方向性を確認。目指すところは公共財になれるクラブを目指すこと。そのために実現させたい社会像として、スマイル山雅の追求。それを目指すためにどういった事業の活動を分けつつ軸をもった活動をしていくために「Smile Future」、「Smile Welfare」、「Smile Green Power」3つの柱を設定。
 未来ある子どもたちに向けて笑顔が多くなるような活動、地域に暮らすいろんな方と元気になれる心豊かな街づくり、サポーターが集まっていただくところにはPower が生まれているので、そのような活動を地域に広げてエネルギーを使っていただきたいと思い3 つの柱を設定しました。
①「Smile Future」    :子供たちを通しサッカー教室、食育など様々な活動
②「Smile Welfare」    :ランドセルカバーの贈呈式や各種健康教室のような活動
③「Smile Green Power」:松本ぼんぼん などの地域イベントに参加、ホームタウン中心の緑化計画など。

 昨年からホームタウン活動を見直していく中で、必要として依頼を受けて実施する「イベント依頼型」が今までの活動の主になり、それに伴い活動回数も増加。この部分は今後も大切にしていきたいところだと思う。回数もこなしながら自分たちは本当に何をすべきか、ということに行きつき壁にぶつかった。そんな中で自分たちが注力すべきことを整理して、自分たちから地域の課題に一緒に挑み、一緒に向き合っていくことにより、「イベント依頼型」と「地域課題解決型」の両輪を回せるよう意識しながら昨年より活動。今後ホームタウン活動を通じて目指す姿としては、クラブが地域のHUBになろうと。     
        
 2015 年にドリームサミット開催。「Jリーグをつかおう!」ということで、シャレンプロジェクトがスタート。内容としては地域と地域住民、企業、Jリーグ、クラブが一緒に向き合いながら新しい価値を生み出していこうというもの。ワークショップを今後のサポーターミーティングでも行っていきたい。これからは地域と協働する山雅、また山雅が地域の皆さんの力になれるように発展していくことがクラブのミッションだと思う。
 現時点では地域と協働するということは弱いし、今まで応援いただいた分をしっかり恩返しできているかというとそうではないので、引き続きクラブとしても追及していきたい。今後については、生坂村と喫茶山雅でコラボ「おやき」として共同開発。
 他のJクラブの運営担当者からうらやましいと言われる。「親会社がいなくて人口もそこまで多いわけではないのに、なぜお客さんが入るんですか?」と言われた時には、クラブがみんなのためにやっている、みんなのチームとして考えて行っており、会社(山雅)が良くなればということだけでなく、サポーターが喜んでくれるようなことなどをちゃんと考えてやっていると答えている。

〔グループワークで出た質疑応答〕
・意見交換の時間をもっと長く設けるようなサポーターミーティングにしてほしい
⇒次回からの課題
・これからもホームタウンの追加を考えていますか?増やす活動をしていますか?
⇒クラブとしては増やしていく方向だが、地域に密着した活動ができる距離、ホームタウン数を考えながら進めていきたい。現在は南信へアプローチをしている。
・ホームタウンへの恩恵をホームタウン内のサポーターではない住民にも伝わるようにしてほしい
・HP などの活動報告の下に、活動地域の情報(リンク)を入れてほしい。
・生坂でサポーターミーティングを開催してくれたおかげで、生坂村に来てくれた人がいてうれしく思うので、今回の開催はありがたい。
・ホームタウン対抗運動会など、山雅のホームタウンだからできるような事をしてほしい。
・活用されていない施設を山雅で活用してほしい
・アウェイの試合で、各ホームタウンの特産物を販売したい
引用:J1松本公式HP
「松本山雅FCサポーターミーティング in 生坂村」議事録https://www.yamaga-fc.com/wp-content/uploads/2019/07/9d1940e840dbec85cfe311a2b4d95f96.pdf

 いやぁ、素晴らしい内容ですね。よく山雅さんは市民クラブとしてお手本クラブ№1と言われているそうですが、こういったものを見ても強く頷けるものです。2015年にドリームサミットという当ブログで言う、ホームタウンミーティングを既に実施されていますが、今回は更に進化したものですね。総合型クラブ、ホームタウン活動の重要性、地域課題解決、Jリーグシャレンなど、Jクラブの最先端のキーワードが並んでいますね。素晴らしすぎ。
 ホームタウン活動を通じて目指す姿としては、クラブが地域のHUBになろうというのもいい。ホームタウンの拡大についても、南信地域へアプローチをしているとか。確かに今は全市町村ホームタウン化など、拡大傾向にあります。長野県も神奈川県のように、今後長野さんと陣取り合戦になっていくのかな。
 今回の事例で、Jクラブにとってホームタウンとは何か、どれほど重要なものかという事がよくわかりました。ホーム=我が家(地域)ですから、我が家(地域)を幸せにできないところに来場客が増えていく訳がないのかもしれません。しかもその我が家(地域)というのはスタジアムや練習場周辺という意味ではないと思います。それは山雅さんの活動事例を見れば誰でもわかる事。

 山雅さんのホームタウンに関する素晴らしい事例を見せてもらった後に、地元のJ2岡山の公式HPを改めて観に行ってみました。あれっ、「ホームタウン活動」ページはまだ6年間眠ったままでした・・・ 目を覚ましてもらうのにあと何年かかるのかな。 
J1松本関連:383736353433323130292827262524232221

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Tリーグそして岡山リベッツ18

2019-07-17 00:35:38 | 岡山リベッツ

 リスペクトコラムです。
 今日、リベッツからいいニュースが届きました。オフィシャルファンクラブ登場です。この前トライフープで登場し、ついにリベッツにも。個人的には後援会の方がいいのですが、Tリーグの他のチームを見ても、ファンクラブのようですね。
   
【岡山リベッツファンクラブ「岡山リベッツサポーター」】
「岡山リベッツでは公式ファンクラブを開設いたしました! ホーム戦での先行入場をはじめ、会員専用コンテンツやメールマガジンなどお得な特典が満載の「岡山リベッツサポーター」にぜひご入会ください♪ さあ、あなたも今日から岡山リベッツサポーター!
【期間限定!緊急企画】
 7月18日までにスペシャル会員・プレミアム会員にお申し込みされた方(入金完了まで)に限り、7月22日開催の岡山リベッツ壮行会に参加可能!! (別途参会費が必要となります) ※詳細はお申込みいただいた方のみお知らせいたします。」
引用:クラブ公式HP

 何と「サポーター」です。バスケでは「ブースター」で、卓球ではどう呼ぶのかと思っていましたが、サポーターなんですね。これもTリーグ統一名称の様子。来週22日に壮行会があるんですね。J2岡山でもスポンサー等支援者を対象としたキックオフ交流会が行われ、長年当ブログで個人の一般ファン・サポーター向けにキックオフイベントをやるべきと書き続けました。直接は関係無いのでしょうが、最近キックオフセレモニーをやるようになりました。
 なので、リベッツもいつかは一般個人向けに会員だったら誰でも参加できるキックオフイベントをやるべきと思います。それこそイオンモール岡山ででもやればと思います。マスコミ受けもするでしょうし。と書いていたら、彩たまさんでファンミーティングをやるそうです。

【8月31日岡山リベッツ戦後、ファンミーティングを開催】
8月31日(土)立川立飛アリーナにて開催される岡山リベッツ戦終了後、ファンミーティングを開催致します!!
参加資格はパンたまクラブにご加入頂いている方のみとさせて頂きます。なお、詳細・出欠確認等はメールにてご連絡致します。」
引用:TT彩たま公式HP


 試合終了後に来場ファン(サポーター)との交流会をやるのですね。ミーティングだから意見交換もあるのでしょう。やはり、浦和さんや大宮さんに感化された取り組みなのではないでしょうか。浦和さんの槙野選手からのアドバイスだったりして。彩たまさんはファンクラブが「パンたまクラブ」っていう名前なんですね。Tリーグでは彩たまさんが一番先を進むクラブになっていくのかもしれません。あと、リベッツではボランティアも募集されています。もう紹介済みと思っていましたが、まだだったようなので紹介させていただきます。

【ボランティアスタッフ募集】
「【活動日】 2019年9/4(水)・5(木)、11/23(土)・24(日)、12/6(金)・7(土)・8(日) ・2020年2/15(土)・16(日)
     ※時間については改めて詳細をお伝えします。
【活動内容】 試合会場でのチケットもぎり、チケット販売、会場案内係、清掃等をお願いいたします。
       詳しい活動内容については改めてご説明させていただきます。
【募集人数】 各試合20名程度 (性別・経験不問)
       ※募集人数は変更となる場合があります。
【申込条件】 ・18歳以上の方(高校生除く)
                  ・活動日に指定の場所・時間で活動が可能であること
       ・ボランティア参加の注意事項を遵守し、活動できること」
引用:クラブ公式HP

 ホーム試合ごとでの募集なのかな。募集人数は各試合20名程度というですが、岡山武道館であればそうなるのか。ちなみに去年1年目で会場にいたスタッフはどんな人達だったのでしょうか。アルバイトさんだったのかな。当ブログでもお問い合わせフォームから事前登録させていただきました。ほとんど観戦になるでしょうが、手が空いた日にはボランティア参加して、中からもクラブを観てみたいですね。行ってみたら西氏など、ファジボラでお馴染みの顔がいくつもあったりして。
 今年の春に長年ボランティア参加していた、県サッカー協会のOSS委員会が解散しましたが、入れ替わるようにしてリベッツなど新興勢力のボランティアに絡み始めるのも、何かの縁だと思います。また、ボランティア参加したら、レポをお届けしたいと思います。(たぶん余り参加できないとは思いますが)
 先日留守録した「プライド せとうち経済のチカラ」を観ていると、改めて特筆すべき注目点を観ました。小学生以下の選手が都道府県ごとにチームを組んで戦う「全国ホープス選抜卓球大会」で、岡山県は男女ともに3年連続優勝と、ジュニア世代では日本一の卓球県なのです。そういう環境にあるから最初に、Tリーグ関係者から羽場社長に、チーム立ち上げの声がかかったのかな。ただ、中学・高校と競技から離れていく現状があるので、ぜひ卓球でのスポーツ文化を高めて育成していって欲しいですね。

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スポーツ文化の素晴らしさ100

2019-07-16 00:14:15 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 先週の日曜から、RSK(TBS)で「ノーサイドゲーム」というドラマがスタートしています。原作はあの池井戸潤氏で、池井戸さんのドラマや映画は「半沢直樹」など一通り観ています。今回のドラマも、もはや観る前からこんな感じの空気、ストーリーとイメージが出来上がったまま、留守録した第一話を昨日観ました。今年はラグビーW杯日本大会の年であり、いかにもそれを意識した作品っぽく、でも池井戸さんだからビジネスストーリーなんだろな、何年か前に観た「ルーズヴェルト・ゲーム」のラグビー版かと。
 当ブログのスタンスは、どんな情報でもスポーツ文化の発展に寄与できる情報であれば、読者の皆さんにリスペクトして欲しいので、ぜひ紹介したい、取り上げたいというもの。さて、今回の池井戸ドラマはどうなのか。
 先週の第1話、昨日の第2話を観ました。1話ごとに当ブログのアンテナに引っかかったポイントをピックアップし、リスペクトしておきたいと思います。あくまで個人的な感覚なので、参考の範囲で思って下さい。
   
【第1話】
〔あらすじ〕
 天敵である滝川常務に逆らい、府中工場に飛ばされた。そこでの新たな肩書は総務部長と、万年最下位争いの痛そう、怖そう、汗臭そうのラグビー部GM。14億のラグビー部を廃部する事で本社に戻ろうと画策するが、約束した滝川常務から断られる。行き場を失った君島はサラリーマンとして生き残るために、チームと手を組む事を決意する。リーグ優勝という成果を出して、本社に返り咲く事が戦略。君島とチームの再起をかけた戦いが始まる。
〔設定〕
・プラチナリーグのモデルは、現ジャパンラグビートップリーグ。
・トキワ自動車アストロズのモデルは、トヨタ自動車ヴェルブリッツ?、2000年頃は優勝経験もあったが、最近では低迷。部員逮捕により今季(2019-20)大会辞退している。
・強敵ライバルの日本モーターズサイクロンズのモデルは、ヤマハ発動機ジュビロ?もしくは同じ自動車メーカーで、HONDA HERTか。
・「このメンバーから1人でも多く、W杯の日本代表を出すこと」(狙える選手は何人かいる)「プラチナリーグ優勝」が夢として掲げたが、本音は優勝は夢のまた夢。1部残留が御の字。企業で言えば今年は対して売れなかった。来年もこの調子でもう少しだけ頑張ろう。そんな危機感の無い企業は即刻潰れる。そんな社員は即刻クビ。サラリーマンに努力賞は無い。その社会、正義が勝つのではなく、勝った者が正義。現状維持という本音の目標がすでに負け犬。そんな選手だから、上司・先輩が足元を見て、なめてくるのではないか。
・優勝を目指すチームには誰も文句言わない。誰だって価値がわかる。期待を抱かせるチームだったら、客も観に来る。試合を観た父親が、今度は子ども、次は友人を連れてくる。チームが勝つ事でその輪は大きくなる。ラグビーの文化・精神がこの世に大きく広がっていく。それが本当の社会貢献ではないのか。
・君島は選手にタックルし、何度も地面に叩きつけられながら、このまま何の役にも立たず、お荷物のまま終わるの嫌だと思った。廃部のつもりだったが、自分と同じくどん底にいるチームと一緒に戦いたい、優勝して結果を出したいと意見書(もう1年様子を見て欲しいという分析)を差し替えた。経営戦略のプロとして、手を組めば勝機はある。ラグビーボールと同じでどこに転がっていくかはわからないからこそチャンスがある。
   

・君島はアストロズ優勝で成果を出して、本社に復帰するつもりではないか。選手側は「それでもいいじゃないか。相当な戦略家だよ」と共闘を決意。
・年間予算14億円(J2クラブの予算とクリソツ)で収益はほとんどゼロ(33万円。収益性がほとんど無し)
 60名の人件費、施設の管理費でどうしてもかかってしまう。ギリギリまで切り詰めた数字。リーグでも最低予算。
・君島は元々ラグビーが嫌い。ラグビーで有名な出身大学で、有名選手である同級生に対する嫉妬心がルーツ。
・チームは島本社長の肝入り。社長が要所要所のシーンで登場。
・ラグビーは世間で盛り上がっているのか? チケット販売は協会が管理しているが、こちらに分配するほどの収益が無い=客が入っていない。盛り上がっているのは選手と関係者だけで、日本人の大半はラグビーに興味が無いのではないか。
・アストロズは何のためにあるのか。「社会貢献」というが何をどう貢献してるのか。この地域住民はFC東京の試合やイベントには足しげく通っているが、近所で行われているアストロズの試合は観にも来ない。興味が無い。
・選手も、練習があるからと3時には退社するが、これでは会社の戦力にならない。発注部品の不良が多い(これは上司・先輩の肩代わり、仕事の押し付け等しわ寄せの部分が大きい:会社に迷惑をかけている負い目的な部分)
・女性社員の会話:「ラグビーはむさい」「うちのラグビー部は超弱い」→掲示板でラグビー部のポスターは場所を取るだけで邪魔者扱い。その上に食堂メニュー30円値上げの張り紙を貼りつけられる、その程度の価値しか無い。
・滝川常務はアストロズを廃部するため(同時に別のビジネス案件も目的)にGMに送り、見返りを約束したが、見返りは本社復帰ではない事を知り、退路を断たれた君島はアストロズの1部優勝を目標と定める。選手達も目的は違うが君島とタッグを組む決意をする。(上司である滝川常務の方針に反した行動)
・役員会で提出する意見書で一度、廃部を書いたが、寸前に撤回。
・ラグビーは(タックル等で)けがをするスポーツではなく、けがをしない体を作るスポーツ。応援してくれる人、仲間、チームのために命がけで戦い、死ぬ気でぶつかっていくスポーツ。
・ハカ(ニュージーランド代表が自分達を鼓舞するために試合前に行う儀式パフォーマンス)
・社長に対するチームの分析は「選手の高齢化が進んでおり、新戦力の加入もなく、今季は昨季以下の成績になると予測。チームとしての魅力は無くなり、集客も見込めず、14億どころか価値はゼロ以下。これ以上ラグビーを運営するのは無駄で未来は無い」。
・息子がラグビーやりたい。子どものいじめ。いじめっ子に対抗する強くなるためにラグビーをやりたい。ラグビーはケンカじゃなくスポーツ。相手が憎いからではなく、仲間のためにぶつかって行く。
・ノーサイド、タオルをかける。それができるか。最後に相手を許せるか。正々堂々と戦った後に握手できるか。
   
【第2話】
・リーグ優勝での最大の問題は監督人事。
・君島は戦略室で、会社の命運を決める究極の選択をいくつもやってきたが、監督の選択は難しい。
・経営者は失敗する経営者と成功する経営者の2タイプ。失敗タイプは負け癖で、事業を起こしても失敗を繰り返す。成功タイプはどんな事業をやっても軌道に乗せる事ができる。勝ち方を知っている。監督は社長と同じ。優勝させるためには優勝経験がある人材がベスト。候補2人は優勝経験無し。学生チームを3連覇させた柴門監督(大学の同期、同じタイミングで幹部と衝突して更迭)が思いつくが、優秀な監督はクビにはならない。
・柴門監督は一度チームが断っている。行き違いがあった。フロント方針に反して当時の副部長(滝川常務)が、コスト面を重視して柴門監督にもオファーしていた。
・柴門監督はまずは職場環境がプレーに大きく影響するとして、選手の職場(工場)を見学。
・15人の選手が1人1人どう動くかで15が100にも0にもなる。
・自分で監督がいいのか選手に聞いて欲しい。1人でも賛同しなかったら引き受けない。アクションとして、選手1人1人宛の手紙(課題、何をして欲しいか)を渡す。深い分析で的確な指摘内容に選手は受け入れる。
・柴門監督から強化プランの予算、合宿等の費用(1億円)が必要と要求され、それを飲まずに他の監督を模索する。しかし、柴門監督は前チームで強化費を自分で集めた話を社長から聞く。面白く思わずに前チームから追い出したのが、リーグの強豪でもあるサイクロンズの監督(少しややこしい構図)。
・経費削減を検討し、選手人件費に注目する。看板選手であるプロ契約の2人の外国人選手の契約を見送る事にする。2人は得点力があるが、ミスも多く点を取るが、失点の要因にもなっていると。
・レギュラーメンバーは白紙にして、全員にチャンスを与える。ポジションを自分で奪い取って欲しいと監督。
   
 第3話の予告で、「グランドだけが戦場じゃない」、ラグビー教室の開催、清掃活動の実施、あと何か相撲シーンがありました・・・どういう展開になるのか期待です。
 なかなか面白く観させていただきました。サッカーやバスケほどメジャーではないが、今年秋にW杯日本大会があるラグビー。池井戸さんはこの小説を6月に発刊し、7月にドラマ化になっています。まるで、TBSがラグビーW杯があるからと、池井戸さんにドラマ化ありきで急遽執筆を依頼したように映ります。でも、面白いですね。企業チームの話ですが、Jクラブの視点で観ても全然参考になると思います。クラブ経営、GMや監督の手腕、チームの強化、観客動員などどのスポーツチームにも関わってくる課題がにじみ出ています。
 当ブログにはいろいろなJクラブ(の他に4部も5部もきっと)の関係者(村井チェアマンも時々来てもらっていると勝手に信じています)が観に来ていると思いますが、ぜひこのドラマをリスペクトしてください。参考になると思います。読者の方も。
 ラグビーはよそのスポーツだから関係ないと言い切らずにぜひ見てください。「よそはよそ、うちはうち。よそを気にしても何もならない」という価値観をどこかで見かけましたが、そういうのは愚の何とかではないかと思います。第3話も楽しみだ。当ブログ好みの話が登場しそうですね。
TBS「ノーサイドゲーム」公式HP:https://www.tbs.co.jp/noside_game_tbs/
Paravi該当ページ(無料体験あり):アドレス
ラグビートップリーグ関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180927

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勝利の白星124

2019-07-15 00:01:16 | ファジアーノ岡山

 PV観戦レポです。
 昨日、ウルトラス岡山店で開催された、ファジのアウェー琉球戦のPVに参加してきました。行く道中で、すでにヨンジェ選手の先制シーンを手元iPadのDAZN映像で確認。DAZNに登録してようが関係ありません。語る会の趣旨もそうですが、同じDAZNの画像でもPV文化が大事なのです。梅雨のさなかで模様の中で、お店に入店。少し遅れました。
   
 お店の入りは結構いっぱい。カウンターに近いエリアには若い女性グループが大勢いて、黄色い歓声で応援していました。J2岡山のファン・サポーターの平均年齢はJ2で一番高いと聞いていますが、この光景はいいですね。もっともっと若い人、若い女性が来てくれないと。これはひょっとして、先週の試合効果なのかもと思ってみたり。今回は10番ゲートで毎試合跳ねているというサポーターA氏と観戦。サポ歴7年というファジ愛に溢れた方で、じっくり試合に見入っていました。サポーター事情などをいろいろ教えてもらいました。
   
 試合ですが、この日の琉球さんは、パスやボールロストなどプレー精度の低さが目立ち、それほど上手いとは思っていない岡山の方がよっぽど試合を支配していました。琉球さんは開幕当初は首位を走っていたのに、何かJ3チームのようなプレーの印象。こんなチームには負けてはいけんじゃろと思って観ていました。ヨンジェ選手が2得点を決めて、得点ランキングで琉球さんの鈴木選手に並びました。まぁ、得点王と順位はそれほどリンクしている訳ではないのですね。試合内容でも完勝だったかな。でも、油断は禁物です。まだまだ後半戦が始まったばかり。
   
 ネットの戦評です。【ハイライト:ファジアーノチャンネル
「(琉球は)完敗と言える内容で岡山に土を付けられた。開始早々に岡山に得点を許すと、その後は中央を固める相手の守備を崩せない。効果的な縦パスを供給できず、たまらず出したロングパスを相手に奪われてカウンターを仕掛けられる展開が続く。後半も内容は変わらず、後半24分にセットプレーから失点を喫して万事休す。相手にボールを持たされた、という表現そのままに、岡山の思惑通りに試合を支配されてしまい、今季二度目のホームでの敗戦となった。」
引用:スポーツナビ
エルゴラッソ採点
イ・ヨンジェ選手 6.5 ストライカーの嗅覚披露し圧巻の2ゴール
   
 今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ電光石火」というタイトルの記事の戦評です。
「゛難攻不落”とされたスタジアムを攻め落とした。J3時代から今季途中までホームで30試合連続負けなしだった琉球を2-0で撃破。全42試合を行うリーグ後半戦の初戦を白星で飾り、自信なる勝利(と有馬監督)」
「チームとしての戦い方が統一できていたのも勝因だ。沖縄独特の蒸し暑さの中、前線からむやみにプレスをかけるのではなく、「奪いに行く、いかない」をはっきりし、全体の陣形を常にコンパクトに保ちながら相手に自由を与えなかった。」

 6試合ぶりの無失点。これで順位はプレーオフ目の前の7位に浮上。6位までは勝ち点2点差。でも、実際はその差は小さくなく、甘くないのでは。今後例えばスカウティングで上田選手を研究され、ペナルティエリア付近ではファイルをもらうなとか対策される。で、研究をされるが、こっちは研究しているようには無い印象でした。毎年のようにそういう流れで失速につながっていくというパターンを毎年観ているので。次節勝てば最良で6位ですが、負ければ最悪で11位まで落ちる。得失点を見ると、改めて横浜戦の5失点が大きかったですね。次節は山形さん。ずっと首位で今節初めて首位を明け渡した強豪。岡山の苦手なポゼッションサッカーだったかもしれません。 

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サポーターについて46

2019-07-14 00:23:30 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 マリノスさんに「沸騰プロジェクト」なる事業があるそうです。知りませんでした。footballistaの記事に出てきたので、マリノスさんの公式HPを観に行ってみると、こりゃすごいぞという事で紹介させていただく事になりました。まずはそのfootballistaの記事です。
   
【サポーターと共創する未来へ。沸騰プロジェクトがマリノスを変える】
〔沸騰プロジェクトがマリノスにもたらしたものとは〕
「シティ・フットボール・グループ(以下、CFG)が横浜F・マリノス(以下、マリノス)との提携を通じて、最もポジティブな驚きの一つとして捉えているのがサポーターのロイヤルティだ。クラブに対してはもちろん、スポンサー企業の商品を感謝の気持ちと共にSNSに投稿する文化はJリーグが持つ魅力として認識され、CFGのパートナーシップ事業においても武器になっている。
 マリノスではそうした高いロイヤルティを持つファンを『スーパーファン』と呼び、彼らの声を顕在化させることでファン起点の新しい商品やサービスを生み出す活動に取り組んでいる。その名も『沸騰プロジェクト』。情報過多の時代において従来のプロモーション方法が通用しなくなりつつある中、コンテンツの主体をファン側に設定したCtoCプロジェクトがもたらすものとは。」
〔一緒に創っていく存在〕
「――まずは『沸騰プロジェクト』を発足させた経緯を教えてください。
永井『お金を払って実施する宣伝広告の効果を感じにくい現状をふまえて、口コミを増やそうというところから始まっています』
大多和『マリノスに関心がない人まで広告が届かない現状がある。あと、SNSの世界で考えるとマリノスのサポーターは多くのフォロワーを抱えている方が多いのもきっかけの一つです』」
「大多和『これまでの発想ではサポーターの方は享受する側だったのですが、発信者としてのサポーターがいる。一緒に(クラブを)創っていく存在だと今は考えています』
永井『だから、よりサポーターのみなさんを理解するためにオフラインミーティングも開催しています。テーマを決めて1回20名くらいの方に集まっていただきヒアリングしたり、ディスカッションしたり。直接意見を聞ける場はクラブにとって貴重です』
――現在、何人くらいの方が沸騰プロジェクトに参加されているのですか?
大多和『今(※取材日:5月下旬)、登録数で1800名程度。オフラインのミーティングは12回開催しています。過去にはこのミーティングがきっかけで進んだ企画で「昔のユニホームを着て来場したらプレゼント」というものがあったのですが、当日の運営まで全部やって頂きました。バイトを雇うのではなく、サポーターの方々が運営することで会話が発生し、笑顔が生まれます』」
「――マリノスにとってサポーターはお客様ではなく仲間ですね。
永井『一元的には捉えられませんが、沸騰プロジェクトに参加頂いている方に対しては仰る通り“仲間”“身内”“支持者”という言い方が出来ると思います。共にこのクラブを創っていきたいですね』」
〔サポーターにも主人公でいて欲しい〕
「――サポーターの声が実際に反映されると沸騰プロジェトはさらに盛り上がると思います。
永井『沸騰プロジェクトでの企画が実現するまでのスパンは色んな事情も絡むのでケースバイケースですが、伝えたいのはクラブスタッフも相当ツイッターやインスタグラムを見ているということです。多分、皆さんが想像しているより見ています(笑)。クラブが抱える課題や、それに対する改善案が(ツイッターに)投稿されていることが結構ありますが、そういうものはスクショを撮って社内で共有しています。それをきっかけに社内で議論が起きることもよくあります。』」
「――今後、沸騰プロジェクトはどのような共創関係を目指していきますか?
大多和『共に創ることを目的化するのではなく、その過程でサポーター同士がつながることも大切にしたいですね。最近はCtoBのつながりも出てきています。沸騰プロジェクトでマリノスのパートナーであるオウルテック社さん、三省製薬さんの商品を一緒に考えようというミーティングを実施しています。こうした関係性を築けるとパートナーさんにとっての広告価値の発想も変わってくる』
永井『マリノスは株式会社なので形としては一般的な企業と同じなのですが、公共性が高い団体という側面もある。だから、収益を上げてさえいればいいという話ではなく、文化を一緒に創っていく。それは自分達だけで実現できるものではない。共感してもらえる人がいてこそ成立する。そういう意味ではクラブの存在そのものが既に共創関係であると言っても過言ではないと思います』
大多和『一般的にはピッチで戦う選手が主人公で、それを応援するのがサポーターという関係性だと思いますが、サポーターにも主人公でいて欲しい。マリノスに関わる一人の主人公として、自分の楽しみ方を周りに共有してもらいつつ、クラブと共に歩んで欲しいです』」
引用:footballista
   
 いつの間にかそんなレベルになっていたのですね。「サポーターのロイヤルティ」って新語でしょうか、聞いた事が無いキーワードです。これも新語の「スーパーファン」によるプロモーションとして、コンテンツの主体をファン側に設定したCtoCプロジェクトなのですね。今回は結構専門用語が多いです。記事によると、お金を払って実施する宣伝広告の効果を感じにくい時代になっているんですね。そうなんだなと。そこから口コミによるプロモーションをやっていこうと、ファン・サポーターの口コミ(投稿)を通して。
 毎月のオフラインミーティングがいいですね。これは当ブログが大昔から今も口を酸っぱくして言っている「ファン感」、「ホームタウンミーティング」に近いもので、対話という点では同義語です。ファン感から逃げ続けているところに知って欲しいですね。ファン・サポーターは享受者ではなく一緒にクラブを創っていく、運営していく仲間の存在であると。CtoBってすごい言葉が出ていますね。これはすごい。まさに主人公。マリノスさんだったら主人公になれても、対話ができないところでは脇役、エキストラか。それは観客も目減りするでしょと。専用サイトを観てみました。
 
「プロジェクトチームには選手もプロジェクトマネージャーとして就任」
・スタジアム沸騰チーム: 大津選手、松原選手
・グッズ沸騰チーム:   喜田選手、仲川選手
・クラブ沸騰チーム:   栗原選手、飯倉選手、山田選手

 いい感じの交流サイトになっていました。いやぁマリノスさん、うらやましい。マリノスサポはこういうのがあって幸せですね。顔が見える選手。ファン・サポーターとチームの距離感が近く、「わがこと」になっているので、スタジアムにも自然と足が向かう事でしょう。こういう取り組みをやれば、数字の連呼とか、無料サービスの大盤振る舞いは必要が無くなる事がよくわかる事例でした。結局はエンドユーザー(ファン・サポーター)本位でやれば解決してくれるという事でしょうか。こういう交流サイトはよそでも観たなぁ。
J1横浜「沸騰プロジェクト」:https://mari-fan.jp/
J1横浜関連⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181005
   〃    ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161208
   〃    ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160613
   〃    ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160508
   〃    ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141106
   〃    ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140210
   〃    ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110910
   〃    ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100909
   〃    ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100829

   〃    ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100418
  〃   ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090627
  〃   ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090527
  〃   ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070615
  〃   ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070212
  〃   ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060914

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頑張れ!オリンピック26

2019-07-13 00:51:49 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 今月初めに流れたニュースで、もっと早く紹介したかったのですが、いろいろと話題があふれたため、少し遅れての紹介となりました。当初の話では、五輪チケットは先日あった抽選販売の後は先着販売という事で、「先着って、そんなん東京から遠い地方は不利に決まっているし、別に実際に並ばない形でもどのみちしんどいだろなと思っていたところの朗報でした。
   
【想定上回った五輪チケット落選者、当選放棄も相当数】
「2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は4日、五輪チケット販売の1次抽選で1枚も当選しなかった落選者の救済策として「セカンドチャンス」と呼ぶ、新たな抽選を実施すると発表した。組織委の想像を大幅に上回る落選者が出たことが実施の主な理由。申込期間は8月中で、応募概要は今月中に公表する。秋以降に実施予定だった先着販売は、公式サイトへのアクセス殺到が見込まれることから取りやめ、誰もが申し込める2次抽選に変更した。
 6月20日の当落発表以降、外れた国民の不満感はSNSなどのインターネット上で充満した。組織委のチケット担当の役員、古宮正章副事務総長は「1次抽選で当たった人より、外れた人が圧倒的に多かった」と言い切り、「トライした方に少しでも五輪に参加していただきたい」と当初、計画になかった救済抽選を急きょ、組み込んだ。
 救済抽選に参加できるのは、1次で申し込み、落選した人に限る。1次で当選しながらも購入を見送った人は参加できない。申し込めるのは1枠のみだ。売り出されるチケットは1次で売れ残ったもので、倍率が1倍に満たなかった試合。例えば座席が数万席単位という球技などの団体競技の予選や、予選ラウンドが多い競技となる予定。人気があった開閉会式やメダル決定戦は販売しない見込み。
 企画したもう1つの理由として、1次に当選しながらも期限までに購入しなかった枚数が相当数あることを挙げた。組織委が開いた説明会では報道陣から「見通しが甘かったのでは」と、厳しい質問も飛んだ。1つのIDで最大30枚申し込める仕組みにより、当選者に偏りが出たのではとの指摘に、鈴木秀紀チケッティング部長は「過去大会に倣った」と説明。一方で、応募総数は組織委の想像をはるかに上回ったことは“誤算”だった。
 当初の目標値は12年ロンドン大会の200万IDだったが、東京大会では5月の抽選申し込み開始時点で既に319万の登録者がいた。さらに伸び、現在では約750万。「うれしい悲鳴」だが、これが相当数の落選者を出した要因となった。」
引用:日刊スポーツ

 今回の話を整理すると、8月に救済抽選が行われる。パラリンピックの抽選申し込みが8月22日に開始予定。その後秋以降に五輪チケットの2次抽選を行われるとか。2次抽選は元々は先着販売だったのに、アクセス殺到の影響で抽選になったとか。3次抽選についても「現時点で未定」と含みがあるそうです。何回抽選販売があるのか。でも、抽選販売状況にかかわらず、来春の店頭販売は必ず実施されるとか。

【東京五輪チケット、1次販売は322万枚 再抽選は数十万枚用意】
「2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は5日、東京五輪観戦チケットの1次抽選販売で購入手続きを終えた総枚数について、322万枚だったことを明らかにした。1次抽選で1枚もチケットが当たらなかった人を対象に、8月に行われる特別抽選「セカンドチャンス」については、数十万枚を用意することも併せて発表した。
 組織委によると、7月2日に購入手続きを締め切った1次抽選の当選者は9割以上が支払いを済ませたという。組織委は「音楽ライブやスポーツイベントなどの興行ではチケットは、2、3割ほどの当選者が支払いをしないことが通常のケース。それに比べると、今回は多くの方々が支払いを済ませた。感謝したい」と語った。観戦チケットは開、閉会式や陸上、水泳、体操などの競技に加え、野球など「日本で人気のスポーツ」で、抽選倍率が高かったという。」
引用:産経新聞

 組織委が行う特別抽選「セカンドチャンス」は、申し込むことができるのは、1セッションのみだとか。対象となるのは1次抽選で売れ残ったチケットが大半で、競技・種目などの詳細は月内に明らかにする方針だが、大規模会場で行う競技の予選などが中心となる見通し。秋に予定する2次抽選は、1次抽選と同様、国内在住の全ての人が参加できるそうです。

【東京五輪・パラリンピックチケット 今後の販売日程】 
7月4日:  救済抽選「セカンドチャンス」を発表  
7月中 :  救済抽選の応募概要を公表
8月中 :  「セカンドチャンス」の申し込み開始
8月22日予定:パラリンピックチケットの抽選申し込み開始  
今秋以降:  五輪チケットの2次抽選 20年春 店頭販売開始

 1次予選で見事に撃沈した当ブログでもぜひ救済抽選にもう一度チャレンジしてみたいと思います。ただ、1次予選の当選率が7~10%という狭き門であったので、救済予選も同様の狭き門だとは思いますが、一生に一度の東京五輪ですから。1次予選と同じような種目でいきたいと思います。岡山のスポーツチームに絡む、卓球、女子バレーを中心に。前回だったら男子サッカーに背番号10番を背負った選手がいたのですが。

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ファンサービスの一事例79

2019-07-12 00:01:05 | ファジアーノ岡山

 リスペクトコラムです。
 昨日の夕方頃、J2岡山から「ファジアーノ岡山に関するアンケート」と書かれたメールが来ていました。クラブフロントが回答内容について、特定個人の統計情報の形で利用し、来場者満足度向上につなげていくとありました。氏名記入欄が無かったので、一応匿名性があり、答えやすいスタイルになっていました。対象は、個人スポンサー、シーズンパス、ファンクラブ会員、またはJリーグID保有者でJ2岡山を登録クラブに選択した人だとか。いい取り組みだと思います。木村社長時代とかには無かった、風通しの良さを少し感じてきました。アンケートといえば、ファジウォーカーの学生の皆さんを思い出しますね。
    ※画像はファジウォーカーにあるイメージ画像
 質問内容は、ファン・サポーター歴、来場頻度、観戦状況、スタジアムイベントへの参加具合、所有グッズの状況(次の配布品の参考になりますね)、観戦そのものの満足度と理由、入場チケット料金の満足度、他のスポーツの観戦具合(これは今後重要になるかも)などで、最後にクラブ全体に対する自由な意見・感想を聞いていました。
 良かったのが、アンケート回答者に、抽選で少し先のホーム戦チケットを進呈するところ。スポーツ興行に限らず、商業活動の上でアンケートを取るのに、何も見返りが無いものは回答率が極端に下がる傾向にあると思います。ところが、少しでも何かもらえるとなると、積極的になるのが世の常か。仕事に関するシーンでもこういうのが何度かありました。「お客様アンケートで、抽選で●●が当たりますと入れてみましょう」とか。
 あくまで個人的な感想ですが、これが回答者全員へのチケット進呈だったら、今季今まであった無料サービスの一環になってしまいますが、抽選というのがいいですね。

 消費者の声を聞く。これは商業活動における販促策のベーシックな手法だと個人的に思っています。仕事でもそういうシーンはありましたね。百貨店や人気飲食店などはどこも、テーブルの上にアンケート用紙(社長への直行便とかもありました)を置いているのをよく観ます。満足していればアンケートを手に取る事は少ないのですが、何か気が付いて、なおかつ改善して欲しい事があったら記入するケースが多いのかな。
 かなり昔の事例紹介記事で、他クラブの「目安箱」を紹介した事があります。あれから長い年が経過しましたが、こういうアクションを取った事は個人的にうれしいですね。

 今回の回答を分析すれば、そのまま顧客管理データの構築につながりますが、ネットによる顧客分析としては、最近では名古屋さんの事例がありますね。ただ、印象度調査としては、若干心もとない気もします。なぜなら、対象者がシーズンパス購入者などであれば、元々クラブに好意的な対象集団であるので、ポジティブな意見ばかりで盲目的になる恐れがあるため。まぁ、こういうアンケートは来場者調査としてはいいのではないでしょうか。
 J2岡山は確か、J2で最も平均年齢が高く、新規来場者の割合もJ2で一番低かったと記憶しています。このアンケート結果を分析して、ぜひ今後の興行戦略に生かせて欲しいと思います。

 新規来場者を増やすやり方として、個人的に理想的と思っている方策があります。それはファン・サポーター相手ではなく、普通のどこにでもいる一般個人にアンケートを行う事です。スタジアムではなく、例えば岡山駅とかで。「ファジアーノ岡山を知っていますか?」「試合観戦に行った事がありますか?」「(観戦に行った事がないのは)なぜですか?」という質問を思いつきます。
 当然、ネガティブな意見、無関心さがよく表れる結果内容になると思いますが、そこにこそ本当のヒントがあるのではないでしょうか。今回のような取り組みを1年に1回くらいはやって欲しいですね。磐田さんなどのように目安箱を置いてもいいのかもしれません。

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