肩ごしの恋人 作:唯川 恵
続けて直木賞受賞作を読みました
予備知識なしで読んだものの、するすると読みやすく
あっという間に読み終えられました
感想としては、これは、NHKの夜ドラ枠で
ぜひともやるべき題材じゃないのか
むしろ、手垢がついている感じなのか
そう思うほど、よくあるというと失礼ながら
これが、この系統の始祖的な小説だったんだろうか
そう思わされるような
女の人生を友情のようなものと、愛情のようなものを交えて
あれこれと語る内容でありました
なかなか面白かった
キャラ立てのとてもわかりやすい二人の女性を描きながら
その生き方というか、その人生とそこにかかわる社会みたいなのを
くるくると描いて、ありそうなと思わせるような
不思議世界というか、こういう雰囲気好きだわなと
そんなことを思い起こさせるエピソードを乗り越えつつ
最終的に幸せとは何かみたいなのを
見つけたような、勘違いしたような
さりとて、人生は続いていくみたいな
そういう読後感もよろしい小説でありました
これは、安心して読めるので正月にもってこいというか
いいのを読んだと思うところ
割とあけすけで破天荒な感じでありながら、
男性読者として、十二分に女を誤解させる作りになっていて
ああ、こういうこと考えている女いるよなと
生々しく思ったり感じたりしながらも
あれこれ、思い悩む部分や、セクシャルマイノリティなんかが出てきての
頓着というか、説教とそうでないところは
人間ぽいといったらいいのか、
楽しそうな人生だよなぁと羨ましく思ったりもしたのであります
特に、破天荒すぎて、そして
人生はすべて自分のためであると言い切るような
片方のヒロインの生き方はなかなかすぐれたものがありまして、
それが、瓦解していくというか、世間にずれていくような部分が
ざまぁみろとは違う、なんというか、
いたたまれないような、素敵なようなと
あれこれはらはら思わせる感じで楽しかった
ああやって、自分を最大に見積もる人っているし、
こういうのと会話にならないというのもよくわかるなぁと
しみじみ感じ入るのでありました
結局のところどうだったのか、
そこは人生の辛みみたいなのが描かれていないように見えて、
何もかも都合がよすぎるようにも思いながら
その感じは、時代的に受けるといいますか
自分よりも少し上の年代の女性向けとして
十二分ぽい、つまるところ、
NHK夜ドラ枠だよと思わせる内容で
最近、よくなじんでいただけに楽しめたのであります
続けて直木賞受賞作を読みました
予備知識なしで読んだものの、するすると読みやすく
あっという間に読み終えられました
感想としては、これは、NHKの夜ドラ枠で
ぜひともやるべき題材じゃないのか
むしろ、手垢がついている感じなのか
そう思うほど、よくあるというと失礼ながら
これが、この系統の始祖的な小説だったんだろうか
そう思わされるような
女の人生を友情のようなものと、愛情のようなものを交えて
あれこれと語る内容でありました
なかなか面白かった
キャラ立てのとてもわかりやすい二人の女性を描きながら
その生き方というか、その人生とそこにかかわる社会みたいなのを
くるくると描いて、ありそうなと思わせるような
不思議世界というか、こういう雰囲気好きだわなと
そんなことを思い起こさせるエピソードを乗り越えつつ
最終的に幸せとは何かみたいなのを
見つけたような、勘違いしたような
さりとて、人生は続いていくみたいな
そういう読後感もよろしい小説でありました
これは、安心して読めるので正月にもってこいというか
いいのを読んだと思うところ
割とあけすけで破天荒な感じでありながら、
男性読者として、十二分に女を誤解させる作りになっていて
ああ、こういうこと考えている女いるよなと
生々しく思ったり感じたりしながらも
あれこれ、思い悩む部分や、セクシャルマイノリティなんかが出てきての
頓着というか、説教とそうでないところは
人間ぽいといったらいいのか、
楽しそうな人生だよなぁと羨ましく思ったりもしたのであります
特に、破天荒すぎて、そして
人生はすべて自分のためであると言い切るような
片方のヒロインの生き方はなかなかすぐれたものがありまして、
それが、瓦解していくというか、世間にずれていくような部分が
ざまぁみろとは違う、なんというか、
いたたまれないような、素敵なようなと
あれこれはらはら思わせる感じで楽しかった
ああやって、自分を最大に見積もる人っているし、
こういうのと会話にならないというのもよくわかるなぁと
しみじみ感じ入るのでありました
結局のところどうだったのか、
そこは人生の辛みみたいなのが描かれていないように見えて、
何もかも都合がよすぎるようにも思いながら
その感じは、時代的に受けるといいますか
自分よりも少し上の年代の女性向けとして
十二分ぽい、つまるところ、
NHK夜ドラ枠だよと思わせる内容で
最近、よくなじんでいただけに楽しめたのであります