王とサーカス 作:米澤 穂信
話題の本を読みました
インドとか中国とか、パキスタンだとかなんだとか
なかなかややこしい地勢にあるネパールにおける
ある王族の事件に遭遇した新米ジャーナリストのお話
ジャーナリズムとはなにか、
何かを書く覚悟とはなんだと
そういう社会派でありながら、
人間の職業というか、生きるための信念を
試すかのようなお話でありました
推理要素も多くてなかなか楽しめました
うっかりネタバレてしまいそうな具合ですけども、
安穏とした始まりからは予想もできないような、
唐突な大事件、そして、それに関係しそうなしなさそうな、
不可解な事件や事実に巻き込まれていきつつ、
海外における自分の命の軽さというか
危うさみたいなのが、本当にすりぬけていくような
現地の日常を切り取った小説でありました
うっかり死ぬなんて、当たり前にありそうだな
王族の事件については、まぁともかくとして、
手近に起こった事件については、
報道というか、ジャーナリズムについて
突きつけるでもないけども、
ちょっと考えさせられるというか、
改めて、そういう意識でおいてほしいなぁと
望んでしまうような具合で
非常によろしい説教臭さでありました
主人公が、ふらふらでもないけど、
おっかなびっくり踏み出した地平で、
しっかりそこを踏みしめるまでを描いたと
そういう言い方もできるかもやも
嫌いじゃない展開でありました
物悲しいといえばそうなんだけども、
なんかすっきりしたようにも
個人的には感じられて、いたって満足だったのでありますが
方々では、あれこれと物議をかもすというか
感想を入り乱れさせる力があった様子で
これもなかなか、頼もしい一冊だったと
個人的にはメモっておくのであります
ともあれ、当たり前の恐ろしさというか、
その場所における日常は、
自分の知っているそれではないし、
当然、そういうアウエーでは、浮かれているだろうと
自分を戒めるでもないけど、
じっと、考えて生きるべきかもしれないねと
難しいことを思い抱いたわけですけど
なかなか、楽しく読めたのでよしとするのであります
話題の本を読みました
インドとか中国とか、パキスタンだとかなんだとか
なかなかややこしい地勢にあるネパールにおける
ある王族の事件に遭遇した新米ジャーナリストのお話
ジャーナリズムとはなにか、
何かを書く覚悟とはなんだと
そういう社会派でありながら、
人間の職業というか、生きるための信念を
試すかのようなお話でありました
推理要素も多くてなかなか楽しめました
うっかりネタバレてしまいそうな具合ですけども、
安穏とした始まりからは予想もできないような、
唐突な大事件、そして、それに関係しそうなしなさそうな、
不可解な事件や事実に巻き込まれていきつつ、
海外における自分の命の軽さというか
危うさみたいなのが、本当にすりぬけていくような
現地の日常を切り取った小説でありました
うっかり死ぬなんて、当たり前にありそうだな
王族の事件については、まぁともかくとして、
手近に起こった事件については、
報道というか、ジャーナリズムについて
突きつけるでもないけども、
ちょっと考えさせられるというか、
改めて、そういう意識でおいてほしいなぁと
望んでしまうような具合で
非常によろしい説教臭さでありました
主人公が、ふらふらでもないけど、
おっかなびっくり踏み出した地平で、
しっかりそこを踏みしめるまでを描いたと
そういう言い方もできるかもやも
嫌いじゃない展開でありました
物悲しいといえばそうなんだけども、
なんかすっきりしたようにも
個人的には感じられて、いたって満足だったのでありますが
方々では、あれこれと物議をかもすというか
感想を入り乱れさせる力があった様子で
これもなかなか、頼もしい一冊だったと
個人的にはメモっておくのであります
ともあれ、当たり前の恐ろしさというか、
その場所における日常は、
自分の知っているそれではないし、
当然、そういうアウエーでは、浮かれているだろうと
自分を戒めるでもないけど、
じっと、考えて生きるべきかもしれないねと
難しいことを思い抱いたわけですけど
なかなか、楽しく読めたのでよしとするのであります