CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】大人のための読書の全技術

2015-08-07 20:30:18 | 読書感想文とか読み物レビウー
大人のための読書の全技術  著:斉藤 孝

この一年くらい、すっかり読書人を
気取っているというか、これはもう
本を読んでいると他人に言えるレベルになったんじゃないかと
そういうよこしまな気持ちを抱いておりましたので、
この本についても、何かしらというか
ここ一年で得た何かを納得するというか、
より深く理解できるんじゃないかしらと
期待して読んだのであります

甘かった、年に500冊から始まるとか
ちょっと何言ってるかわかんないレベルだこれ

そんなわけで、量を誇るものではないと思いつつも、
度が過ぎていると感じてしまうんだが、
実際どうやったら、そんなに読めるのか
むしろそれが気になると、ずいずい
読み方について教えてもらったような
具合でありました

かいつまむほどでもないのですが、
読むとは何かというそれだなと、改めて思ったのであります
ここでは、読むというものが、知識を得るという点に
ロックオンしているというほどでもないんだが、
目的を持った読書という感じでありまして
読むことで、知識や見聞を広げる、考え方を広くするという
世の中でよく言われている読書の貢献、
それがつらつら書かれていたのでありました
私、そういう読み方していないな
とりあえずなんでもいいから、読むだけ読む
しかも、読むというのは考えて租借するんじゃなくて
ちゃんと、ページを繰って、一文字一文字見たという
それだなと反省するのでありました

いつだかに呼んだ、本を読むとは
そもそも読んだ本をどれほど正確に覚えていられるかという
問題提起をしたアレを思い出した
そのまんまだな、改めて思い知るのであります

と、なんか個人的には、そういう
エッセンスだけ読むというので読んだといわれるのは
確かにそうだし、むしろ、私の読み方より
ちゃんと汲み取っている気がするんだけども
納得がいかないような、そういう気分になったのでありました

もっとも読書はとりあえず頭に何か作用するだろうと
そのあたりは安心できるというか、読んでいてよかったと
思わされたりなんだったりしつつ
さりとて、ここで書かれているほど
日本語というか、言語に強くたくましくなったかというと
そんなことはない、むしろ、数が多いから
ぶれるようになったんじゃないかなどと
心配したりもするわけなんだが
ともかくである、読書はよいのだ

最終的に読んでおくべき50冊というのが紹介されていて
半分くらいは読んだことあるかなと期待してみたら
2冊くらいしか読んだことなくて愕然としたのであります
読書人として私はなってないのだ

そんなことを思いつつも、それを直そうとか
そうは考えずにとりあえずそっと読み終えたのでありました